Mars&Jupiter

おおくぼっちの屋根裏部屋へようこそ!

ジャン=ジョゼフ・ムーレのシンフォニー組曲 第1番トランペット、打楽器、弦楽器とオーボエのためのファンファーレを聴く

2024-12-01 08:51:57 | バロック音楽協奏曲・管弦楽曲編
しばらく、ブログ更新を休んでいましたが、
今月からはバロック音楽の紹介をしていきます。
今回とりあげるのは1682年生まれのフランスの作曲家ムーレが、
1729年に作曲したシンフォニー組曲 第1番トランペット、
打楽器、弦楽器と、オーボエのためのファンファーレである。
ジャン=ジョゼフ・ムーレは、アビニョンに生まれ、
音楽教育を受け、25歳の時にパリに住むようになった。
そこで宮廷で活躍する場を与えられ、バレエやオペラなど
舞台作品の作曲で活躍し、裕福な生活を送ることができたが、
晩年は対照的で経済的な貧困に苦しみ、
最後は精神病院で亡くなったということである。
聴いたCDはジャン=フランソワ・パイヤール指揮、
パイヤール室内管弦楽団の演奏による。

第1曲ロンド(アレグロ)は、トランペットと打楽器で力強く始まり、
宮廷の華やかさが伝わるファンファーレ風の音楽である。
第2曲優雅には、木管楽器と弦楽器でゆったり始まり、
この優雅な音楽とトランペットを中心とした華やかな部分が、
交互に繰り返されながら進行していく。
第3曲ガヴォット(アレグロ)は、トランペットと打楽器で力強く始まり、
弦楽器が優しい旋律を奏で第2曲と同じく、
優雅さと華麗さが交互に現れるファンファーレ風の音楽である
第4曲ゲーイ(Guay)は、弦楽器の舞踏的な旋律に始まり、
トランペットがそれに加わり華やかさを与える。
それにしてもここで聴かせるモーリス・アンドレの、
トランペット演奏はやはり圧倒的な存在感がある。
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ドミニコ・ツィポーリの組曲ヘ長調を聴く

2015-10-17 18:28:33 | バロック音楽協奏曲・管弦楽曲編
昨日はウォーキングを休みました。
今回取り上げるのは1688年に生まれたツィポーリが、
作曲した組曲ヘ長調で、オルガン作品からの編曲のようである。
ツィポーリはフィレンツェやナポリ、ボローニャ、ローマで遊学し、
音楽の修行をし、イエズス会のオルガニストとしても活躍したが、
その後南米に渡り、アルゼンチンのコルドバで亡くなった。
今回聴いたCDはモーリス・アンドレのトランペット、
ジャン=フランソワ・パイヤール指揮、パイヤール室内管弦楽団の演奏による。
組曲はプレリュード、カンツォーネ、アリア、フィナーレから成っている。
プレリュードはオルガンと弦楽器の響きに乗ってトランペットが旋律を奏でていく。
堂々としたプレリュードに続くカンツォーネは、
各楽器が旋律を引き継ぎながらフーガ風の展開となっていく。
アリアはゆったりとしたオルガンの音に続き。
弦楽器がアリアの優しさあふれる主題を奏でていく。
独奏ヴァイオリンとオルガンの部分を経て、
弦楽器全体の合奏となったあとフィナーレに入る。
アリアで登場しなかったトランペットが入り、
軽快な旋律を奏でていき、最後華々しく終わる。
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ジェレマイア・クラークのトランペット・ヴォランタリーを聴く

2015-10-16 06:15:06 | バロック音楽協奏曲・管弦楽曲編
昨日はウォーキングを休みました。
今回取り上げるのは1674年に生まれたクラークが、
作曲したトランペット・ヴォランタリーである。
クラークはセント・ポール主教座聖堂の副楽長を務め、
王立礼拝堂のオルガニストも務めた人物である。
組曲 ニ長調の第4曲ロンド「デンマーク王子の行進曲」が原曲のようだ。
今回聴いたCDはモーリス・アンドレのトランペット、
イェルク・フェルバー指揮、ヴェルテンベルク室内管弦楽団の演奏による。
短い序奏のあと、勝ち誇ったような堂々とした旋律を、
トランペットが奏でていく誰もが一度は聴いたことある有名な音楽である。
弦楽器ととトランペットが絡みながら、
行進曲風の音楽が繰り返され、最後力強く終わる。
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ゴットフリート・ハインリヒ・シュテルツェルのトランペット協奏曲ニ長調を聴く

2015-10-15 06:17:09 | バロック音楽協奏曲・管弦楽曲編
昨日はウォーキングを休みました。
今回取り上げるのは1690年に生まれたシュテルツェルが、
作曲したトランペット協奏曲ニ長調である。
今回聴いたCDはモーリス・アンドレのトランペット、
ネヴィル・マリナー指揮、アカデミー室内管弦楽団の演奏による。
第一楽章アレグロは、弦楽器の生き生きとした前奏で始まる。
トランペットが入り、主題を奏でてきらびやかな感じになる。
軽やかに流れるようで、最後は力強く終わる。
第二楽章アンダンテは、弦楽器の叙情的な旋律で始まる。
トランペットも入り、悲しい感じであり、最後は消え入るように終わる。
第三楽章アレグロは、軽やかな弦楽器の前奏に続き、
トランペットが入り、弦楽器と掛け合いながら曲は進行する。
流れるように進んだあと、最後は堂々とした感じで終わる。
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ハインリヒ・イグナツ・フランツ・ビーバーの9声ためのソナタ『聖ポリカルピ』を聴く

2015-10-12 10:59:16 | バロック音楽協奏曲・管弦楽曲編
一昨日は一日家で仕事をして過ごし、
昨日は浅草でスティール・パンのライブを聴きに行きました。
今回も帰りはいちずみにておでんや串揚げを食べました。
この店はこじんまりとはしているけれど、アットホームな感じがいい。
今回取り上げるのは1644年に生まれたビーバーが、
1673年に作曲した9声ためのソナタ『聖ポリカルピ』である。
聖ポリカルピ・ソナタともいい、聖ポリカルポスの祝日の、
1月26日のために作曲された作品である。
今回聴いたCDはニコラウス・アーノンクール指揮、
ウィーン・コンツェントゥス・ムジクスの演奏による。
左右に分かれた8本のトランペットで奏される旋律は、
華やかであり、まさに祝日を感じさせる音楽である。
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