市政をひらく安中市民の会・市民オンブズマン群馬

1995年に群馬県安中市で起きた51億円詐欺横領事件に敢然と取組む市民団体と保守王国群馬県のオンブズマン組織の活動記録

大同スラグ問題を斬る!・・・渋川市の対応「ここが変だよ、その19」

2015-10-07 23:16:00 | スラグ不法投棄問題
■大同特殊鋼渋川工場のある渋川市には、今回の有害スラグ問題の原点ともいうべきスカイランドパーク遊園地があります。大同有害スラグの不法投棄の発祥地となった駐車場は、事件発覚後、立ち入り禁止となっていました。ところが、渋川スカイランドパーク遊園地で開かれたイベントにおいて、多くの客が来たため、立ち入り禁止のはずの駐車場が、あろうことか、駐車場として使われてしまいました。利用者らは有害スラグの上に車を停車させられ、有害スラグの上を歩行させられたのです。このことを報道した朝日新聞の記事を見てみましょう。また、イベント開催時の写真が当会に送られてきていますので、併せてご報告します。

**********2015年9月16日朝日新聞群馬版
鉄鋼スラグ処理費 市試算8億5800万円 渋川の有害物質問題
 大同特殊鋼渋川工場から排出された有害物質を含む鉄鋼スラグの問題で、渋川市は16日、これまでに市内で使用が確認された72カ所で推定1万4300立方メートルのスラグが使われ、処分する場合は8億5800万円かかるとの試算結果を明らかにした。角田喜和議員(共産)の一般質問に答えた。
 市によると、スラグ1トン当たり3万円として算出した。この日までに新たに道路や公共施設内の通路など計4か所で入手経路がはっきりしないスラグが確認されたことも明らかにした。
 市環境課によると、72カ所のうちスラグなどの飛散防止のために舗装したのは保育所とキャンプ場の計2カ所にとどまる。同課の担当者は「費用がかかり、国や県との連絡会議での方針が定まらず、措置が進まない」と話す。
 また、環境基準を超えるフッ素などが出て市が使用禁止としていた遊園地「渋川スカイランドパーク」の駐車場が今月2日に使われたことが指摘され、阿久津貞司市長は本会議で「イベントに相当多くの客が来てくれて、危険なため急きょ使った」と述べた。
**********


スカイランドパーク遊園地のシンボル観覧車の前にたくさんの乗用車が停車されています。


注意喚起の立札なんて無視!構わず車を入れています。立札には関係者以外立ち入り禁止とかいてある筈なのでは?元々、大同様さえ安泰であれば、住民の健康などどうでもいい渋川市ならではの絵ですね、ここが変だよ、渋川市!。


あ~あ~、そこの人!フッ素や六価クロムが敷かれてますよぉ~。歩かない方がよいですよぉ~!と、写真に向かって注意喚起してもダメか・・・。

■この駐車場は「第5駐車場」という名称だったようですが、戦慄のイベントが終わった後、9月7日に実施した当会のリットン調査団の調査レポートも、併せてご覧ください。

**********リットン調査団報告書*********
 リットン調査団、集合!!(^^)/
 なになに!有害スラグ駐車場に何も知らない一般来場者のかたがたの乗用車をじゃんじゃん駐車させちゃったのだってぇ~~。これって、まずいんじゃないのぉ~~。
 「発がん性物質の六価クロムや、骨に異常を起こす有害スラグが敷き詰められた駐車場ですけど、歩くとホコリになって吸い込む危険がありますけど、いいんですかぁ~~」って、ちゃんと説明したのでしょうね。
 兵どもが夢のあとを見てみましょう。


渋川市のこの看板には『お知らせ この場所の工事に際し、路盤材として使用されてスラグ砕石に、基準値を超える「フッ素」及び「六価クロム」が含まれていることが分かりました。このため当分の間、関係者以外の方は立ち入らないようご協力ください。今後市民の健康及び周辺環境への影響を十分考慮しながら、県の指導に基づく適切な対応を実施していきます。』と書かれてあります。
 ここで言う「当分の間」とは、“イベントの期間は含まない”という意味だったのではないでしょうか?渋川市では日本語が間違って使われているようです。ということは、渋川市ってもしかしたら、日本じゃないのかも?
 イベント期間中は一般客も「関係者」になってしまうのでしょうか?
 もちろん市民の健康を十分に考慮しながら、駐車場を解放したのでしょうね?ならば、どのような健康考慮対策が採用されたのでしょうか?



ここから車を入れたようです、カラーコーンを退かされたら、一般客は、まさかここに有害物質が不法投棄されているなんてことは、知る由もありませんよね。


アスファルトの上だけでなくロープを外し、車を有害スラグの上にまで入れてしまったようです。


なにやらロープの周りが白くなっています。薄気味悪いですね~。


サビ浮の“デカ”スラグですが、なんとも不気味で、見るからに有毒そう~。初めて見るタイプです。六価クロム入りは、やはり一味違うようだ。


観覧車を写真に写さないと遊園地らしくありませんからね。しかし、有害スラグが隆起し、このとおりアスファルトが凸凹です。腫瘍のように見えるこのアスファルトのデコボコが、どんぶらこ~、ドンブラコ~と、のた打ち回るさまは、およそ遊園地らしからぬ気持ち悪い光景です。遊園地にはとうてい似合いませんね?


凸凹アスファルトの向こうには、真っ赤なサビ浮デカスラグがこのとおりゴ~ロゴロ。その他にもデカスラグがザックザク。
**********以上**********

■スカイランドパーク遊園地工事に使用された有害スラグはフッ素だけでなく、発がん性のある猛毒、六価クロムが含まれており二重に危険です。

 朝日新聞の記事によると、渋川市長は行政を代弁し「イベントに相当多くの客が来てくれて、危険なため急きょ使った」と述べた、と報道しています。なぜ“客がたくさん来ると危険になるのか”、意味がよくわかりませんが、多分遊園地に入る車が多く渋滞が発生したのではないか?と想像されます。

 しかし、いくら渋滞が激しいからといって、六価クロムの中に一般のお客様を引き入れていいのでしょうか?また、一般客を誘導する際に、「六価クロムやフッ素を吸い込みますが、いいでしょうか?」と説明責任を果たしたのでしょうか?

 渋川市は、立ち入り禁止の駐車場を急きょ使用するに当たり、渋滞がおよぼす影響と有害スラグが直接経口摂取される危険を比較考慮し、住民の健康を蔑にする決定を下しました。

 今回の立入禁止の駐車場使用の一件は、危機管理能力がない人物の判断によるものと言わざるを得ません。もし今回、急きょ駐車場使用を決めたり、それに影響を与えたりした関係者の中に政治家がいるのなら、その人物は危機管理能力に欠けた人間であり、その職を今すぐ辞してください。

 また同様に、今回、立入禁止駐車場の急遽使用を判断した人物の中に、家族連れやカップルなど一般客が多く集まる遊園地を管理する立場の者がいる場合には、今すぐその者の退職を勧めたいと思います。そして、「あなたは遊園地の管理者としてふさわしくありません!!」と呼びかけたいのです。

 渋川市は、「この渋滞が発生したら、有害スラグ駐車場を使用してよい」と、群馬県から指導されているのでしょうか?

 そんなことはあり得ません。だったら、なぜ渋川市は、市民の健康よりも、遊園地の運営を優先するという歪んだ価値観を持っているのでしょうか。

 それは、渋川市では大同様の御為、有害スラグの不法投棄に市自ら関わってきたからです。いくら当会や、そして最近になって県や国が、「有害スラグは危険である」とおそらく渋川市に説明したとしても、「大同様のご機嫌を損ねてしまうので・・・」と市行政は理解しようとしないのです。

 ここが変だよ、渋川市!

【市民オンブズマン群馬・大同有毒スラグ不法投棄特別調査チーム・この項続く】
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関電工の準備不足が露呈した10月3日の前橋バイオマス発電事業説明会の一部始終(その3)

2015-10-07 01:16:00 | 前橋Biomass発電問題・東電福一事故・東日本大震災

■原発事故で東日本一帯に広域で放射能をまき散らした東電のグループ会社が、放射能汚染をした群馬県や近隣の山間部から調達した間伐材や廃材等の破砕物をバイオマスと称して燃焼させて、再生可能エネルギー由来の発電源として、売電する事業であるため、放射線には敏感になった地元住民に対して、きちんと計画内容をすべきところ、これまで怠ってきたため、余計、事業主体の一翼を担うという関電工に対する不信感が払しょくできないため、参加住民による鋭い質問が続きました。質疑応答は、予定の正午を過ぎても止む気配はなく、ますます熱を帯びてきました。引き続き、説明会の様子をレポートします。

住民:えー、赤城ニュータウン分譲地を分譲している会社のNと申しますけれども、今の地下水の件で、ビュータウンのところの井戸というのは、生活用水で使ってるものですから、いちいちその、枯れちゃった、どうのこうのというときに、それまた、再度掘るとか。そういった形で、1か月、2か月の間、水が使えない状態になってしまうので、先ほどの説明の中で、その、建設の中でも井戸水を、飲めるような状態まで持っていくということを、おっしゃっていたのではないかと思うんですけど、それだったら、最悪の場合、その水を、使えるような形のものを、こちらのビュータウンの近くまで持ってきておくとか、そのへんのほうを設計上、考えておいてくれれば、地下水の問題は、あまり心配しないで済むかなと、ちょっと思っているんですけれども、それもちょっと設計の段階で、考えてはもらいたいと思います。よろしくお願いします。

司会:はい、それでは、ちょっと宿題として持ち帰ります。はい、それでは、すいません、その、後ろの方、途中になりましたが・・・。

住民:あっ、俺じゃあないよね。

司会:よろしいでしょうか。はい、先にその・・・よろしくお願いします。

住民:えーと、私あのう、ここから5キロくらい離れた東金丸町の自治会長のKと申します。ちょっと噂で聞いてね。バイオマスの発電ができるというのは、いいことだなあと思っていたんですけれども、火力発電ということは聞かないし、ましてですね、この赤城山とか、この辺も、よく線量計で量ると放射性物質が出ているんですよ、すごく。(拍手)そしてね、それをね、私のところは約、千本桜から、4キロか5キロの自治会ですけれども、もし、煙突を作ってね、バグフィルターだからって、放射性物質のセシウムなんか、全然、こんなのは、透っちゃいますよ、みんな。そんなのは一般常識ですよ。バグフィルターで放射性物質が収まるなんとか全然ないわけですよ。(拍手)東電なんかは、確かに説明しているかもしれないけれど、そういう、もし放射性物質を含むことを、離れた自治会だって話して見たら、初めて聞いて私は驚きましたよ。それでね、まずはそういうことがあるから、私は他の自治会、大胡町の自治会は、全部自治会長に話して、あのう、今回来てもらいますけれども、ほんとにこれは酷いことじゃないかと。で、なんですかこれは。実際にですね、この土地に、家を建てたり、工場を建てたりするときには、そこのね、社長さんなり、施主さんが、話に来ますよ。こういう感じで、こうで、皆さんにご説明したい。そういうのがみんなルールじゃないですか。それもなんの話もなく、なんか聞いてみたら、始めているそうじゃないですか。自治会はね、あのう、水とか流れたのを、あれですよ、自治会長の許可がないと、あのう、側溝には流せないですよ。あのう、ですから地元の人はもちろん大変でしょうけども、近隣住民ですよ。この、10キロやそこらね、飛んでいきますよ。それをきちんとね、もっと我々にも分かるように説明してくださいよ。こんな、初めて聞いて驚きましたよ。

住民:いいですかね。県も悪い。関電工でここにきている人は、ここに住んでいるんではないから、責任がない。

住民:そういうことなんで、あのう、もう少しね。きちんと、全体的にきちんと宣伝して、こういうのをつくるんだと。そして住民の、よくね、意見を聞いて、それでやらないとダメですよ。自分たちの利益だけでさ、やるもんじゃないよ。

住民:そうだ。そうだ。(拍手)

住民:前橋市民だけじゃなくってさ、あのう、冬の北風に乗ってさ、行くから、私、伊勢崎に勤めているんだけども、伊勢崎の人たちも、なんとも危ないねという話になっている。それが、だけど、説明がさあ、全然ない。話が伝わっていない。

住民:初めて聞いて驚きました。本当に今日来て、これから皆に知らせますからね。(拍手)

住民:お願いします。(拍手)

司会:あのう、2つありまして、ひとつはあのう、最初に言いました飛散の問題。放射能とか。それともう一つはまあ、自治会。他の自治会の方々、あるいは他の地域の方々をどうするのかと、あのう、ご説明することになるのかと、いうことでございます。この2点についてお願いします。

関電工:えー、まず飛散の、放射性物質の飛散というご意見に関しましては、えー、私のほうとしては、そのようなことは起こらないと、いうふうに考えております。

住民:それは性善説だ。

関電工:ただし、えー、今、おっしゃったように、ですね、きちんとした、資料、数値に基づいてご説明をしなければご理解いただけない内容だと、いうふうに理解しますので、そこは我々に資料を作るお時間をいただきたい。出来るだけ早くご回答させていただきたいと思います。もう一つ、自治体に関する、所に関しましては、ですね。これは、えー、宿題として持ち帰らせていただきます。で、きちんと、えー、いろいろあります。ご意見出ておりますが、うちの上層部と確認、それから、えー、各行政の皆様と、相談を、確認をした上で、対応、見解を述べさせていただきたいと思います。よろしくお願いします。

住民:どこの行政ですか? どこの行政ですか? 相談する行政?

関電工:えー、前橋市様になると思います。

住民:住民が一番大事じゃないの? 住民が。地域住民が。行政じゃないんだよ。

司会:はい、あの、よろしいですか? とりあえず、あのう、持ち帰らせて、説明会等を、あのう、検討したいと思います。それでは次の方。

住民:はい、お願いします。

司会:じゃあ、あのう。前列の方。

住民:えーと私は、ビュータウンのYでございます。今まで大変厳しい御質問でしたので、今度は女性として柔らかい質問を、そこにいらっしゃる4人の方々に、質問させていただきたいと思います。まず、もし、あなた方が私たちと反対の立場になったとしたらば、どうですか? 一人ずつ、お答えしていただきたいと思います。賛同できますか?

関電工:あのう、私は賛同させていただきます。

住民:はい、ありがとうございます。

司会:私は条件付きでございまして、もしそういうことになった場合は、えー、そちらの事業をやるかたが、信頼を置けるかどうかと、いうことで判断すると、いうことだと思います。

住民:皆さん、よく聞いていてくださいね。お願いしますよ。

住民:今言ったかたは、なんていったっけね。名前。

司会:あっ、私、高橋と申します。

住民:高橋さんね、えらい。

住民:常識あるね。

住民:ほんとうに。

関電工:はい、城田でございます。私は、えー、まず、えー、説明をきちんと聞かせていただいた上で、まあ、最終的には判断することということになって、まいりますけれども、自分たちが有る意味、こういう立場ではありますけれども、えー、自分たちの説明内容はきちんと、えー、対策等を取っているものとして、まあ、このう、受け入れる・・・受け入れるというんでしょうか。という形で、最終的にはなると思っています。

住民:自分とこの家の隣にこれができたら、賛成できるの?

関電工:勿論、あのう、隣にできるけれども、先ほど、えー、説明、福本がしておりますように、大体、対策が全て実現できるということであれば、・・・受け入れると、いう話です。

住民:それが実際にね、私たちの立場になったらば、絶対にそんなことは、私、ないと思いますよ。絶対、無いと思います。お願いします、次の方。

関電工:はい、秋元と申します。えー、私・・・があのう、皆さんの立場になった、ということですけれども、えー、まあ、自分が考えて、そのう、設備ができること、心配なこと、あと、あのう、素人であれば分からないこと、というのを、きちんと説明していただいて、えー、で、それに理解ができれば、賛成したいと思っています。はい。

住民:でも残念なことに、今回は、あなた方からの説明会を、いくら私たちが、やってくださいと言っても、今までなかったんですよね。ほんとうに。ですね。ですから、あのう、私はこれから今申し上げることは、ここにいらっしゃる皆さん、反対住民、一人ひとりの心の叫びとして聞いていただきたいと思います。私たちは、この赤城に住みまして、本当に静かな生活を送ってまいりました。ところがね、ある日、降って湧いたような、何なんだろう、これは? というような、私たちにしてみれば事件と言わしていただきます。あなた方は、我々が騒がなければ、このような場も持っていただくことはなかったでしょう? どうでしょう? どうですか? お答え願います。

関電工:えー、一番・・・一番最初の、この、お話しをしていただきました、

住民:そうですね。同じ質問したと思いますよ。

関電工:はい。我々が、思っているところを伝えさせていただきますと、我々はやはり、ご説明をさせていただくときに、あのう、個別にと、いう言葉を使わしていただきましたが、意味としてはですね、一つ一つのご質問に、丁寧にお答えするのは、集団ではなくて、小さなグループでお話を伝えさせていただくほうが丁寧であると、我々としてはですね、そのような考えのもとに各個、えー、お話をさせていただいたと、いうのが私たちの当初の考えでございます。えー、この時間を、えー、持ったのは、ですね、たしかに皆様のご意見を反映させていただいて、こういう時間を持っておりますが、えー、当初から思っている通り、こういうところで出たご意見に対して、一個一個丁寧に、お話をする上ではですね、各個にご意見いただいた方に対して、説明に回るというところは、方針は、根本的なところは、私自身変えておりません。ですので、継続的にご質問があれば、今後とも、ちゃんと回答をしてまいりますし、こういう形で、えー、集会的な形でやるという部分に関しても、ご意見としてですね、反映させて、今後きちんとやっていく所存でございます。

住民:個別ではさあ、あのう、一人ひとりしても説明してもさ、みんなの意見が聞けるところでね、聞いたほうが、理解が深まるんだよ。

住民:そうですね。で、私たちは、これからの群馬、赤城山、未来の子どもたちを、この自然豊かな、赤城山を守らなければならないと、思っております。(拍手)そして、私たち住民、一人一人のこの叫びを、よーく聞いて、持ち帰ってください、よろしいですか? 赤城山山麓にはバイオマス発電所は要らない! で、なにがなんでも反対をいたします。断固反対でございます! 反対!! 反対!! 反対!! 反対!!(拍手)以上でございます。よろしく。

関電工:ありがとうございました。あのう、ご意見はいただきました。他に、ご質問ありますか? えー、と先ほど手を挙げられた方、3列目の方、よろしくお願いします。

住民:Kと申しますが、このフラワーパークをはじめ、この観光地が、キャンプ場があるこのど真ん中でこういうことを許す県のほうに、私は本当に文句を言いたいですね。(拍手)なぜやるのか? それとも県の誰かのメリットなのか、を伺いたいですね。ほんとに、どうしてそれが・・・よろしくお願いします。

住民:そのとおり。そのとおり。

司会:じゃあ、よろしいでしょうか。

関電工:すいません。今、頂戴いたしました、あのう、群馬県様がどうお考えになるかと、それについては申しわけございません。私の口から申し上げることもできませんので、今こういったご意見をいただいたということにつきましては、間違いなく群馬県にお伝えします。

住民:(県を)呼んでくれ。

住民:伝えて、回答貰ってきてね? 伝えるだけでなく。

関電工:まあ、あのう、群馬さんにも、今回、こういったお話があったことはきちんと伝えたいと思います。

住民:次回の時は、呼んでよ。我々が呼んだって来ないんだから。(県と)共同作業をするんでしょう? 共同作業でやっているんでしょう?

関電工:あのう、事業につきましては、手前ども、事業者側のほうできちんとご説明をさせていただくと、いうことで、説明会は、執り行なわさせて、いただいております。

住民:前橋市行政の人たちを呼んでくださいよ、一緒に。

関電工:えー、そちらにつきましてはですね、私どもの方からというところはですね。やはり私どもは事業者として・・・

住民:そういうふうな要請がありましたと、いうふうに伝えてください。我々は何回も・・・。

関電工:ああ、住民の皆さまの・・・住民の皆様からそういったお言葉をいただいたということは・・・

住民:伝えて。伝えて。向こうの誰がこういう返事をしましたということまで、教えてください。

関電工:はい、分かりました。

住民:伝えたよ、だけでは分からないんで。その返事は誰がやったんだ、市長なのか? 環境何たら部長さんだとか、ね。市も県も含めて教えてください。そこまでね?

関電工:はい、承知しました。

住民:来てもらうんなら、それが一番いい。

関電工:はい、分かりました。

司会:他にいかがでしょうか? はい、それでは2番目のかた。

住民:はい。地元の小川という者ですけれども、3つほど、お聞きしたいんです。ひとつは、最初はちょっと意見になるんですけれども、えー、先だって新聞にですね。前橋市に放射能汚染の木くずが持ち込まれたと、いうことで、私調べてみました。あの、市長さんにも聞いたんですけれども、ちょっとあらましを申し上げますね。私の調査した範囲で。よくメモしてくださいよ。えー、2011年3月に、福島の第1原発が、まあ、はねましたよね。それで膨大なセシウムが、まあ、群馬県の山間部も含めてですね、降りました。とくに福島が酷い。で、福島県で製材をやっている業者、福島県木材製造協同・・・連合組合というのかな。多分、ここはですね、その樹皮を剥いたやつが高濃度のセシウムに汚染しているんで、東電の復興本社、今、福島にありますよね。多分ここに駆け込んで、なんとかしてくれと、相談に行ったと思います。まあ、これは間違いなくそうしたはずです。で、それを受けた復興本社ではですね。何とかしないといけないということで、コンサルタントを、呼んで、ですね、何とか仲介、というか、何とかそれを処理するようにと、いうことで話を付けて、えー、本宮市にあるですね、製材所から、1カ月200トンくらい出るらしいですけれども、それをそのコンサルタント、元官僚です。数億円で請け負ってですね、それの一部。全部で数千トンくらいになったらしいですけども、その一部をですね、「何も分かりゃあしねえだろう」と、いうことで、船で、多分大洗かどっかの港からですね、なんと鹿児島まで運んだんですよね。で、鹿児島のバーク堆肥を作っている業者に、「これ使ってみろ」と。「安くしてやるから」と、そしてバーク堆肥の人は「すいません、これどこから出たんですか?」「いや、福島なんですけど」とその時言っちゃったから、「申し訳ないですね。うちお客さん、安全・安心第一なんでそういう者は引き取れません」ということで突き返されたので、そのコンサルタントは、いろいろ手配をして、いろんなネットワークが有る様ですけども、サンパイ業者で。なんと滋賀県のですね、高島市、琵琶湖の西岸にあります。ここの鴨川というところの河口にですね、それを捨てちゃったんだと。要するに道路が低いところが、有るからそこを埋めたらいいじゃないかと、いうことで、勝手に捨てちゃった。そしたら、地元の人がね、見てる、ちゃんと。どうもおかしい。というので誰かが、ガイガーカウンターで測ったら、どえらい数値だというので、バレて、で、県も驚いてですね。それ埋めたやつを、コンサルタントを呼んで、その後これが刑事事件になっていますけども、結局この間、判決が出て、えー、罰金100万円。数億円を東電からもらったんですよ。罰金100万円、執行猶予。今まあ、左団扇で、もうあと人生暮らせますよね。きっとね。で、そこの、捨てたやつを、そのコンサルタント、田中っていう社長ですけれども、あろうことか、ですね、北関東の自治体に運んだんですよ。で、その時のニュースはそれでお終い。しかし、つい最近になって、滋賀県の市民団体の人がですね、情報開示請求をした。そしたらですね、群馬県の前橋市に行きました、ということで、私も新聞見てですね、なんで群馬県が狙われたのかと、まあこういうバイオマス発電で行政がみんなヨイショしているから、そこに持っていけば、一番、要するに敷居が低い所、水が流れて低いところに流れる。敷居が低いところ。そうでなくても群馬県はですね、某鉄鋼メーカーが、毒物の入ったスラグをですね、県土にバラ撒いているという、こういう稀有な自治体ですから。すいません、ちょっと話が長くなってね。先を急ぎます。で、おととしの2013年のですね、えー、2月ごろ捨てて、5月ごろバレて、で、2013年の、えーといつだったかな、7月から8月ごろですね、撤去して、それで、(前橋市に)持ち込んだのは2014年のたしか春ごろ、前橋市のね、某、名前は、市長が言うには「明かせません」と言うんですけれども、私は大体メドはついているんけどね。そこに持ち込まれました。310㎥3だか、10トンだか。で、それで持ち込んで、ですね、すぐ破砕したんですけども、そこは、他のほうのバーク、いろいろな廃材も含めて、混ぜてしまったんですね。いわゆる、マニフェストとさっきおっしゃいましたけども、マニフェストを辿ったところ、ですね。そこで他のバークと混ぜちゃったから、有価物としてその先行っちゃったので、前橋市はですね、実は2014年の12月4日、あ、5日か。滋賀県から県庁の職員が3人来て、実はお宅のほうにこういうのが入ってますと、業者これこれですと、言って、前橋市の環境課の職員がですね。ビックラこいて、調べたんですけれども、その時、じゃあ、某、受け入れたメーカーをいろいろ調べてたんですけれども、その時にはもう、とっくにどこかに出しちゃった。マニフェストがない。つまり産廃からですね、有価物になっちゃったんですよ。だから、どこに持っていたか分からない。そういうやつが流通しているんです。だから、皆さんこれね、群馬県のところで入ると、だけど万が一、違うところからも入ると言った時に、福島県から出たやつが、いろんな加工をされてですね、わからないんですよ。(拍手)誰も担保できない。しかもですね、関電さんの元締め、まあ、東電の子会社みたいなものですけどね、御社はね。ていうか、子会社ですよ。グループ会社です。だから、私は非常に疑問に思っているのは、しかも電中研。電力会社がカネ出してですね、研究所を作って、その敷地の中に、ですね、まあ、一番株主の東電のグループ会社が、こういうやつを作って、しかも今申し上げましたように福島県から物理的に距離的に近い。まあ、実はですね、他の膨大なバークはどうやって処理しているかと言うと、やっぱり焼却処分を最終的にして、深谷にある、あのう、ところで燃やして、ですね、その灰を、また福島県に持って行っているようですけれども、この灰だってですね、燃やせば・・・ああ、すいません。あのう、産廃の時にね、滋賀県が測ったときは3900ベクレルだったんですよ。だから、8000ベクレル以下だからね、問題ない。山本龍市長はね、8000ベクレル以下だから、踏み込んで調査するわけには行かないと、合法的だったと。だけど、8000ベクレルはね、サンパイの基準で、本来それが、例えば住宅地とかね、農地とか、そういうところに入る時は、たしか400ベクレルですよね。400ベクレルだって、嵩上げしたようなものですよ。みな、東電のね、おたくのグループ会社の元締めのせいですよ。それがね、よりによって、我々がこの迷惑をして、復興資金まで払って、電気代まで高いやつを払ってね、今ケツ拭いをしているときに、また、なんでこういうのを持ってくるのか、というのが、非常に疑問です。(拍手)えー、すいません。えー、それまず、意見になっちゃったね。あと2つ。あのねえ、この「燃やす」という事は、まあ、私も地元で果樹をやっているんだけれども、群馬県の農政部とかね、JAはですね、剪定した枝をね、「燃やすな」って言ってるんですよ。で、確かに燃やすとね、ガイガーカウンターで量るとね、0.25や0.3、つまり、えー、0.24以上になっちゃう。今だいぶセシウムがね、半減期で少し下がっていますけれども。で、「どうすればいいだ」と農協に聞いたらね、「破砕機にかけりゃあいいんだ」と言うので、私は、破砕機を買うカネもないから、農協に行っても「破砕機が無い」って言うかから、東電に行ってですね、「すいません。破砕機をね、調達してください」と言ったんですけれども、「そういうことはできません」と。だけどこういうことになるとですね、そういう山、群馬県の山は先ほど言ったように放射能汚染レベルが依然として、ものすごく高いです。人が動いているところはね、いろいろ持ち去ったりして、拡散しているけれども、山に入るとですね、結構高いですよ。先ほどそういうお話がありましたよね。それを燃やしたらどういうことになるか、これは相当高いやつがね、集められるわけです、膨大な量。これはね、だから、なぜこういうことを、燃やせるのかということが、皆さん、まあ東電というビッグカンパニーのね、背景で、行政を動かせるんでしょうけども、私らね、納得いかないですよ。(拍手)一所懸命、除染というところで我々も努力して、えー、燃やさないようにしていると。本当にねえ、剪定枝の処理はね、大変なんです。燃やすのが一番簡単、今までずっとそれをやっていたんだけど、それを燃やせなくなっちゃんたんですよ。東電は「そのことは知りません。破砕機は貸せません、買えません」と、こういう話なんです。何とかしてください。最後、3つ目。最初は確かね、煙突から水蒸気がバンバン出ると。その根拠は、地下水をたっぷり吸い上げて、貫流ボイラーでね、要するに、えー、水を汲み上げて、それをそのまま燃焼炉の周りの、伝熱管で暖めて、さらにスーパーヒートしたやつをですね、タービンにぶっこんで、その排気は空中に流すという話だったんでしょう。だけど、そうすりゃあ確かに、水の処理は要らなくなりますよね。煙突から水(=蒸気のこと)はバンバン出る。それがまあ、今回初めて復水器で、こうサイクルを描くようなものにはなっていますけれども、これはやっぱりあれですかね? 今言ったように、水の節約と言うことになると、なぜ井戸が2本も必要なのかと。どのくらい水量が要るのか知らないけど、本来だったらゼロエミッションで、何も取らない、何も捨てないというやつを、まず技術的に追及して、そういうことを考えなければダメでしょう。これ、誰が描いたのか、知らないけども、それを見ると冷却系統が全く描いてないもんね。だから本当に不思議なんですよ。まだ、計画が固まっていない。例えば、このような漫画でね、とりあえず、準備説明会で「はい、やりました」と言えば、行政は「ああそうか、そうか」、特に群馬県なんかはね、さっきも言ったように非常に敷居が低いから、「ああそうかああそうか、、そうか。俺たちも出前講座ぐらい、地元から言われかねないと思って、嫌だったんだけども、俺たち(出前講座に)出ずに済むな」と、こういうふうになっちゃうんですよ。今まで、そういうケースが散々ありましたよね。だから本当にね、おかしいんです。あ、それとね。もう一つ、排水について心配なことは、もしかしてね、ボイラーの構造上、例えばそういう汚染したような、汚れた水をね。ボイラーの中で温度調整のためにね、水噴射をして、それで、要するに空気中に水蒸気としてね、出してしまえばよいのではないかと。私が心配なのは、セシウムなどは、バグフィルターを易々通りますから。煙突、あの、固形物の灰、飛灰とか主灰はね、勿論測らなければいけないけど、えー、とにかく、煙突のところでね、そういうものをきちんと測らなければいかん。だから、一回作ってもらっちゃうとね、何をされるか、管理上ね、皆さんのフリーハンドになるわけ。それで、群馬県に「立ち入ってください」というと、「いや、報告で十分だ」と。こういうことになるわけですよ。だから、中で何が行われても、分からないです。えー、3つほど言ったんですけど、多分みんな殆ど意見なんですけども、これ、よーく身に染みて、特に、あのう、ここは前橋市はですね。そういう木くずがもう持ち込まれて市民の人が知らない間にね、そういう危険な行為が行われた。山本市長は、あのう、憤慨してですね、えー、8000ベクレル以下のものでも、ほんとはきちんと最初に、知らせてもらったら、あるいは、もっとベクレルをさげたらですね、合法的に我々も踏み込めるんだと。だからこれは国に質問状を出すんだと、いうことで、まあ2月の選挙も睨んでですね。非常に積極的なことはおっしゃってました。以上です。(拍手)

関電工:えー、とですね。すいません、お答えできるところは、先ほど水蒸気という部分ですが、そこの部分は、実は、ちょっと、えー、お間違えかなと。えー、えーと、ここで、ボイラーで燃えて、ぐるーっとこの灰を回収しつつ、排気ガスという形でここから出て行くものでは、系統上のお水は、一切入りません。薪、まあ、ペレットなどの木質チップ、の持っている、その中で含まれている含水と言われるお水、水分ですね。それと木質部分が燃えて出て行く排気、ガスが出て行くだけですので、えー、この煙突から、水蒸気が出るということはございません。そこも、きちんと、えー、資料として、ご説明できるようにしてまいりますので、えー・・・

住民:いやいや、あのね。こういうバイオマスにしても廃棄物を処理する場合の、あるいはもう燃焼器自体、内部の温度調整で、水噴射というのは、大体やれるようになっているんですよ。水噴射で温度コントロールをする。まあ、一番のあれは、いわゆる、えーと、ダイオキシンのコントロールで、バグフィルターのところを400度前後にね、コントロールするってやつは必ず付いていますし、多分、普通のね、この木質系のボイラーでもね、付けられるはずですよ。まあ、そこは、細かくどうなるか、そこまでは最終的にどうなるのか、まだ確認できませんけどね。

関電工:まさしくですね、えー、しないとですね、えー、いけませんと、思いますので、それもきちんと説明できる形で、お持ちしたいと思います。で、そこの部分に関しては、排水も同様にですね、きちんと、えー、ご説明できる資料を、お持ちするようにいたしますので、よろしくお願いいたします。

司会:あと、あれですかね、福島からの、あのう、木材、あるいは破砕等の、まあ混入の可能性というのをご心配なさっています。

住民:ちょっといいですか? 関連質問なんですけれども。

司会:はい。

住民:じゃあ、よろしいですか? 福島だけじゃなくて、栃木、これは栃木ですね。まあ、我が群馬県もそうなんですけれども、放射線、これは当時のマップですよ。これ。それで、栃木県は森林、群馬より非常に森林があって、非常にあのう、盛んなところです。ここの汚染も非常にひどいんです。群馬県も森林県ですけど、北部は非常に汚染されています。それで、この汚染される、栃木県のその木材を入れることは、やめていただきたい。福島と同じように。それと、我々の安心材料としてですね。群馬県のエリアごとに全~部、木材を切り出して、粉砕して、それから木くずにして、ゲルマニウム半導体検査機にかけて、どのくらいの汚染量かをきちっと出してください。群馬県の木を使うということであれば、そのくらいのリスクはきちっと回避するために、やっていただきたい。それから、群馬県はバイオマスに関して理解がある県だと、おっしゃっていましたけれども、ここの群馬県のバイオマスの、その計画の中に、課題というのがきちんと書いてある。読んでますか? 課題。 福島の原発事故に関連して、放射能物質が、あります。で、これを取扱う時には安全安心、これをきちっと検討する必要がありますと、きちっと書いてありますよ。ご存知ですね? それに対しての、要するに取り組みが何も描いてないじゃない。それもきちっと検討してください。それから、もう1点、ちょっと長くなってすいません。8月に、群馬県の野生動物のセシウム検査をしました。鹿から多量のセシウムが検出された記事が載っています。どのくらい含まれているかと言うと、300ベクレル/kg以上ありますと。800ベクレルになってますが、なにか、ワカサギとか解禁になったかもしれないですけれども、もっと高い、鹿のセシウム汚染が発見されているんですよ。で、そこの産地どこ? 前橋市なんです。前橋市と言うことは、多分赤城山ですよ。そういうことをきちっと調べていただきたい。先ほど、私が心配しているのは群馬県の木をエリアごとに、非常に細かくエリアごとに、セシウムの、量を、ゲルマニウム半導体にかけて、どのくらいの量を有るかをきちんと調べてください。それから、先ほどいろいろ基準になっている40ベクレルとかなんとかという資料を出したときに、薪を燃やした時に、あの、日本全国から燃やした、林野庁がですね、その時に、群馬県の木材が、2件載っているんですよ。ご存知ですか? そこには、要するに、枯れた材木、多分マツクイムシで枯れた材木だと思うんですけど、それを燃やした、その時の燃焼灰に残ったセシウム量は非常に高いんですよ。で、それも、最初に分析した時のセシウム量は、20ベクレル/kg程度のものを燃やした時に、残ったのは4000とか6000とかっていう値になっているんです。それで木質ペレットは、ちょっと危ないな、というふうなことで、多分あの電力研究所の中で作っていた木製ペレット、ストーブ用の事業はなくしたんだと思うんですよ。これは想像ですから分かりません。私は、3年前にあそこの研究所の、その、5月にやる、えー、解放した日に行って、「あっ、これはいいなあ」と思って見たんですよ。チップ化してね。で、「マツクイムシでやられたやつを、全部これにするんです」と。「あっ、俺も買いたいなあ」と思っていたんです。ところが半年も経たないうちに「セシウムで、汚染で、ダメです」と。多分やっていないですよ、今は。事業でやっていないんじゃないですか? それは、関電工さんと同じグループのところだと思うので、良く調べてください。以上です。

司会:はい、そ・・・それでは、まあ、「調べる」と言うことで、ご意見、をいただいた、ということでよろしいでしょうか?

住民:あっ、それでね、あの、森林のセシウム量を測って、きちんとデータを出してくださいという要望。これに対しても、きちんと答えてください。

関電工:えー、今のご要望に関しましては、ですね。ちょっと持ち帰ります。えー、当然、えー、私ども、調べ、勉強不足のところ、ございますので、えー、きちんと勉強した上で、ですね、えー、対応する方法を、併せてご回答申し上げます。

住民:現実にそう、なっちゃんうんですけれどもね。

関電工:えー、そのようにさせていただきます。お願いいたします。

住民:関連でいいですか?

司会:はい、それでは、2番目の・・・よろしくお願いします。

住民:ご苦労さまでございます。地元の市会議員をしております、近藤と言いますが、えーと、2つほどですね、確認を、させていただきたいんですけれども、えー、まあ、地域の住民の皆さんが、これだけ心配をしている、不安に思っている、或は反対している、ということで、今、その、この説明会が進行しているんですけれども、そして先ほど、えー、南側353南側の隣保70軒あるんですが、「全く、知らない」「説明会の予定もない」ということで、ま、憤慨していらっしゃいました。で、私のところに、まあ、こう、地域の皆さんから、説明会してほしいと。なぜ、関電工という大企業でありながら、地域の皆さんに、十分な説明会をするという、予定がないのか、という、非常に、えー、疑問の声、或は批判的な声が、日に日に高まっていると、いうふうに思います。(拍手)そういう点で、ですね、えー、具体的に、先ほどのお話ですと、まあ、12月のトーセンさんの説明、は非常に具体的なお話ですが、もっと直近で、ですね。えー、対象を先ほど、東金丸の自治会長さんもいらっしゃいましたが、宮城や、或は、関係旧3町村とかということで、ですね。しっかりと、説明会をですね、するというのが、関電工さんの、企業としての、責任だと思いますので、ぜひそういうふうに、あらためて(説明会を)していただきたいと。この点でのお考えを、お聞かせていただきたいと思います。もう一つはですね、既に、この事業に対して、えー、開発に対する事前協議と言うのが、進められております。えー、まあ、概ね、10月のはじめか中旬ぐらいには、えー、これの協議が整う可能性があると危惧しております。そうしますと、この、ま、開発許可申請というのを、今度、事業者さん、つまり関電工さんの関連事業者さんが出されると、開発ができると、いう手順になっていくんだと思います。しかしですね、これほどの疑義が生じていて、十分な回答も出せない。こういう中で、事業者側、企業側がですね、開発許可申請を出すというのは、これは、大変重大な問題だと、私は思います。ですので、これはしっかりと、先ほど言いました説明会を、まず、すると、いうことなしには、ですね。えー、開発許可申請を、企業の責任として、出すべきではないと、私は思いますが、この2つの点についてご回答をお願いします。(拍手)

司会:それでは、2点について、お願いします。

関電工:えーと、一つ、旧三町村を含めた住民説明会、という部分に関してましては、えー、今回、この会にもですね、この説明会でもご意見をいただきましたので、対応する方向で、ですね、やはり、宿題として持ち帰らしていただきます。えー、それと、えー、もう一つ、開発許可申請に関しましては、既に提出済みです。こちらの方は、もう既に提出をされております。えー、お役所様のほうで、行政のほうでも、受け取っていただいている状況でありますので、その辺はご理解をいただきたいと思います。

住民:であるならばですね、あのう、事業者側として、この開発許可申請を出しているけれども、凍結をしていただくと、いうのが、責任ある対応だと思いますが、どうですか?(拍手)

住民:ごもっとも! そのとおり!

関電工:はい、えー、説明を丁寧に続けさせていただくと、いう形で、責任を取っていく所存でございます。

住民:これは、大いに問題があると思いますので、この凍結をすべきだという、ここにらっしゃる、圧倒的多くの皆さんの思いですので、これをしっかりと受け取っていただきたいと、思います。(拍手)

場内から:そうだ。そうだ。

関電工:はい、ご意見としては、えー、きちんと、受け賜って伝えるようにいたします。

司会:えー、だいぶちょっとあのう、時間が過ぎておりますが、あと、あのう、2、3のご質問、で、よろしければというふうに思います。で、一番、後ろ・・・あの、端の方、まだ、ご発言をなさっていないのでは。

住民:・・・・

司会:一番左のかた。

住民:ああ俺?

司会:あの、一番左の方は、まだ、ちょっとご発言していない方は・・・

住民:一番端ですか?

司会:えー、あのう、すいません。お名前があれで、申し訳ないです。

住民:関電工さん、お疲れ様です。えー、プロダクション○○のSと申します。今日、すばらしい言葉を、たくさんいただきましたね。えー、一つにまとめるとしたら、絶対反対だと。バイオマス発電事業は絶対反対だと。これは会社に持ち帰っていただいて、絶対反対の方を、絶対賛成に導く材料をしっかり持って、次回は説明会をしていただきたいと思います。以上です。(拍手)

関電工:はい、ありがとうございました。えー、そのように取り組んでまいる所存でございます。

司会:それでは、一番後ろの方、どうぞ。

住民:えーとね、地元のIなんですけれども、これ、原発やってる電力会社たちも、口を揃えて言ってることなのですけれども、「安全です」「安全です」何を根拠に言っているのか素人考えでは分からないけれども「安全です」ということを、建前で言っていますよね。これも今回そうだと思うんですけれども、あのう、この事業をやることによって、風評被害、ね、これ一番怖いことなんですよね。農業にしろ、観光にしろ、ね、フラワーパークあり、えー、千本桜あり、ドイツ村あり、えー、ね、群馬は畜産というのが、前橋は畜産というのもやってます。この風評被害に対する、風評被害っていうものをどのように捉えているのか? それとね、えー、何だろう・・・ちょっとド忘れしちゃいましたね、・・・うーむ。ああ、ごめんなさい、ド忘れしてしいました。とりあえずそれ、どのように考えているか、ご返答お願いします。

司会:はい、ありがとうございます。ひとつ、よろしいでしょうか?

関電工:はい、えー、風評被害という部分に関しましてはですね。えー、これから何度も、えー、ご説明をさせていただきます。きちんとしたものも作ってまいります。で、それにご理解をいただくために必要な図面、えー、資料等々決まれば、そういったご解説をしていくようなですね、指摘も踏んで、風評被害が起こらない、そのようなプラントをきちんと建設して、運営してまいる、というのが我々の方針であり、考えでございますので、ご理解の程、よろしくお願いしたいと思います。

司会:えー、それでは、ちょっとお時間の関係でもう一つご質問があれば、受けたいと思いますが、はい、それでは右から3番目の・・・よろしくお願いします。

住民:えーと、時間がないので、手短にいきたいと思うんですけれども、今、えーと、きちんと説明するという、今の関連ですけれども、きちんと説明していないから、住民は不安になって、全部隠してきたものを、5月からも4カ月間、無駄ですよね。ですから事業計画だって、それの、もう、数倍は、後ろにずらしてもらわないと、住民理解は全然進まないというのが、今日のスタートだと思います。これ、ちょっと関連ですけれど。で、最後に、あのう、前回も事前折衝で、宿題がいっぱい持って帰ります。帰ると変わっちゃうんですね。で、今日も宿題をたーくさん持って帰ります。で、変わっちゃうんですよね。ですから、次回はきちんとその場で判断できる人が、必ず出席することが前提条件です、と。以上。(拍手)

関電工:はい、えー、今の話もですね、きちんと、えー、報告、伝えまして、対応できる、えー、形を、伝えて、まいり・・・回答できるようにしてまいります。以上です。

司会:えー、よろしいでしょうか?

住民:今、思い出したんですけれども・・・ド忘れしたことを。

司会:じゃあ、あのう、ほんとに最後にしていただいて、どうぞ。

住民:あのう、いろいろさ、話を聞いていて、御社のほうの説明っていうのは、性善説で成り立っている話だと思うんですよね。だけども、実際の社会では、性善説というのは、期待をしてても、まああのう、いろいろおかしなことが起きているわけですよ。で、これもそうなんだけども、いろいろ説明の中では、これ最善の場合のことを言っていると思うんですよね。これ、何か事があってからじゃあ、遅いんですよ。その時に、あのう、企業側としては、最悪の場合を想定してほしいんですよ。で、その最悪の場合っていうときに、どういうことが起こり得るのか、そういうのも説明してもらいたいです。(拍手)

司会:はい、それではお願いします。

関電工:はい、えー、今のやはりお答えはですね。えー、全ては、えー、企業も含めて、必要ですけども、当然この地域に対するリスク対策という部分もですね。当然、我々も進めておりますので、そちらも、えー、きちんと、我々がどういう考えでですね、そういうものをしているかと、いうのは、ちゃんと次にご提示できるよう、整えて、ご報告させていただきます。

住民:最後、最後、関連。

司会:はい。

住民:今の、えーと、関電工さんは、環境を、えー、基本計画みたいなものが有ります。すばらしいことだと思うんです。ISO14000を全社でやってました。今回の発電所はISO140001の対象になるのか、ならないのか、私は一週間前に、本・・・メールで問い合わせしました。今の太陽光発電は、14000の対象ですかとお聞きしましたら、何も返事が有りません。そんな会社です。このバイオマスはどうですか? 14001を守りますか? 守りませんか?

関電工:えー、回答します。設計思想としては、当然、全社で取っておりますので、えー、その設計思想は当然、含んで絵を描いております。ただし、ISO14000、これは品質管理9000とかですね。そういうのも一緒ですけれども、そのプログラムに、えー、乗せると、えー、今考えておりません。えー、今のご意見、今のはですね・・・

住民:なぜ、ですか?

関電工:はい?

住民:何で、ですか?

関電工:えー・・・

住民:こんなに外部環境に影響のあるものを始めようとしているのに、なぜ14000をやらないんですか?

関電工:ご意見として、えー、すいません、それもですね、きちんとした回答をしてまいります。もってまいります。はい。

住民:まわりには、ホタルも棲んでいる。人間だけじゃないんですよ。14000をしっかりやって、すべての外部環境のものに一個一個、手を打つのが、これは一部上場の関電工さんの責務だと思います。はい、お願いします。

住民:14000だけじゃなくて、ISO9000も

関電工:えー、わかりました。えー、そちらもですね。ご意見として承って、えー、考えておきます。次にお答えをいたします

司会:えー、それではちょっとあのう、2時間を大幅に過ぎておりますが、本日は、長時間に亘りまして、お時間をいただきましてありがとうございます。えー、私ども、一応あのう、12月に説明会ということを、考えて、ございますけれども、皆様からのいろいろなご意見などを承りましたので、あのう、ちょっとあのう、持ち帰って、ほんとに真摯に検討したい。皆さんのご質問なりを反映させたいというふうには思っております。で、ご質問につきましてはですね。まあ、説明、あのう、別途説明会を設けることは、別として、とりあえず、えーと、分かる範囲内で、皆さまには広く、えー、ご回答はしたいというふうには、思っています。それから別にご質問をされる場合はですね。プロジェクトのところに連絡先がございますので、そこに電話をいただければ、対応したいというふうに思っていますので、よろしくお願いしたいと思います。あのう、本日は長時間、どうも、貴重な意見やご質問をいただきまして、ありがとうございました。あのう、これで、あのう、説明会を、あのう、終了させていただきます。どうもありがとうございました。(拍手)
*********終了12:40

■こうして、午前10時から始まった関電工による事業説明会が、白熱した質疑のもとで行われました。説明会で、一貫して感じたのは、行政、大企業との間の癒着であり、上から目線ということです。たしかに言葉使いは丁寧ですが、言っていることは、あくまで、手続に則って、形式的に行えば行政との間で承認に向けたレールが敷かれているんだ、という意識が見え隠れしていました。

 ご覧のように、「持ち帰って検討します」という項目が非常に多いことが分かります。しかし、次回、それらがどのように対応されるのか、確証が持てないということを、参加した90名近い地元関係者の皆さんは、懸念しておりました。そのため、ここにきちんと記録をしておきたいと思います。

【市民オンブズマン群馬事務局からの報告・この項終わり】

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