入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

     ’20年「夏」(40)

2020年07月17日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など


 雨が止もうとしない。テイ沢へ草刈りに行ったが、大した仕事ができないまま帰ってきた。小降りになったらもう一度行って、刈りっ放しにしてある草だけでも始末したいと思っているがどうなることか。雨粒はそれほど大きくないのか、小屋の屋根を打つ雨音はいつもよりか静かだが、糠のような雨でもその量は依然侮れないだろう。

 昨日の「Go Toキャンペーン」なるもの、横文字の後に日本語の「トラベル」が付いたり「イート」が付いたり「イベント」までも加わり、それらを総称して「Go To キャンペーン」と言うらしいことが分かった。きょうの「毎日新聞」の1面「Go To 東京発着除外」と大きな文字の見出しで、読者がこのおかしな日本語でも理解するとの前提に立たなければ、こんな見出しにはしなかったはずだ。
 そういうことすらも知らずに山の中の牧場で、標語もそうだが、その政策の中身も同じくらい危うく、そして浅いなどと憤っていたわけだが、まだその気持が収まったわけではない。「マスク」にしても、「10万円」にしても、この働きかけ(キャンペーン)を含めたその他諸々、よく考えた上での対策だと言えるのだろうか。
 普段、国の政(まつりごと)について呟くのを控えて、わずかばかりの額の税金を自動引き落としで支払っているはずだが、それはこの日本がいい国だと思っているからだ。安気に牛の尻を追っていられるのも、長い歴史、文化、伝統のお蔭ばかりか、この国にはいっぱい智慧者がいるからだと信じていた。そう思い続けていたいが、このごろ少し不安になってきた。

 やはり、平澤真希さんのピアノ演奏の収録は中止になってしまった。本人はかなり乗り気で天候にも楽観的だったが、不親切な人にも言えるように、こんな意地の悪い天気にあまり友好的な対応を求めるのは無理なのだ。もう少しすれば気の良い本格的な夏が来る。やはり中止で正解だった。
  
 本日はこの辺で、また明日。テイ沢の草の片付けは済んだ。
コメント
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