入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

     ’20年「夏」(38)

2020年07月15日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など


 午前中天気は何とかもったが、そろそろ限界かも知れない。それでもきょうは久しぶりに雨具を着ずに牧区内を巡回することが出来、頭数確認も一巡するだけで終えることができた。
 
 きょうも農業実習ということで男女それぞれ2名の職員が来てくれ、心配していた雨の降る前に予定していた草刈りをほぼ終え、先程帰っていった。今回もいつものように初めて牧場へ来た人、あるいはまだ第1牧区を知らない人も作業の後に案内し、その人たちが働くJA上伊那はこんな素晴らしい牧場を持っているのだということを伝え、併せて「御所平」や「法華道」のことを話し、雨乞いをした「雷電様」にも案内した。こういうことも、もっと語り継がれていくべきだと思うが、どうもそうなっていない。残念である。

 今週末の金曜日のピアノ搬入と準備、そして翌日の演奏とその収録が予定されているが、この分ではどうなるかと気にしている。当初は先週末を予定していたのだが、雨でそれが適わなかった。
 これは、ピアニストの平澤真希さんが、県の企画に応募して採用された森の中のピアノ演奏というかなり珍しい試みで、森の風景や鳥の囀り、せせらぎなどもピアノ演奏と同時に収めてDVD化される。
   
 「完全なる調和が自然の中にはあるのです。ピアノは壁の中のものですが、あえて外に持ち出し、ピアノの音を通すことで、この自然の調和がより伝わるかもしれない…」

 と、彼女は語っているが、それはピアノによる音の流れ・旋律を"触媒"にして「自然の完全な調和」を伝えたいということだろうかと、勝手に思ったりしている。屋外であるため、克服しなければならない様々な課題があるが、何とか上手くいって欲しいと願っているが、ムー。
 なお今回は趣旨に賛同し、CMや映画撮影のように、牧場の業としての扱いにはしなことにして、あくまでも協力ということに。
 本日はこの辺で、また明日。雨、雨、禍々しい。
コメント
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