入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

     ’20年「夏」(50)

2020年07月29日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など
 きょう、一日の仕事が終わるころになって、薄日が射してきた。どうやら、長引いた梅雨もようやく終わりを迎えたようだ。
 カラスが鳴き出した。その喧しい声を久しぶりに聞いたが、この天気の回復と関係があるのかどうか。その声に促されるかのように、今度はホトトギスの声もする。ただ、いつもの鳴き声とは違う。



 きょうは、東部支所の最後の農業実習の日で、金融関係を担当する2名の男性職員が上がってきた。いつもなら、実習の相場は草刈りと決まっているがそれをしいないで、第4牧区で毎日やっている頭数確認に付き合ってもらった。
 これまでのように彼ら、彼女らが、不得手であったり、慣れない草刈りを体験してもらうよりか、JA上伊那がこんな素晴らしい環境に、長年公共牧場を経営していることを知って、それを納得、実感してもらうことの方が大切だと考えたからだった。そして、それには牧場を案内がてら、実際の仕事の様子、実態を見てもらうのが良いだろうということで、幸いその結果は概ね好評だったと思う。
 8月4日には中間検査があり、その後は囲いの11頭も含め、全頭39頭を第4牧区に移動させることになっている。その前には当然、電牧や通常の牧柵の点検や補修をしなければならず、実習として両牧柵の不良個所の点検はどうかと考えてもみたが、そういうことをきょうの二人に任せて終わるわけにはいかないから、思い留まった。
 その他に、営業するかどうかまだ迷っているが、露天風呂の立ち上げを手伝ってもらった。これを実習と言うのも何だが、このキャンプ場に、こういう施設があることを知らない職員もいたからで、湯船の中から眺める天の川はここの自慢だということをしっかりと話しておいた。また同時に、キャンプ場としての今後の課題を伝えておいた。
 この牧場を使って実習した彼ら彼女らが、将来どんな立場に就くかは分からないが、「来年も楽しみです」と言ってくれた女性職員もいたくらいだから、きっと無駄にはならなかっただろう。少なくとも、自分たちが働くJA上伊那には入笠牧場があるのだと、些かの親しみと関心を持ってもらえたと、そういう意味においてだけでも。

 Mさん、確かに屋根ができれば何よりですが、鉄骨にしなければ倒されてしまいます。なかなかのことです。また気付いたことがあったら是非伝えてください。
 本日はこの辺で、明日また。

 


 

 

 

 
コメント
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