日々

穏やかな日々を

授業中、難病生徒に保健室行き許可せず…市立中

2016年03月24日 23時29分02秒 | 
授業中、難病生徒に保健室行き許可せず…市立中
2016年3月24日 (木)配信読売新聞

 神奈川県藤沢市立中学校で昨年4月、難病の治療中の生徒が授業中に「気分が悪くなった」と訴えた際、男性教諭が保健室に行く許可を出さなかったことが分かった。

 同市教委が23日、市議会予算特別委員会で明らかにした。生徒は「自分の病気について理解されていない」とショックを受け、その後、約2週間欠席したという。吉田早苗教育長は「配慮に欠ける対応で、生徒を傷つけた」と謝罪した。

 市教委によると、生徒は病気の影響で疲れやすいため、「保健室に行きたい」と申し出たが、教諭は「大事な授業なので、我慢できないか」などと応じたという。生徒は、机に体を預けるように伏せてしまい、授業が受けられなくなった。市教委は「難病を抱える生徒なので、すぐ保健室で休ませるべきだった」と、対応の誤りを認めた。

 市教委の吉住潤教育部長は取材に対し、「教諭は生徒の病気について知ってはいたが、新年度が始まったばかりで、丁寧な対応ができなかった」と述べた。年度替わりの4月に向け、「教諭間の引き継ぎをしっかり行い、各生徒の事情を学校全体で共有するよう指導する」としている。



先生が『もうちょっと、頑張って、聞いてね。』
と言いたくなる気持ちは分かります。
でも、病気の人は、頑張ってきた結果の休養申し出なのです。
だから、申し送りが不十分でも、
予期せぬ状況はいつでも起こりうるのですから、
聞いていなくても、「保健室へ行きたい」との申し出は
すぐに、OKしてほしいです。
「おしっこに行きたい」と子が訴えたとき
我慢してきて我慢しきれなったときに「お便所に行きたい」と言います。
もう少し我慢したら、漏れてしまう、
この時はさすが我慢しなさいという先生はいないでしょう。
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日本人治療の医師「まるで戦争中」 ベルギー連続テロ

2016年03月24日 23時21分30秒 | 
日本人治療の医師「まるで戦争中」 ベルギー連続テロ
2016年3月24日 (木)配信朝日新聞

 ベルギーの首都ブリュッセルの連続テロで、日本人1人を含む負傷者の治療にあたるブリュッセル郊外の病院の男性担当医(58)が23日、朝日新聞などの取材に「まるで戦争中に起きた爆発のようだ。朝の混雑した地下鉄で武器を使えば、あらゆる影響が出る」と語り、深刻な容体の患者がいることを明らかにした。

 担当医によると、同病院には16人が搬送され、意識不明の状態の日本人男性1人を含む7人が重傷を負い、集中治療室で手当てを受けている。日本人男性は、「生命保険協会」(東京都)から国際保険協会連盟に出向中の職員、滝田祐さんとみられる。

 医師は「爆発が起きた地下鉄の同じ車内にいた人は集中治療室におり、ほかの車両にいた人は(比較的)けがが軽かった」と述べ、自爆した実行犯との距離で、けがの程度に大きな差があることを示唆した。(ブリュッセル=渡辺丘)
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精神科患者退院支援へ団体 「医療新世紀」

2016年03月24日 09時28分25秒 | 
精神科患者退院支援へ団体 「医療新世紀」
2016年3月22日 (火)配信共同通信社

 統合失調症などで精神科病院に入院している人が地域での生活に戻るのを支援するため、各地の福祉職や医師、看護師らが一般社団法人「全国地域で暮らそうネットワーク」を設立した。

 日本の精神科の病床数は2014年時点で約34万。人口当たりでは先進国中最多で、1年以上の長期にわたり入院している患者は約19万人に上る。国は長期入院者の退院促進や病床削減に取り組んできたが、成果が上がっていない。

 同ネットワークは精神保健福祉士や医師ら、多職種が連携して本人の意思を引き出し、尊重することを重視。岩上洋一(いわがみ・よういち)代表理事は「各地の優れた実践を共有し、広げていきたい」と話している。
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「かさじぞう」になろう 香山リカのココロの万華鏡

2016年03月24日 08時13分23秒 | 
「かさじぞう」になろう 香山リカのココロの万華鏡
2016年3月22日 (火)配信毎日新聞社

 「どんな性格の人が心の病になりやすいですか」という質問をよく受ける。正しく答えるならば「どんな人でもなります」だろう。気が強い人、意地悪な人でも、うつ病などになるときはなる。

 ただ、診察室にいると「やさしい人やおとなしい人が多いな」という気はする。つらくて病院に来ているのに「先生、顔色がよくないけれど疲れてませんか?」と気づかってくれる人も少なくない。やさしい人はそうやって、「自分よりまわりの誰か」のために心を砕き、無理をしてでも何かをしてあげて、そしてエネルギーを使い果たしてしまうのかもしれない。

 「では、やさしいというのは短所なのだろうか。結局、自分のことしか考えない人のほうが得をするのだろうか」とときどき悩んでしまう。たしかに、何があっても「悪いのは私じゃない」と開き直り、自分を棚に上げてまわりの人を責めてばかりいれば、自分を責めたり気疲れをしたりすることはなさそう。

 とはいえ、そうやってみんなが「自分さえよければよい」とばかりに自分勝手に振る舞う社会に住みたいかと言われれば、誰もが「それはいやだ」と言うだろう。「お先にどうぞ」と道をゆずり合い、疲れていてもときには「私は平気」とにっこり笑って心配をかけないようにする。「いまこの人は元気かな」と目の前にいる人の様子をさぐってみる。そんなちょっとした気づかいや遠慮、やせがまんがあってこそ、世の中はなんとかうまく穏やかさを保っているのではないだろうか。

 では、どうすればそんなやさしい人が傷ついたり、遠慮深い人が疲れて倒れたりするのを防ぐことができるのか。私はやはり、その人たちの思いやりに誰かが気づき、「ありがとう」「無理しすぎないでね」と声をかけてあげることではないかと思うのだ。ところがいまは、誰もが自分のことで精いっぱい、やさしすぎる人がいたとしても見て見ぬふりをして踏み台にする人さえ少なくない。

 むかし話なら、「かさじぞう」のようにやさしい人はいつか報われる。現代の世の中に「あなたのやさしさを見ていましたよ」と言って、贈りものなどをしてくれる誰かはいるだろうか。せめて診察室の「かさじぞう」になりたい、と思っているが、来る人たちはすでに疲れすぎてうつ病などになっているのが残念だ。「あなたのやさしさ、知っていますよ」と誰かに声をかけてあげる「かさじぞう」に、あなたもなってほしい。(精神科医)
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患者申し出療養、4月から 混合診療を拡大 高額負担に懸念も

2016年03月24日 07時58分19秒 | 行政
患者申し出療養、4月から 混合診療を拡大 高額負担に懸念も
2016年3月22日 (火)配信共同通信社

 保険診療と保険外の自由診療を組み合わせた混合診療の拡大策「患者申し出療養」制度が4月からスタートする。日本では認められていない医療をいち早く受けられる可能性が広がるが、保険外の部分の自己負担は高額で、患者にとって使いやすい制度になるかどうかは未知数だ。

 厚生労働省が自由診療で想定しているのは、国内未承認の薬や治療法のほか、既に承認されている薬や治療法を別の病気で試みるケースだ。

 患者は4月から、かかりつけ医などの身近な医療機関で制度の利用について相談し、全国に80以上ある大学病院などの特定機能病院や臨床研究中核病院を通じて、国に申し出ることが可能になる。

 患者の申し出を受けた国は、自由診療部分の安全性や有効性を審査する。治療法などが初めての場合では原則6週間、この制度での前例があれば原則2週間で治療を始められる。既に混合診療として認められている「先進医療」などに比べ、審査期間が5分の1程度に短縮される。

 問題は費用だ。一般的な治療や検査、注射などは公的保険でカバーされるが、自由診療の部分は全額自己負担となる。国立がん研究センターが昨年、欧州や米国で承認されているが、日本では未承認の薬を1カ月間使った場合の費用を試算した結果、例えば骨肉腫の「ミファムルチド」は約1900万円、急性リンパ性白血病の「ブリナツモマブ」は約725万円など非常に高額となった。

 患者団体は「一部の裕福な人しか使えない制度になるのではないか」と懸念する。厚労省はより多くの人が、少ない負担で新たな医療を受けられる環境をつくるため、患者申し出療養を実施する医療機関に対し、工程表の作成を義務付ける。工程表には保険適用が可能になる時期の目標や、どのようにデータを収集していくのかといった内容を記載する必要がある。

 ※公的医療保険と混合診療

 日本では公的医療保険が使える医療を原則1~3割の患者負担で受けられる。政府は保険外の自由診療と組み合わせた「混合診療」を原則禁止している。全面解禁すると科学的根拠のない医療が広がったり、患者に保険外の負担を求めることが一般化したりする恐れがあるからだ。2006年には一部の先進医療などに限って、例外的に組み合わせを認める「保険外併用療養費制度」を創設。先進医療は全額自己負担で、一般的な治療などは保険でカバーされる。患者申し出療養は同制度の一部として始まる。
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医療、年金4月から負担増 大病院は紹介状必要

2016年03月24日 07時52分42秒 | 行政
医療、年金4月から負担増 大病院は紹介状必要
2016年3月22日 (火)配信共同通信社

 4月から社会保障の負担が見直される。医療では紹介状なしでの大病院受診や保険料、入院時の食費などが軒並みアップし、国民年金保険料も上がる。家計にとっては重荷となりそうだ。

 医師の紹介状がないと窓口で追加負担を求められるのは、500床以上などの大病院で、全国約240カ所に上る。診察の費用以外に初診で5千円以上、再診で2500円以上が必要となる。

 大病院に患者が集中し、待ち時間が長いなどの問題が指摘されているため、軽症の人はまず診療所などで受診するよう促す。高度な医療を担う大病院と、身近なかかりつけ医との役割分担を進めるのが狙い。

 入院時の食費負担も1食260円から360円に増える。対象者は約70万人と見込まれる。住民税が非課税の人や難病、小児慢性特定疾患の人の負担額は据え置く。

 高所得者は健康保険料がアップする。会社員が加入する健康保険組合などの保険料は、算定の基礎となる「標準報酬月額」の上限を引き上げる。市町村が運営する国民健康保険でも、医療分の保険料の年間上限額が69万円から73万円に引き上げられ、高所得者の保険料負担を増やせるようになる。適用される年収基準は市町村が決める。

 国民年金の保険料は670円上がり、月1万6260円になる。一方で支給額は据え置かれ、負担だけが増える形だ。

 このほか雇用保険料率を1・0%から0・8%に引き下げることが盛り込まれた法案は3月中に成立する見通し。保険料は労使折半で、年収400万円の会社員の場合は、保険料負担が年1万6千円(4千円減)となる。
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改定アラカルト 「医療の値段こう変わる」

2016年03月24日 00時09分19秒 | 行政
改定アラカルト 「医療の値段こう変わる」
2016年3月22日 (火)配信共同通信社

 診療報酬改定では、次のような見直しもある。

 【湿布は70枚まで】外来で医師から一度に処方してもらえる湿布薬は原則として70枚までに制限される。70枚を超える場合は医師が理由を処方箋などに記入する必要がある。「使い残して無駄になっている例がある」「市販でも買える」との指摘があったため。

 【禁煙治療を拡大】これまでニコチン依存症の治療は、若年層だと保険適用の条件に当てはまりにくかったため、34歳以下については条件を緩和する。若者にも禁煙治療ができるようにして、がんや循環器疾患などのリスクを早期に減らす。

 【後発薬】新たに発売されるジェネリック医薬品(後発薬)は従来の水準よりも値段が安くなる。現在は先発薬の6割の価格が原則だが、5割に引き下げられ、患者負担もその分安くなる。普及を促し、医療費を抑えるのが狙い。

 【在宅専門を解禁】医療機関は患者が外来に来た場合は原則、診察に応じなければならないが、一定の条件を満たせば、在宅医療専門の診療所の開設を認める。医師は訪問診療に専念できるようになる。

 【ブラッドパッチ】交通事故などで脳や脊髄を覆う硬膜に穴が開き、髄液が漏れて頭痛などが起きる「脳脊髄液漏出症」で、硬膜の穴をふさぐ治療法「ブラッドパッチ」が保険適用される。治療に数十万円かかっていた患者負担が軽くなる。

 【粒子線】がんの粒子線治療のうち小児がんの陽子線治療と、手術が難しく骨や筋肉などにできる骨軟部腫瘍の重粒子線治療も保険適用に。診療報酬は必要な一連の行為で約238万円。これまでは患者が全額を自費で負担していた。
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