入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

     ’19年「冬」 (35)

2019年02月06日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など


 一昨日、昨日に続くが、一日1千文字そこそこで途切れとぎれに呟いていると、主張しようとする勢いや気持ちが萎えたり、内容が脈略を欠くようなことにもなる。 
 
 さて、最後に言っておきたいことは、一人相撲と認めた冬季の営業だが、実はこれまでの結果にそれほど落胆してはいない。それは他の季節についても変わらない。他所の似たような施設と比べても、そのことは言える。それにCMや映画という新しい営業の分野も、これから先も期待できるだろう。当初から比べたら、売り上げは3倍、4倍以上になったし、露天風呂の設置や望遠鏡の常設も、農協や行政の力を借りずにやることができた。
 以前にも呟いたが、どこにでもあるようなありふれた観光地になることを求めていたわけではない。インフラの整備は必要だが、できればこのまま古くからある牧場の牧歌的な雰囲気、環境と、素朴な山小屋やキャンプ場を中心とした施設であって欲しいと思っていた。今もその考えは変わらない。
 しかし今後のことについては、一介の管理人には、牧場経営も含めて何も分からない。ただそれほど遠くない日に、牧場は閉じられるか、良くても縮小され、それに合わせて観光化が進められていくことになるだろうと思う。この広大な牧場とその景観が将来どのように変わっていくか、それについては残念だがはあまり楽観も期待もしてない。何も分からないまま、安易な計画を語る人には行政も含めてたくさん会ったが、その中に信頼できる人はいたのだろうか。同じ想いを託せるような人がいただろうか。
 管理人としての務めも、いつまでもできるわけではない。山を去る日がきたら、冬の入笠はまた、そっと昔に返した方がいいかも知れない。ただそれまでは、たくさんの利用者や支援してくれた人たちの数々の厚意にに応えるためにも精一杯やるつもりだし、入笠もそれを求めていると自惚れている。スノーモービルを買ったっていいんだから。
 
 前任のMさんは20年、80歳まで牧場のために働いた。当時は牛の放牧頭数も多く、苦労も多かったと聞いた。しかし牧を去ってから後、一度たりとも、氏が牧場を訪れることはなかった。そして、昨年に亡くなった。時には牧場を思い出し、懐かしむこともあったと思うが、本当のところは分からない。見切った、などというわけではなかったかもしれないが、もしそうだったとしても、その態度を真似ることができるか・・・。

 今週末の3連休、まだ予約はないけれど上に行くことにします。一人でも二人でも、どうぞ。

冬の営業案内」をご覧ください(下線部を左クリックしてください)。予約は早めに頂ければさいわいです。





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする