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抗がん剤効き過ぎる遺伝子発見…小児急性白血病で

2016年02月18日 10時16分29秒 | 医療情報
抗がん剤効き過ぎる遺伝子発見…小児急性白血病で
臨床 2016年2月17日 (水)配信読売新聞

 小児がんの3割強を占める小児急性リンパ性白血病で、特定の遺伝子によって抗がん剤が効き過ぎる体質になることを三重大学の堀浩樹教授(血液がん)らの研究グループが発見した。論文は、科学誌ネイチャージェネティクス(電子版)に掲載された。

 遺伝子は「NUDT15」。通常型と変異した三つの型があり、三つの型は抗がん剤を分解する能力が低いために、抗がん剤が効きすぎることが判明した。日本人の3人に1人がこの特異な型を持っていることもわかった。

 急性リンパ性白血病は、白血球の一種のリンパ球ががん化して異常増殖する病気。治療ではまず7か月、抗がん剤4、5種類を投与して、がんの大半を死滅させる。その後、1年5か月かけて、毎日、抗がん剤「6メルカプトプリン」を投与して、残っているがんを少しずつ減らし、再発の芽を摘む。

 抗がん剤が効き過ぎると、健康な白血球までが減り過ぎて、感染症の危険が出てくる。また、長期間の薬の投与中止はがん再発を招きかねない。

 堀教授は「事前に遺伝子診断をすることで、感染症などのリスクを減らして、その子にあった投与量で治療ができる」と話している。
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急性B型肝炎で3人死亡 劇症化、院内感染調査 神戸の病院、同時期に

2016年02月18日 10時13分24秒 | 医療情報
急性B型肝炎で3人死亡 劇症化、院内感染調査 神戸の病院、同時期に
地域 2016年2月17日 (水)配信共同通信社

 神戸市の神戸中央病院は17日、同じ時期に同じ病棟で入院していた患者3人が急性B型肝炎を発症し、劇症化して死亡したと発表した。

 病院は院内感染の可能性を調査。感染源や感染経路の解明のため、神戸市保健所や神戸大病院に現地調査を依頼している。現時点で特定できていないが、同時期に入院中だった患者のウイルスが感染源となった可能性が否定できないとしている。

 病院のホームページによると、昨年7月を中心に入院歴のある患者3人が、10月25日から11月16日の間に急性B型肝炎を発症し、その後死亡した。

 神戸中央病院は独立行政法人「地域医療機能推進機構」が運営する総合病院で、病床数は424床。
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