軽減税率で「混乱起きる」 財務相、対象品目線引き 衆院予算委
行政・政治 2016年2月15日 (月)配信共同通信社
麻生太郎財務相は15日の衆院予算委員会で、消費税再増税に伴う軽減税率導入について「どの程度か計り知れないが、混乱は間違いなく、ある程度起きると覚悟していかないと(いけない)」と説明した。対象品目の線引きに関し「最初から完璧に準備できると思っていない」とも述べた。安倍晋三首相は「買い物の都度、痛税感の緩和を実感できる利点がある。消費行動にもプラスの影響が期待できる」と軽減税率の意義を強調した。
首相は、政権の成長戦略について、農協改革や再生医療の規制緩和などに触れ「まだ結果は出ていないが、民間企業が頑張れば伸びていける土俵をつくることができた」と訴えた。4月の電力小売りの全面自由化に関し「新たに開放される市場規模は8兆円に上る。質の高い電力を廉価で提供する新規参入企業も出てくる」と期待を示した。
来年4月の消費税率10%への引き上げは「前回の8%への引き上げでは予想よりもはるかに消費の落ち込みが大きく長く続いた。国民に納得していただき、消費への影響にも配慮しなければならない」と指摘した。
長時間労働の抑制に向けた、残業時間の上限規制に関しては「新たな法制の必要性について研究は必要かもしれない」と述べた。
自民党の後藤田正純、公明党の斉藤鉄夫、民主党の長妻昭、古川元久各氏への答弁。
衆院予算委は首相と関係閣僚が出席して経済政策と地方創生をテーマに集中審議を実施した。午後は維新の党、共産党などが質問。
行政・政治 2016年2月15日 (月)配信共同通信社
麻生太郎財務相は15日の衆院予算委員会で、消費税再増税に伴う軽減税率導入について「どの程度か計り知れないが、混乱は間違いなく、ある程度起きると覚悟していかないと(いけない)」と説明した。対象品目の線引きに関し「最初から完璧に準備できると思っていない」とも述べた。安倍晋三首相は「買い物の都度、痛税感の緩和を実感できる利点がある。消費行動にもプラスの影響が期待できる」と軽減税率の意義を強調した。
首相は、政権の成長戦略について、農協改革や再生医療の規制緩和などに触れ「まだ結果は出ていないが、民間企業が頑張れば伸びていける土俵をつくることができた」と訴えた。4月の電力小売りの全面自由化に関し「新たに開放される市場規模は8兆円に上る。質の高い電力を廉価で提供する新規参入企業も出てくる」と期待を示した。
来年4月の消費税率10%への引き上げは「前回の8%への引き上げでは予想よりもはるかに消費の落ち込みが大きく長く続いた。国民に納得していただき、消費への影響にも配慮しなければならない」と指摘した。
長時間労働の抑制に向けた、残業時間の上限規制に関しては「新たな法制の必要性について研究は必要かもしれない」と述べた。
自民党の後藤田正純、公明党の斉藤鉄夫、民主党の長妻昭、古川元久各氏への答弁。
衆院予算委は首相と関係閣僚が出席して経済政策と地方創生をテーマに集中審議を実施した。午後は維新の党、共産党などが質問。