Mars&Jupiter

おおくぼっちの屋根裏部屋へようこそ!

グリーグの歌劇「オラヴ・トリュグヴァソン」作品50より3つの情景を聴く

2023-10-23 05:18:04 | エドヴァルド・グリーグの作品
今回は1843年ノルウェー生まれのグリーグが、
1893年頃に作曲した歌劇「オラヴ・トリュグヴァソン」作品50より、
第1場から第3場の3つの情景を聴いた。
聴いたCDはソルヴェイグ・クリンゲルボルンのソプラノ、
ランディ・ステーネのメゾ・ソプラノ、
ペル・ヴォレスタードのバリトン、
ウーレ・クリスチャン・ルード指揮、
トロントハイム交響楽団および合唱団の演奏によるものである。
第1場「多くの刺激的な名前に隠された」は、暗い感じで始まり、
バリトン独唱が入り合唱が加わり、そのあとソプラノ独唱も加わる。
登場人物のやりとりが続き、ドラマティックな展開がみられる。
第2場「あなたが呼ぶほどではない」は、
メゾ・ソプラノ独唱と管弦楽で始まり、合唱も加わる。
独唱と打楽器・金管楽器でドラマティックに盛り上がりをみせ、
力強く堂々とした音楽であり、いったん盛り上がったあとは、
バリトン独唱が入り、合唱も加わって、最後は静かに終わる。
第3場「すべての神に感謝の恵みを捧げる」は、
管弦楽と合唱による荒々しく躍動感のある音楽で始まる。
中間部は対照的に穏やかな音楽である。
冒頭の荒々しい音楽が繰り返され、いったん穏やかになるが、
最後は金管楽器と打楽器中心に盛り上がって、力強く終わる。
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グリーグのノルウェーの旋律 EG.108より第118番から第152番を聴く

2023-10-21 21:43:33 | エドヴァルド・グリーグの作品
今回は1843年ノルウェー生まれのグリーグが、
1874年から1875年に作曲したノルウェーの旋律 EG.108より、
第118番から第152番を聴いた。
聴いたCDはアイナル・ステーン=ノックレゲルグの、
ピアノやオルガンなどの演奏によるものである。
今回も印象に残ったところを触れておく。
第119番「飛ぼうとしていたんじゃない?」は明るく軽快な舞踏曲で、
それは第127番「ハッリングダールの民俗舞曲」にもあてはまる。
第125番「シューギュールとゴブリンの花嫁」は、
ロマンティックで印象的な旋律である。
第131番「ユールヴェイデ」は、冒頭のゆったりとした始まりが、
フィヨルドの自然を感じさせる感じである。
感傷的な旋律で、情熱的に盛り上がるところもある。
このCDではオルガン演奏の曲もあり、
第141番「幸せな考え」や第143番「歌い手の祈り」は、
聴いているだけで癒されてしまうような素朴なメロディである。
第145番「ノルウェーのライオン」は堂々とした力強い曲である。
最後の方の第150番「初めての出会い」や、
第152番「秘密の逢瀬」はとてもロマンティックである。
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グリーグの歌曲「青春」、「ルンダルネにて」、「傷ついた心」、「川にそって」を聴く

2023-10-20 07:03:21 | エドヴァルド・グリーグの作品
今回は1843年ノルウェー生まれのグリーグが、
1873年から1880年に作曲した12のメロディ 作品33から、
第1曲「青春」、第9曲「ルンダルネにて」、
第3曲「傷ついた心」、第5曲「川にそって」を聴いた。
CDはキルステン・フラグスタートのソプラノ、
第1曲、第9曲、第3曲はウォーウィック・ブレイスウェイト指揮、
フィルハーモニア管弦楽団の演奏で、
第5曲のみピアノ伴奏はジェラルド・ムーアによるもの。
歌詞はヴィニエによるもので、
第1曲「青春」の歌詞の内容は分からないが、
音楽はドラマティックで、青年期の激しく情熱的な心の動きがわかる。
第9曲「ルンダルネにて」のルンダルネはノルウェーにある山の名称。
故郷に戻った人物が、故郷の山を見て、子供の頃を思い出し、
日々のつらいことを忘れようとする癒しの時間といえようか。
音楽も懐かしく故郷の自然の美しさに心奪われる感じである。
私もいつもつらいことがあった高校時代には、
長野ではいつも北アルプスの山々を見ていたから、
この詩の中での作者の気持ちがとてもよくわかる。
第3曲「傷ついた心」は、戦いでの傷と、
春の花が咲く頃を対比させて、心の傷も何もかも、
ある時には傷が癒えることを期待させる歌である。
音楽は暗い感じで始まるが、徐々に明るくなっていき、
その先に期待を感じさせるように盛り上がっていく。
第5曲「川にそって」の歌詞の内容は分からないが、
伴奏は流れる川の流れを感じさせ、
その川を見て湧き上がる感情を歌っている感じである。
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グリーグの歌曲「王女」 EG133を聴く、そして川島町から二俣川まで歩く

2023-10-18 17:39:55 | エドヴァルド・グリーグの作品
昨日は川島町から二俣川まで歩きました。
新しくできた道も使ったので所要時間は50分ほど。
ようやく、ウォーキングにもよい季節になってきました。
今回は1843年ノルウェー生まれのグリーグが、
1871年に作曲した歌曲「王女」 EG133を聴いた。
CDはキルステン・フラグスタートのソプラノ、
ジェラルド・ムーアのピアノ伴奏によるもの。
歌詞はビヨルンソンによるもので、
沈む夕陽の中で聴こえてくる少年の角笛の音に対し、
時によって抱く感情が様々な王妃の思いを歌っている。
ピアノの伴奏に乗って、北欧らしい旋律で、
歌詞が歌われて歌われていくが、後に行けば行くほど、
最後の言葉が悲しく、より絶望的に聴こえる。
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グリーグの叙情小品集第8集作品65を聴く

2023-10-16 22:06:38 | エドヴァルド・グリーグの作品
今回は1843年ノルウェー生まれのグリーグが、
1896年に作曲した叙情小品集第8集作品65を聴いた。
CDはユハニ・ラゲルスペッツのピアノ演奏によるもの。
第1曲「青年時代より」は、三部形式の曲である。
回想的な甘い旋律で始まり、徐々に情熱的に盛り上がっていく。
中間部は明るい舞曲風の音楽になり、楽しい思い出のようでもある。
冒頭の部分が繰り返されて、最後は穏やかに終わる。
第2曲「農民の歌」は、優しい旋律による曲である。
第3曲「憂鬱」は、重々しい気分を示す旋律である。
とはいえ、曲はドラマティックな展開がみられる。
第4曲「サロン」は、優雅できらびやかな旋律で始まる。
流れるような旋律の中で、北欧的な部分もみられる。
第5曲「バラード調で」は、感傷的な旋律で始まる。
曲の重々しい感じは最後まで続いていく。
第6曲「トロルドハウゲンの婚礼の日」は、
明るく楽しい民謡風の旋律で始まり、
盛り上がり、婚礼のにぎやかさを感じさせる。
中間部では過去を回想するような抒情的な旋律も現れる。
それが終わると再び冒頭の楽しい旋律が繰り返され、
最後は徐々にそのにぎやかさも静まっていき、最後力強く終わる。
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