Mars&Jupiter

おおくぼっちの屋根裏部屋へようこそ!

アントニオ・ラウロの「ナタリア(ベネズエラ風ワルツ第3)」を聴く

2016-06-28 06:57:46 | 古典~現代音楽ブラジル・メキシコ以外の中南米編
今回取り上げるのは1917年生まれのベネズエラの作曲家ラウロが、
1963年作曲した「ナタリア(ベネズエラ風ワルツ第3)」である。
シウダ・ボリバルに生まれた彼の父はイタリア移民で、
父はギターを幼い息子に教えていたが、5歳の時に亡くなった。
その後一家はカラカスに移り、ピアノと作曲を音楽院で学んだ。
彼の作品で有名なのは、ギターの作品である。
聴いたCDはクルト・シュニーヴァイスのギター演奏による。
「クリオーリョのワルツ」ともいわれているこの曲は、
哀愁漂う旋律で始まり、流れるように旋律が奏でられる。
中間部は対照的に転調して明るい感じの旋律になるが、
再び冒頭の旋律が奏でられ、中間部の旋律も現れて明るく終わる。
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ホルヘ・モレルのブラジル舞曲を聴く

2016-06-26 20:50:23 | 古典~現代音楽ブラジル・メキシコ以外の中南米編
今回取り上げるのは1931年アルゼンチン生まれの作曲家、
モレルが作曲したブラジル舞曲である。
聴いたCDはクルト・シュニーヴァイスのギター演奏による。
リズムがいかにもブラジル的で生き生きとした感じでいい。
奏でられる旋律も明るい感じではあるが、どこか哀愁漂う。
軽快でリズミカルに進み、主題を繰り返して終わる。
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アグスティン・バリオスのワルツ作品8の3を聴く

2016-06-23 07:03:13 | 古典~現代音楽ブラジル・メキシコ以外の中南米編
今回取り上げるのは1885年パラグアイ生まれの作曲家バリオスが、
1919年に作曲したワルツ作品8の3である。
聴いたCDはクリスティアーノ・ポルケッドゥのギター演奏による。
軽快なテンポで始まり、感傷的な旋律が奏でられる。
流れるような旋律はショパンのワルツをギター版用にした感じで、
中間部では明るく対照的な旋律が奏でられ、
再び冒頭の感傷的な旋律が繰り返されて終わる。
しみじみとした味わいのある小品である。
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フリアン・オルボンの3つのシンフォニック・ヴァージョンを聴く

2016-06-22 05:55:55 | 古典~現代音楽ブラジル・メキシコ以外の中南米編
今回取り上げるのは1925年スペイン生まれで、
キューバで活躍した作曲家オルボンが、
1953年に作曲した3つのシンフォニック・ヴァージョンである。
聴いたCDはエドゥアルド・マータ指揮、
シモン・ボリバル交響楽団の演奏による。
第一楽章パヴァーヌ(ルイス・デ・ミラン)は、
ホルンの奏でる旋律に始まり、力強い主題が奏でられる。
その主題をもとに様々な楽器が引き継いでいく。
そしてもう一つの軽快な主題が木管楽器中心に現れる。
強烈なリズムが強調される中、各主題が展開されて、
最初の主題が金管楽器により奏でられて、最後穏やかに終わる。
第二楽章オルガヌム-コンドゥクトゥス(ペロタン)は、
木管楽器が奏でる牧歌的な旋律で始まる。
その主題をもとに金管楽器が加わり力強く奏でられ、
情熱的に盛り上がりをみせていき、
そのあと静まり、牧歌的な感じになり、ハープとフルート、
ファゴットが旋律を繰り返し穏やかに終わる。
第三楽章シロフォン(コンガ)は、シロフォンが主題を奏で、
強烈なリズムと共に明るく楽しい音楽となっていく。
打楽器と金管楽器で盛り上がり、最後は力強く終わる。
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アルベルト・ヒナステラのアルゼンチン童謡の主題によるロンド作品19を聴く

2016-06-18 06:12:48 | 古典~現代音楽ブラジル・メキシコ以外の中南米編
今回取り上げるのは1916年アルゼンチン生まれの作曲家、
ヒナステラが1947年に作曲したピアノ作品、
アルゼンチン童謡の主題によるロンド作品19である。
聴いたCDはフェルナンド・ビアーニのピアノ演奏による。
軽快なテンポで、明るく素朴な旋律が奏でられて始まる。
いったん静まったあとはゆったりとしたもう一つの旋律が現れ、
再び軽快で明るい旋律が奏でられ、盛り上がったところで終わる。
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