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GL変更の可能性も、J-DOIT3厳格介入の成果で【糖尿病学会2019】

2019年08月31日 21時58分41秒 | 医療情報
GL変更の可能性も、J-DOIT3厳格介入の成果で【糖尿病学会2019】
国立国際医療研究センター・植木浩二郎氏の報告
MMJ2019年8月30日 (金)配信 一般内科疾患内分泌・代謝疾患

 第62回日本糖尿病学会年次学術集会(会長・山田祐一郎秋田大学大学院医学系研究科内分泌・代謝・老年内科学講座教授)が5月23~25日、仙台市内で開かれ、24日にはシンポジウム13「J-DOIT3の成果を実臨床に活かす」があった。国立国際医療研究センター研究所糖尿病研究センターの植木浩二郎センター長は「J-DOIT3 介入研究の成果と課題」をテーマに発表し、現在のガイドラインよりも厳格な介入で脳血管障害、腎症、網膜症を減少させたことから、将来のガイドラインの変更につながる可能性があるとした。(MMJ編集長・吉川学)
低血糖増加も重篤例は極めて少ない
 植木センター長はまず、最近の抗糖尿病薬大規模試験結果では、良好な血糖コントロールを長期間続けることで心血管イベントが抑制されていると説明。約8年にわたる多因子介入試験Steno-2では、早期からの統合的介入が寿命の延長につながることを示したが、解析対象が80人前後で不十分だと指摘。そこで、日本糖尿病学会推奨の基準を達成した場合と、さらに強化した場合を比較する大規模な糖尿病予防のための戦略研究J-DOIT3に取り組んだと話した。
 対象は、全国81施設の高血圧か脂質異常症がある45歳から69歳までの2型糖尿病患者2542人。強化療法群(HbA1c<6.2%、血圧<120/75mmHg、LDLコレステロール<80mg/dL)1271人と、従来治療群(HbA1c<6.9%、血圧<130/80mmHg、LDLコレステロール<120mg/dL)1271人にランダムに割り付け、2006年6月から2016年3月まで平均で8.5年間介入した。主要評価項目は死亡、心筋梗塞、脳卒中、冠動脈・脳動脈血行再建術の複合エンドポイント、副次評価項目は腎症、下肢病変、網膜症の発症・増悪などとした。
 HbA1c、血圧、LDLコレステロールのコントロール状況は、強化群で6.8%、123/71mm/Hg、85mg/dL、従来群で7.2%、129/74mm/Hg、104mg/dLとなり、従来群でもコントロールは良好だったとした。強化群の主要評価項目は19%減少したが有意ではなく、あらかじめ規定していたベースライン因子で補正すると24%の有意な減少となった。強化群では虚血性脳梗塞など脳血管イベントが58%と大幅に減少し、腎症で32%、網膜症で14%とそれぞれ有意に減少した。
 脳卒中(60件)の危険因子の分析では、54件が脳梗塞でアテローム血栓症とラクナ梗塞が21件ずつだった。強化群で少なく、年齢、大血管症の既往、喫煙、登録時血圧、LDLコレステロールと正に相関した。低HDLコレステロール血症は強い危険因子であると分析した。1996年にスタートした日本人2型糖尿病患者の大規模臨床研究JDCSと比較すると、血圧に差はないが、HbA1cが改善されたとした。目標が厳しいため有害事象が心配されたが、低血糖は増えたものの重篤な低血糖は極めて少なかったと話した。
約8割の患者で追跡研究を実施中
 これらから植木センター長は、現在のガイドラインよりも厳格な介入で脳血管障害、腎症、網膜症を減少させたことから、将来のガイドラインの変更につながる可能性があるとした。一方、糖尿病専門医による集学的治療が施されたうえでの結果であり、非専門医でもこのような多因子介入が実行できるのか検討が必要なうえ、70歳以上の高齢者は含まれておらず、後期高齢者においては厳格な介入が有効で安全かは明らかではないとまとめた。また、現在、8割程度の患者の同意を得て、追跡研究を行っており、厳格多因子介入の血管合併症に対するlegacy effectの有無や、今回差がなかった死亡や認知症、骨折、発癌などに対する効果を検証していると話した。
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【8月23日放送】先どり きょうの健康 「糖尿病 一人一人の対策 まさか 私も糖尿病に?」

2019年08月31日 21時38分19秒 | テレビ映画
【8月23日放送】先どり きょうの健康 「糖尿病 一人一人の対策 まさか 私も糖尿病に?」
テレビ 2019年8月26日 (月)配信Live on TV

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8月23日(金) 10時40分~10時55分/1ch NHK総合
「糖尿病 1人1人の対策 まさか 私も糖尿病に?」
 糖尿病は血糖値が異常に高くなる病気で、放置すると目・腎臓・神経の障害、心筋梗塞、脳梗塞になりやすくなる。糖尿病の患者は約1,000万人、予備軍も1,000万人いる。糖尿病は誰が発症してもおかしくない病気で、定期的に検査をする事が重要。国立国際医療研究センターなどが開発した糖尿病リスク予測ツールを使用すれば、3年以内に糖尿病を発症する予測を出してくれる。糖尿病には1型と2型があるが、ツールが予測するのは、約9割を占める2型で、利用出来るのは30~59歳まで。
 糖尿病は肥満が重要な原因になるが、脂肪が血糖値を下げるインスリンの効きを悪くしてしまう。内臓脂肪型肥満は、高血圧、脂質異常症等も発症しやすくなり、これらが重なるとメタボリックシンドロームに繋がる。また喫煙は糖尿病のリスクを38%上昇させると言われる。Aさんの場合は、食べ過ぎで運動不足が肥満のリスクを上げている。Bさんの場合、肥満はないが、父親が長く糖尿病を患い、網膜症になり、心筋梗塞で死亡。また姉が最近糖尿病と診断された。両親か兄弟姉妹に1人でも糖尿病の人がいる場合、男性は2.0倍、女性は2.7倍、糖尿病を発症しやすいと言われている。
 2型糖尿病の発症には環境要因と遺伝要因が密接に繋がっている。遺伝する体質で重要なのが、血糖値の差が得るインスリンの分泌不足である。糖尿病になりやすい体質であると自覚して、肥満にならないような食事や運動療法を心がける事。糖尿病は血液検査で早期発見出来る。空腹時の血糖値、随時血糖値、HbA1cの検査がよく行われる。家族が糖尿病を患っていたり、本人が肥満の場合は、糖尿病の診断基準より低い値をみて、ブドウ糖質負荷試験を受ける事がおすすめ。
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丸山知事、子どもの医療費無料化断念 人口減対策全体の財源考慮

2019年08月31日 10時00分24秒 | 地域
丸山知事、子どもの医療費無料化断念 人口減対策全体の財源考慮
2019年8月30日 (金)配信山陰中央新報

 子どもの医療費助成を巡り、島根県の丸山達也知事が28日の定例会見で、県の助成対象を小学6年まで拡大する方針を示した上で、知事選公約で掲げた県主導での無料化を現時点で断念したことを「大変申し訳ない」と述べた。人口減少対策を総合的に進める中、医療費助成に多額の財源を投入するのは難しいことを判断理由に挙げた。
 丸山知事は、現行で未就学児までの県の医療費助成の対象を引き上げる理由を「市町村間の対象年齢をならす観点から決めた」と強調。自己負担を継続することに関しては、小学6年までの無料化を実現するには新たに5億7千万円が必要になるとした上で「地方創生の全体の配分の中で、公約を実現する一点のためだけに6億円近い財源を投入するのは難しいと判断した」と説明した。
 また、県議会の一部で公約違反との指摘があることは「政治家として約束したことが実現できないことについては批判を受けなければならない」と述べた。
 今後、無料化を目指すかどうかは「政策の選択肢として排除しているわけではないが、最優先だとも思っていない」と話し、県全体の人口減少対策の中で、医療費助成を含む財源の振り分け方を県民や県議会と議論を深めたい考えを示した。
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ケーキを食べる

2019年08月31日 09時53分14秒 | 
良いことがあった記念に
500円のケーキを食べる。
見て想像を。
次もまた、いいことあった時、食べに行こうかな
おいしかったよ






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【8月21日放送】グッド!モーニング 風邪でない「咳」重症化の恐れも

2019年08月31日 09時52分04秒 | テレビ映画
【8月21日放送】グッド!モーニング 風邪でない「咳」重症化の恐れも
2019年8月22日 (木)配信Live on TV

8月21日(水) 4時55分~8時00分/5ch テレビ朝日
風邪でない「咳」重症化の恐れも
 百日咳が流行するなど、風邪ではない「咳」は重症化する恐れがあるという。医師によると夏場の咳はエアコン内部にホコリや「アスペルギルス・フミガタス」などのカビが繁殖し、風によってこれらが部屋に拡散すると、高齢者や肺疾患のある人は呼吸困難で命を落とす恐れもある肺アスペルギルス症にかかる可能性がある。対処法として細めなホコリ除去や、冷房使用後に30分の送風運転を行いエアコンの水滴をとることが大切だという。エアコンだけでなく、風呂場やシンクには「トリコスポロン」という菌が繁殖してしまう可能性がある。アレルギー反応から夏型過敏性肺炎を引き起こすものとなっていて、咳や微熱などから風邪と見分けがつきにくくなっている。しかし、これを放置していると症状が慢性化して肺機能が低下してこれも呼吸困難などに繋がる。
 風邪が1週間程度で治まるのに対してカビの咳は2週間以上続く、特定の場所で咳が出るなどの症状があり、カビの除去が大切となる。夏風邪で喉が炎症し、エアコンの冷気で喉が刺激されることで「咳喘息」を患う可能性がある。これは肺が悪くなる前のことを指し、ちょっとした刺激で激しい咳が出るようになり、気管支喘息、呼吸困難を患う可能性がある。ラーメンなどの湯気や線香の煙、香水なども原因になると言い、こちらも2週間以上の咳が疑わしくなる。それぞれ専用の薬が必要で医療機関での受診が勧められる。
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