入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

     ’19年「冬」 (56)

2019年02月27日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など


「お前、昨日の呟きからは、まるでブタやウシを食べるのが悪いみたいに聞こえたぞ」
「ああ大先輩、そうだったでござるか。あいや、某(それがし)もたまには肉もいただきます。ただ同じ生き物でも圧倒的多数の家畜は無視され、人のやさしさが少々偏ってはいないかということを、言ってみたかったのでのでござる。」
「まあ、それはそうだが、さりとて今更どうにもなるまい」
「それであります。今更どうにもなりません。ただ、例えばあれだけ畜産業で成り立っている国の人たちが、なぜクジラやイルカに対してはあれほどまでに肩入れし、同情的になるのか、よく理解できないのでござる」
「確かにな」
「ブタやウシに比べたら、クジラのような野生の動物の方がはるかに自由で、長生きもできるのでござるし」
「確かにな」
「昨年の秋、下牧していくウシが某に言ってましたでござる、シカが羨ましいと」
「・・・・・・」

 家の中にいて気付かなかったが、外に出てみたら結構暖かくて驚いた。車を走らせている間も、窓を開けていた。遠くに人工スキー場が見えていたが、何ともその眺めがきょうあたりは、一人だけ季節外れの服装をした人のように、周囲の雰囲気、景観と合わなくなっているような気がした。秋葉神社に行く予定を変えて、今週末は毎年恒例にしていることなので、入笠へ行くことにした。

 県の諏訪地域振興局が主催して、和食や中華など様々の分野から料理人16人が参加したシカ肉料理のコンテストが開かれたと、きょうの地方版で報じられていた。意外、でも何でもないか、最優秀賞は日本料理の料理人の手によるものだったと、納得した。「観光振興につなげたい」そうだ。
 ところで雄シカは秋にはたくさんの雌シカと交尾するらしいが、出産された小ジカが自分の産ませた子であると分かるものだろうか。

冬の営業案内」をご覧ください(下線部を左クリックしてください)。予約は早めに頂ければさいわいです。



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