■2014年10月16日発売の週刊新潮のスクープ記事で一挙に噴き出た小渕藩の不始末で、4日後の10月20日に早くも大臣の職を辞した「姫」でしたが、この日は当会が東京地検特捜部に「姫」の公職選挙法違反と政治資金規正法違反容疑で最初の告発をした日でもあります。
↑経産相辞任1周年の日に後援会幹部や地元県議らに説明をすることにした姫のことを報じた上毛新聞10月17日付朝刊一面記事。↑
その後、同10月23日には、「国家老」の折田謙一郎の政治資金規正法違反容疑で告発しました。さらに、同10月31日には、東京地検特捜部の指示に基づき姫と国家老の修正版の告おぶち発状を出し直しました。
さらに、姫に対して、旅行業法の許可を受けずに、明治座への観劇会などのバスツアーを行ったことで、旅行業法違反でも告発をしました。しかし、姫に対する公職選挙法違反と政治資金規正法違反容疑は、いずれも2015年4月28日付で嫌疑不十分を理由に、東京地検によって不起訴処分とされてしまいました。
そのため、東京検察審査会に審査申立てをしましたが、9月17日付で不起訴処分相当の通知が来てしまいました。これを予想していたかのように、9月14日に国家老ら2名の元秘書らの初公判が開かれ、10月9日に有罪判決が下りました。
この一連の過程で、今回の件では、誰も公職選挙法違反を問われませんでした。当会の調査では、オブチワインを始め、観劇会など、選挙民に対する様々な便宜供与が行われました。これらは一切不問にされたことになります。
一方、元秘書ら2人がともに政治資金規正法違反を法廷で認め、執行猶予付きとはいえ、東京地裁は有罪判決を下しました。当然、姫としては、政治家本人として、連座制を視野に入れたしかるべき対応が求められることになります。10月17日付の上毛新聞朝刊記事によれば、果たして、10月20日(火)午後、渋川市内で開かれる説明会で、どのような形で説明責任を果たすのかが注目されます。
その、10月17日の上毛新聞朝刊一面記事を見てみましょう。
*********上毛新聞2015年10月17日一面
政治資金問題 小渕氏、20日に説明 渋川 後援会幹部らに
小渕優子元経済産業相が20日に渋川市内で後援会幹部らは集めた会議を開き、自身の関連政治団体をめぐる政治資金規正法違反事件について説明することが16日、分かった。元秘書2人に有罪判決が言い渡されたことや昨年10月の経産相辞任から1年が経過するのに合わせ、事件について語る判断をしたとみられる。
関係者によると、会議には後援会の役員や衆院群馬5区内の自民県議ら数十人が出席を予定している。弁護士らで構成する第三者委員会による調査結果を基に、小渕氏が事件について報告する見通しだ。
小渕氏の関連政治団体をめぐっては、昨年10月、観劇会の収入と支出にずれが生じているなど政治資金の不明朗な会計処理が表面化し、小渕氏は就任から1カ月余りで経産省を引責辞任した。
東京地検特捜部はいずれも元秘書で前中之条町長の折田謙一郎被告と資金管理団体の元会計責任者の加守喜被告を政治資金規正法違反合いで在宅起訴。東京地裁が今月9日、折田被告に禁錮2年、執行猶予3年、加辺被告に禁錮1年、執行猶予3年を言い渡した。
辞任後、小渕氏自身は公の場で政治資金問題について説明していないが、元秘書の有罪判決を受け、小渕氏の事務所は近く提出される第三者委員会の報告も踏まえ、説明する機会を設けるとの考えを示していた。
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■このように、上毛新聞記事では、10月20日に渋川市内で後援会幹部や群馬5区内の自民党所属県議ら数十人を集めて、政治資金問題に関する“説明”を行うとしか報じていません。開始時間と開催場所の記載が有りませんが、当会としては、これまでの経緯から、ぜひ姫の口からどのような説明が行われるのか、ぜひ同席させていただきたいと考えております。何とか、当日までに開催時間と会場の情報を入手し、姫に、オンブズマンとして同席できるよう直訴したいと思っています。
【市民オンブズマン群馬事務局からの報告】
※参考情報【10月19日追記】
10月16日午後に読売新聞もネット記事で、「姫」の説明会が10月20日に渋川市内で行われることを報じていました。
**********読売新聞2015年10月16日 15時20分
小渕優子氏、渋川で20日説明…規正法違反事件
小渕優子・元経済産業相(41)が20日、自らの関連政治団体を巡る政治資金規正法違反事件について、群馬県渋川市で後援会幹部や地元の自民党県議らに説明することが、関係者への取材で分かった。
元秘書2人が同法違反(虚偽記入)で9日に有罪判決を受けたことや、経産相の辞任から1年の節目となることなどを踏まえ、決断したとみられる。
関係者によると、渋川市内で20日午後、後援会幹部役員と県議団の合同会議を開く。弁護士らで構成し、事件を調査している第三者委員会の報告などをもとに、小渕氏が説明する。会議終了後、小渕氏の記者会見も行う方向で調整している。
小渕氏の関連政治団体を巡って、不透明な政治資金処理が明るみに出たのは昨年10月中旬。小渕氏は同20日に経産相を辞任し、会見で「政治家として説明責任を果たす」と述べ、第三者委に調査を委ねた。しかし、この1年、自らの言葉で説明する場面はなかった。
昨年12月の衆院選では、「私に関係する政治団体のことで多大なご心配、ご迷惑をかけた」などと支持者に謝罪。当選したが、事件の詳細は語っていない。
前中之条町長の折田謙一郎被告(67)ら元秘書2人が有罪判決を受けた今月9日は、事務所を通じて「第三者委員会の報告も踏まえ、説明する機会を設ける」との文書を出した。
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↑経産相辞任1周年の日に後援会幹部や地元県議らに説明をすることにした姫のことを報じた上毛新聞10月17日付朝刊一面記事。↑
その後、同10月23日には、「国家老」の折田謙一郎の政治資金規正法違反容疑で告発しました。さらに、同10月31日には、東京地検特捜部の指示に基づき姫と国家老の修正版の告おぶち発状を出し直しました。
さらに、姫に対して、旅行業法の許可を受けずに、明治座への観劇会などのバスツアーを行ったことで、旅行業法違反でも告発をしました。しかし、姫に対する公職選挙法違反と政治資金規正法違反容疑は、いずれも2015年4月28日付で嫌疑不十分を理由に、東京地検によって不起訴処分とされてしまいました。
そのため、東京検察審査会に審査申立てをしましたが、9月17日付で不起訴処分相当の通知が来てしまいました。これを予想していたかのように、9月14日に国家老ら2名の元秘書らの初公判が開かれ、10月9日に有罪判決が下りました。
この一連の過程で、今回の件では、誰も公職選挙法違反を問われませんでした。当会の調査では、オブチワインを始め、観劇会など、選挙民に対する様々な便宜供与が行われました。これらは一切不問にされたことになります。
一方、元秘書ら2人がともに政治資金規正法違反を法廷で認め、執行猶予付きとはいえ、東京地裁は有罪判決を下しました。当然、姫としては、政治家本人として、連座制を視野に入れたしかるべき対応が求められることになります。10月17日付の上毛新聞朝刊記事によれば、果たして、10月20日(火)午後、渋川市内で開かれる説明会で、どのような形で説明責任を果たすのかが注目されます。
その、10月17日の上毛新聞朝刊一面記事を見てみましょう。
*********上毛新聞2015年10月17日一面
政治資金問題 小渕氏、20日に説明 渋川 後援会幹部らに
小渕優子元経済産業相が20日に渋川市内で後援会幹部らは集めた会議を開き、自身の関連政治団体をめぐる政治資金規正法違反事件について説明することが16日、分かった。元秘書2人に有罪判決が言い渡されたことや昨年10月の経産相辞任から1年が経過するのに合わせ、事件について語る判断をしたとみられる。
関係者によると、会議には後援会の役員や衆院群馬5区内の自民県議ら数十人が出席を予定している。弁護士らで構成する第三者委員会による調査結果を基に、小渕氏が事件について報告する見通しだ。
小渕氏の関連政治団体をめぐっては、昨年10月、観劇会の収入と支出にずれが生じているなど政治資金の不明朗な会計処理が表面化し、小渕氏は就任から1カ月余りで経産省を引責辞任した。
東京地検特捜部はいずれも元秘書で前中之条町長の折田謙一郎被告と資金管理団体の元会計責任者の加守喜被告を政治資金規正法違反合いで在宅起訴。東京地裁が今月9日、折田被告に禁錮2年、執行猶予3年、加辺被告に禁錮1年、執行猶予3年を言い渡した。
辞任後、小渕氏自身は公の場で政治資金問題について説明していないが、元秘書の有罪判決を受け、小渕氏の事務所は近く提出される第三者委員会の報告も踏まえ、説明する機会を設けるとの考えを示していた。
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■このように、上毛新聞記事では、10月20日に渋川市内で後援会幹部や群馬5区内の自民党所属県議ら数十人を集めて、政治資金問題に関する“説明”を行うとしか報じていません。開始時間と開催場所の記載が有りませんが、当会としては、これまでの経緯から、ぜひ姫の口からどのような説明が行われるのか、ぜひ同席させていただきたいと考えております。何とか、当日までに開催時間と会場の情報を入手し、姫に、オンブズマンとして同席できるよう直訴したいと思っています。
【市民オンブズマン群馬事務局からの報告】
※参考情報【10月19日追記】
10月16日午後に読売新聞もネット記事で、「姫」の説明会が10月20日に渋川市内で行われることを報じていました。
**********読売新聞2015年10月16日 15時20分
小渕優子氏、渋川で20日説明…規正法違反事件
小渕優子・元経済産業相(41)が20日、自らの関連政治団体を巡る政治資金規正法違反事件について、群馬県渋川市で後援会幹部や地元の自民党県議らに説明することが、関係者への取材で分かった。
元秘書2人が同法違反(虚偽記入)で9日に有罪判決を受けたことや、経産相の辞任から1年の節目となることなどを踏まえ、決断したとみられる。
関係者によると、渋川市内で20日午後、後援会幹部役員と県議団の合同会議を開く。弁護士らで構成し、事件を調査している第三者委員会の報告などをもとに、小渕氏が説明する。会議終了後、小渕氏の記者会見も行う方向で調整している。
小渕氏の関連政治団体を巡って、不透明な政治資金処理が明るみに出たのは昨年10月中旬。小渕氏は同20日に経産相を辞任し、会見で「政治家として説明責任を果たす」と述べ、第三者委に調査を委ねた。しかし、この1年、自らの言葉で説明する場面はなかった。
昨年12月の衆院選では、「私に関係する政治団体のことで多大なご心配、ご迷惑をかけた」などと支持者に謝罪。当選したが、事件の詳細は語っていない。
前中之条町長の折田謙一郎被告(67)ら元秘書2人が有罪判決を受けた今月9日は、事務所を通じて「第三者委員会の報告も踏まえ、説明する機会を設ける」との文書を出した。
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