Mars&Jupiter

おおくぼっちの屋根裏部屋へようこそ!

アウリス・サッリネンの「シャドウズ」作品52を聴く

2017-08-09 05:33:25 | 古典~現代音楽フィンランド編
今回とりあげるのは1935年生まれのサッリネンが、
1982年に作曲した「シャドウズ」作品52である。
副題がオーケストラのためのプレリュードである。
今回聴いたCDは、オッコ・カム指揮、
ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団の演奏による。
低弦が重々しく旋律を奏でて始まる。
それに他の弦楽器や打楽器、金管楽器も加わり、
荒々しい感じになり、行進曲風に曲は進行していき、
小太鼓が行進曲のリズムを奏でていくところは、
ニールセンの交響曲第5番の一部を感じさせる。
それが終わり中間部に現れる弦楽器が奏でる旋律は、
抒情的で甘美なところがあり、その部分が終わると、
最初の荒々しい部分や低弦による重々しい旋律が現れ、
最後は静かに消えていくように終わる。
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タウノ・マルッティネンのバスーンとギターのための「ハーレキン」作品270bを聴く

2017-08-08 20:18:45 | 古典~現代音楽フィンランド編
今回とりあげるのは1912年生まれのマルッティネンが、
1985年に作曲し、1996年に改訂を加えた小品、
バスーンとギターのための「ハーレキン」作品270bである。
今回聴いたCDは、ディルク・マイヤーのバスーンと、
ピット・フックスマのギターの演奏によるものである。
ギターの前奏に続き、バスーンの音が入ってくる。
この2つの楽器による編成というのもなかなか珍しい。
伴奏を奏でる役と、旋律を奏でる役を交互に交代するが、
最後はオーボエが主導権をとり、盛り上がったところで終わる。
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エイノユハニ・ラウタヴァーラのパーカッション協奏曲「呪文」を聴く

2017-08-06 17:24:23 | 古典~現代音楽フィンランド編
今回取り上げるのは、1928年生まれのラウタヴァーラが、
2008年に作曲したパーカッション協奏曲「呪文」である。
今回聴いたCDはコリン・クッリエのパーカッション、
ヨン・ストゥールゴールズ指揮、
ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団の演奏による。
第一楽章ペザンテ(重く)は、金管楽器の悲しみに満ちた音楽に始まり、
そのあとティンパニが入りやがて木琴など様々なパーカッションが、
次々に現われて活躍していき、冒頭の金管楽器のファンファーレ風の音楽は、
何度も現れるが、それとパーカッションがやがて絡み合って、
盛り上がりをみせたあと、静かになって終わる。
第二楽章エスプレッシーヴォは、ゆったりとした牧歌的な旋律で始まる。
そこにシロフォンが入り、木管楽器も絡んで北欧的な雰囲気が漂う。
抒情的であり、甘美な楽章であり、ゆったり時間が過ぎていく感じである。
第三楽章アニマートは、シロフォンが軽快に旋律を奏で、
それに管弦楽が絡みながら始まるテンポの速い楽章である。
ここでは他にも様々なパーカッションが登場して活躍し、
第一楽章の冒頭の主題も姿を現し、徐々に盛り上がり、
高揚したところで曲は前触れもなく、突然終わる。
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エイノユハニ・ラウタヴァーラのパーカッション協奏曲「呪文」を聴く

2017-08-06 17:24:23 | 古典~現代音楽フィンランド編
今回取り上げるのは、1928年生まれのラウタヴァーラが、
2008年に作曲したパーカッション協奏曲「呪文」である。
今回聴いたCDはコリン・クッリエのパーカッション、
ヨン・ストゥールゴールズ指揮、
ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団の演奏による。
第一楽章ペザンテ(重く)は、金管楽器の悲しみに満ちた音楽に始まり、
そのあとティンパニが入りやがて木琴など様々なパーカッションが、
次々に現われて活躍していき、冒頭の金管楽器のファンファーレ風の音楽は、
何度も現れるが、それとパーカッションがやがて絡み合って、
盛り上がりをみせたあと、静かになって終わる。
第二楽章エスプレッシーヴォは、ゆったりとした牧歌的な旋律で始まる。
そこにシロフォンが入り、木管楽器も絡んで北欧的な雰囲気が漂う。
抒情的であり、甘美な楽章であり、ゆったり時間が過ぎていく感じである。
第三楽章アニマートは、シロフォンが軽快に旋律を奏で、
それに管弦楽が絡みながら始まるテンポの速い楽章である。
ここでは他にも様々なパーカッションが登場して活躍し、
第一楽章の冒頭の主題も姿を現し、徐々に盛り上がり、
高揚したところで曲は前触れもなく、突然終わる。
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レーヴィ・マデトヤ(マデトーヤ)の喜劇序曲作品53を聴く

2017-08-05 06:58:26 | 古典~現代音楽フィンランド編
今回取り上げるのは、1887年生まれのマデトヤ(マデトーヤ)が、
1923年に作曲した喜劇序曲作品53である。
今回聴いたCDはヨルマ・パヌラ指揮、
ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団の演奏による。
最初ゆったりとしたしかし怪しい感じで始まり、
やがて生き生きとした明るい旋律が奏でられていく。
最後は金管楽器中心に盛り上がて力強く終わる。
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