春らしい陽気がまた戻って来た。今まで耳にしたことのない小鳥のチチ、チチと鳴く声や、その間には別な鳥のルルルという忙し気な声も聞こえてくる。注意すれば3,4種類の野鳥の声が聞き分けられるのだが、Ume氏にでも訊ねてみなければ、声の正体は分からない。
そういえば、今朝はヤマバトの声がしなかったがどうしたのだろうか。もしかすればこっちが春の惰眠を貪っている間に、朝のお勤めを早々に済ませて山に帰ったのかも知れない。
ウクライナからは悲惨な報道が届くばかりだが、長野県内のcovid-19の感染者数が依然として減らないのも気になる。昨日は500人を超えたという。旅館やホテルなどの宿泊施設とか、飲食店についてはそれなりの対策がされているはずだし、ワクチン接種もかなり進んでいるようだが、介護や医療施設での集団感染がまだまだ止まらない。
因みにNHKの調べによれば、県内の1回目、2回目の接種率は80パーセントを超えている。しかし、3回目になると39.4パーセントと、格段に落ちてしまう。どうも副反応を怖れ接種を控える人がいるようだが、これについては、ファイザー製のワクチンに接種希望者が殺到したのがそのいい例で、報道が騒ぎ過ぎた気もするがどうだろうか。
副反応を怖れてしかるべき人は何らかの持病を持っている。そういう人はかかりつけの医師もいるだろうから、相談すればどうしたらよいかが分かるだろう。問題は、重篤化の心配が比較的少ない若い人たちが副反応を嫌い未接種のまま、本人が罹っていることにさえ気付かずに感染を広めてしまう場合だろう。若者同士だけで済むならまだしも、それでは終わらないから厄介なのだ。
牧場の山小屋やキャンプ場の営業に関しては、少なくとも利用者人数についてはこれまでのような対応を続けていきたいと思っている。これはコロナ対策というよりか、これまでも務めてきたことで、快適な自然環境の中でいい時間を過ごしてもらいたいというのがその趣旨、本当は気が進まないが、今年もやはり予約制を原則としたい。
昨夏は、よく来てくれて親しくなった人の中にも断った幾組かがあった。大変に申し訳ないことをした。
本日はこの辺で。