入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

     ’18年「冬」(40)

2019年02月11日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など


 きょう、この写真を撮った時、"あそこ"が手招きしているぞと思いながら小屋へ帰ってきた。そしたら、偶々点けたラジオのニュースで、写真の北アルプスではなく、中央アルプスで4件の滑落事故があり、3名が死亡したとたあった。その中には40代の女性も含まれていた。
 それでつい、さっき別れたばかりのマナスル山荘本館の前で言葉を交わした、3人の中年の女性たちを思い浮かべた。小屋の夕食を前に、わざわざ夕暮れの寒い戸外でコンロを燃やし、チーズフォンデュを食べながらワインを嗜み、突如現れたおやじにも、熱々の洒落た料理をを美味しいから食べろと勧めてくれた人たち。その一方、遭難した人は厳冬期の3千メートル級の山に行ったのだから、それなりの経験、技術もあったと思う。
 それぞれが、それぞれの山を体験しようとして、その結果のあまりの違い。山は、ある人たちにとっては楽しむだけでは終わらせてくれない。別のスイッチを入れられてしまったかのように。(2月10日記)

 K山君、そうか、来ていたのか。会えずに残念だったが、君が冬の法華道を、あの古道の静けさを存分に堪能してくれたのは、実に良かった。一冬にポツリポツリと訪れる人がいるだけでも、法華道は喜ぶだろう。何年もかけて古道を復活させた北原のお師匠も、この独り言は読んでいるから、きっと大喜びするはずだ。尾根を抜けた山椒小屋跡の雰囲気なんかもなかなかだったろう。高座岩や御所が池、そう、入笠の山頂など無視しても、その方が充分に入笠の伊那側は楽しめる。
 今冬はまだ雪の法華道を歩いていない。林道はあんなふうになってしまったし、今度はスノーシューズで、やはり法華道からここへは来ようと思っている。まだ積雪は増える、都合を合わせて是非また合流しよう。今度は牧場も案内する。第1牧区やアラスカの森はきっと、気に入るはずだ。

冬の営業案内」をご覧ください(下線部を左クリックしてください)。予約は早めに頂ければさいわいです。




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