参院、介助費巡り協議へ れいわの重度障害者対応
2019年7月30日 (火)配信共同通信社
参院は29日の議院運営委員会理事会で、参院選でれいわ新選組から初当選した難病「筋萎縮性側索硬化症(ALS)」患者の船後靖彦(ふなご・やすひこ)氏(61)ら重い身体障害のある2人の介助費負担の在り方について協議すると決めた。30日に厚生労働省などの担当者を交え勉強会を実施した後、議運委理事会で議論する予定。8月1日の臨時国会の開会までに結論を出す考えだ。
船後氏や重度障害者の木村英子(きむら・えいこ)氏(54)はこれまで生活全般を支える「重度訪問介護」を受けている。規定では「通勤、経済活動にかかる支援」は雇用主が負担するべきだとの考えから公的補助の対象外。歳費を受け取る議員活動は経済活動と見なされる。船後氏らは26日、厚労省などに公的補助が受けられるよう直接要望していた。
参院議運委の末松信介委員長は理事会後、記者団に「しっかり向き合わなければならない問題だ」と強調した。根本匠厚労相は記者会見で「現行制度を理解してもらった上で、参院が対応を考えるべきだ。必要な協力はする」と述べた。
これに関連し、与野党は衆院議院運営委員会理事会で、衆院でもバリアフリー化について議論すると合意した。近く議運委の庶務小委員会を開く。
2019年7月30日 (火)配信共同通信社
参院は29日の議院運営委員会理事会で、参院選でれいわ新選組から初当選した難病「筋萎縮性側索硬化症(ALS)」患者の船後靖彦(ふなご・やすひこ)氏(61)ら重い身体障害のある2人の介助費負担の在り方について協議すると決めた。30日に厚生労働省などの担当者を交え勉強会を実施した後、議運委理事会で議論する予定。8月1日の臨時国会の開会までに結論を出す考えだ。
船後氏や重度障害者の木村英子(きむら・えいこ)氏(54)はこれまで生活全般を支える「重度訪問介護」を受けている。規定では「通勤、経済活動にかかる支援」は雇用主が負担するべきだとの考えから公的補助の対象外。歳費を受け取る議員活動は経済活動と見なされる。船後氏らは26日、厚労省などに公的補助が受けられるよう直接要望していた。
参院議運委の末松信介委員長は理事会後、記者団に「しっかり向き合わなければならない問題だ」と強調した。根本匠厚労相は記者会見で「現行制度を理解してもらった上で、参院が対応を考えるべきだ。必要な協力はする」と述べた。
これに関連し、与野党は衆院議院運営委員会理事会で、衆院でもバリアフリー化について議論すると合意した。近く議運委の庶務小委員会を開く。