入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

     ’19年「冬」 (46)

2019年02月17日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など


 この時季、天候は寒暖を繰り返し、安定しない。そのせいかどうか分からないが、この呟きも揺れる。もう少しの間は、折角の冬の季節と付き合っていたいという気持ちが揺り戻しのように起きる。きょうの写真もちょうど1週間前に上で撮ったものだが、夜の間に、前日からの雪が白銀の世界を用意してくれた。

 オリンピック種目にもなるという人工壁の早登り競争を、偶然TVで見た。自然や気象という様々な条件の中で行われる山岳登攀と比較してみてもあまり意味がないが、ある登山家が言っていた、「山には死があるが、街にはそれがない」と。これが、まさに一番の大きこな違いかも知れない。
 恐らくこの競技なら、日本選手は活躍するだろうという思惑、期待があってのことだと思う。競技の正式な名前すらも知らないから素人発言は控えた方がいいが、それにしてもおかしな競技が現れたものだ。すでに確立している各種の競技では間に合わないような、新たな運動能力を競い合う競技なのだろうか。商業化の一途を走る伏魔殿IOCの開催国への配慮、ということはある?
 
 ついでにもう一つ、素人発言。日本体育協会だかJOCは、冬季五輪やワールドカップでのアルペン競技の毎回の不振をどのように考えているのだろう。一体なぜ日本はこれほど長い間、低迷を続けているのかを聞いてみたいものだ。モーグルとパラリンピックの競技は例外として、アルペン競技だけが他の競技と比べ、何故かその低落があまりに長く、歴然としている。猪谷千春が1956年のコルティナダンペッツォで銀メダルを取り、その後目立った活躍といえば2006年、まさに半世紀後、トリノで皆川健太郎が4位入賞したぐらいだ。ほとんどの結果が良くて10位台、そして棄権も多い。かつて、あれだけのスキー人口が支えたのにである。不思議だ。
 考えられるのが、優秀な指導者の不足ではないかという気がするが、どうだろう。また、というかそれゆえに、指導方針が一貫していないという気がする。例えば、SAJの基礎スキーがそのいい例だが、これまでの指導のやり方があまりにコロコロと変わり過ぎた。一流の選手の滑りを見ても指導者がそれを正しく理解、分析できず、生かしていけないとしたら、それでは良い指導法など生まれるわけがない。日本にいなければ、海外から優秀な指導者を呼んだらどうか、と思う。

冬の営業案内」をご覧ください(下線部を左クリックしてください)。予約は早めに頂ければさいわいです。





 
コメント
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