カツオだし、健康増進に!? コレステロール酸化抑える 調味料会社が研究
2010年9月1日 提供:毎日新聞社
カツオのだしにコレステロールの酸化を抑える働きがあることが焼津市の調味料製造・販売会社、焼津水産化学工業(坂井和男社長)の研究で分かった。人体で同様の効果が得られるか、調べるという。同社広報室は「人体でも効果が見られれば、各種疾患の予防につながり、カツオだしでおいしく健康になれる」と期待している。
同社によると、これまでカツオだしにはEPA(エイコサペンタエン酸)と呼ばれる脂質の酸化を抑制する働きがあることが分かっていた。今回は動脈硬化などの疾患を招くとされるコレステロールの酸化を抑制するかどうか、カツオだしを鶏肉に加えて実験した。
鶏肉に液体のカツオだしを混ぜて作ったつくねを2週間冷凍し、コレステロール酸化物の生成量を調べた。カツオだしを加えたつくねは、つくねの油分1グラムに対し生成量は30・9マイクログラム(マイクロは100万分の1)で、加えていないものの49・2マイクログラムに比べて37%減っていたという。同社は28日からの「日本調理科学会」で、研究結果を発表した。【平林由梨】
2010年9月1日 提供:毎日新聞社
カツオのだしにコレステロールの酸化を抑える働きがあることが焼津市の調味料製造・販売会社、焼津水産化学工業(坂井和男社長)の研究で分かった。人体で同様の効果が得られるか、調べるという。同社広報室は「人体でも効果が見られれば、各種疾患の予防につながり、カツオだしでおいしく健康になれる」と期待している。
同社によると、これまでカツオだしにはEPA(エイコサペンタエン酸)と呼ばれる脂質の酸化を抑制する働きがあることが分かっていた。今回は動脈硬化などの疾患を招くとされるコレステロールの酸化を抑制するかどうか、カツオだしを鶏肉に加えて実験した。
鶏肉に液体のカツオだしを混ぜて作ったつくねを2週間冷凍し、コレステロール酸化物の生成量を調べた。カツオだしを加えたつくねは、つくねの油分1グラムに対し生成量は30・9マイクログラム(マイクロは100万分の1)で、加えていないものの49・2マイクログラムに比べて37%減っていたという。同社は28日からの「日本調理科学会」で、研究結果を発表した。【平林由梨】