きょうも雨は降ったり止んだりの天気のよう。こう悪天ばかりが続くと、給塩も思うようにならないし、そうなると牛との接触は限られてしまって調教も進まない。午前中、頭数確認を兼ねて牛の様子を見にいけば、入牧から1ヶ月近く経つのにまだ人の姿に驚いて逃げようとする牛がいた。それがホルスでなく和牛だったりっすると、情けなくなる。もっと堂々としていなければ、立派なその角や体躯が泣くぞと言ってやりたいほどだ。
久しくテイ沢へは行ってないが、草刈りも含めて気にはしていた。登山者が通れば状況を聞くことができるが、このごろは天気のせいか人の姿も見かけない。偶々下から問い合わせもあったので行ってきた。
驚いたのは水量で、長靴で行って正解で、登山道まで沢の水が流れ込んでいる場所があったり、流木などから判断すれば一時はかなりの水嵩があったようだった。幸い、丸太橋は下から8番目までどれも無事だった。9番目は省略した。
草刈りに関しては、クマササの成長の速さに驚いたものの、それほど急ぐこともないという程度で、むしろ北原新道の方を先にしたほうが良さそうだと感じた。登り口しか見てないが、あの状態では高座岩から本家・御所平峠へ向かうには二の足を踏む人もいるだろう。
丸太橋の中には大分痛んだ丸太もあって、新しくしたほうがいいということは行政の側でも分かっている人はいるが、分かっていない人が決済するからどうしようもない。熱帯に住む人にスケートの話をしても分からないように、こういうところに知識や、この方面の蓄積の無さを感じてしまう(もっとはっきり言ってもいいが、聞こえるわけがないから止そう)。
来週の月曜日に牛が上がってくることが決まった。それはいいとして、さてその牛をどうするかだ。今放牧している第4牧区にさらに10頭を入れた場合、管理はさらに難しくなる。もうこんなことは呟きたくもないが、きょうも縦線の中間まで行かないうちに電牧が切られていた。これは恐らく鹿の仕業だが、新しく入牧した牛たちが電気牧柵というものを学習するまでには、きっと同じことを繰り返すことになる。10頭を囲いに20日置くということは・・・、ムー。
本日はこの辺で、また明日。