若手に目立つ意識の低さ 動脈硬化予防アンケート
臨床 2016年2月19日 (金)配信共同通信社
コレステロールの悪影響を知らない20代は60代の約3倍―。動脈硬化予防の情報サイトが行ったアンケートで、血管の健康に関して高齢者に比べて若者の意識が低いことが目立った。専門医は心臓病や脳卒中を防ぐため、若い世代からの対策が必要と指摘する。
アンケート結果によると、血液中で増えたコレステロールが身体に及ぼす影響について「知らない」との回答は60代が21・5%だったが、20代では61・1%に達した。コレステロール値を「意識していない」のは60代の35・4%に対して、20代は68・1%だった。
動脈硬化に詳しい帝京大の寺本民生臨床研究センター長は「ラーメンやパスタなど若者が大好きな食品はコレステロールを増加させる。それが血管の内壁にたまることが動脈硬化の主な原因の一つ。動脈硬化は男性では30代から進む。バランスの良い食事、毎日できる運動を心掛けてほしい」と注意を促した。
アンケートは動脈硬化予防啓発センターと日本心臓財団が共同運営するサイト「血管健康くらぶ」が2015年12月1~31日にインターネットで実施し、20~60代の723人から回答があった。
臨床 2016年2月19日 (金)配信共同通信社
コレステロールの悪影響を知らない20代は60代の約3倍―。動脈硬化予防の情報サイトが行ったアンケートで、血管の健康に関して高齢者に比べて若者の意識が低いことが目立った。専門医は心臓病や脳卒中を防ぐため、若い世代からの対策が必要と指摘する。
アンケート結果によると、血液中で増えたコレステロールが身体に及ぼす影響について「知らない」との回答は60代が21・5%だったが、20代では61・1%に達した。コレステロール値を「意識していない」のは60代の35・4%に対して、20代は68・1%だった。
動脈硬化に詳しい帝京大の寺本民生臨床研究センター長は「ラーメンやパスタなど若者が大好きな食品はコレステロールを増加させる。それが血管の内壁にたまることが動脈硬化の主な原因の一つ。動脈硬化は男性では30代から進む。バランスの良い食事、毎日できる運動を心掛けてほしい」と注意を促した。
アンケートは動脈硬化予防啓発センターと日本心臓財団が共同運営するサイト「血管健康くらぶ」が2015年12月1~31日にインターネットで実施し、20~60代の723人から回答があった。