Mars&Jupiter

おおくぼっちの屋根裏部屋へようこそ!

ニコライ・ミャスコフスキーの弦楽四重奏曲第3番ニ短調作品33の3を聴き、横浜から西谷まで歩く

2012-03-28 06:27:57 | ニコライ・ミャスコフスキーの作品
昨日は横浜から西谷まで歩きました。
昨日聴いたのはミャスコフスキーの弦楽四重奏曲第3番ニ短調作品33の3。
この作品は、1910(1911)年に作曲されたものを、
1930年に改訂した二楽章による作品のようである。
CDの解説によると1926年3月に、
国立ストラディヴァリウス四重奏団により初演された。
その公開初演には彼は気がすすまなかったようだが、
最終的には満足したようである。
聴いたCDはタネーエフ四重奏団の演奏によるもの。
第一楽章レント-アレグロ・ノン・トロッポ・マリンコニーコは、
チェロが重々しく旋律を弾くのに続き、他の楽器が加わり、
この短いレントの序奏に続き、ヴァイオリンが悲しげな旋律を奏でる。
もう一つやや明るめな旋律が現れていく。
音楽は、それらの旋律をもとにいきいきとした感じで展開され、
何度かの盛り上がりを築き、最後はおだやかな感じで静かに終わる。
第二楽章主題と変奏は、チェロが歌うように叙情的な主題を奏でて、
それをヴァイオリンが引き継ぎ、その後この主題をもとにした変奏が展開される。
主題はグリーグのピアノ曲子守唄作品66-7より採っている。
軽快な部分がみられる変奏など面白い部分があるが、
その後はフーガ風の展開となり、再び主題が奏されて静かに終わる。
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ニコライ・ミャスコフスキーのピアノ・ソナタ第5番ロ長調作品64の1を聴き、鶴ヶ峰から二俣川まで歩く

2012-03-27 06:26:12 | ニコライ・ミャスコフスキーの作品
昨日は鶴ヶ峰から二俣川まで歩きました。
途中聴いたのはミャスコフスキーのピアノ・ソナタ第5番ロ長調作品64の1。
この作品は、1907年から1908年に書かれた「古いスケッチに基づく」もので、
これをもとに1917年四楽章に基づく作品にまとめられ、1944年改訂された。
聴いたCDはエンドレ・ヘゲデスのピアノ演奏によるものである。
第一楽章アレグロレット・カプリチオーソは、
ロマンティックで印象派的な旋律が奏でられる。
情感溢れた流れるような旋律は、青春を感じさせる。
最後もいきいきとした感じで力強く終わる。

第二楽章ラルゴ・エスプレシーヴォは、
冒頭暗く重々しい感じの旋律が奏でられ、ミャスコフスキーらしい。
しかし、徐々に情熱的になり、盛り上がりをみせていくが、
最後はおだやかになり、静かに終わる。
第三楽章ヴィーヴォは、軽快で明るい旋律が奏でられるスケルツォ楽章。
中間部は対照的におだやかで暗い感じの旋律が奏でられるが、
徐々に情熱的になり、盛り上がりをみせる。
最後は冒頭の軽快で弾んだ明るい旋律が繰り返されて終わる。
第四楽章アレグロ・エネルジーコは、力強い旋律が奏でられて始まる。
もう一つは軽快なリズムに乗って叙情的な旋律が奏でられる。
二つの主題は展開され、情熱的な盛り上がりをみせていく。
最後も盛り上がりながら、力強く終わる。
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ニコライ・ミャスコフスキーの弦楽四重奏曲第2番ハ短調作品33の2を聴き、二俣川から希望が丘を歩く

2012-03-26 05:12:42 | ニコライ・ミャスコフスキーの作品
昨日は二俣川から希望が丘の間を往復して歩きました。
途中聴いたのはミャスコフスキーの弦楽四重奏曲第2番ハ短調作品33の2。
この作品は、1930年に作曲され、三楽章制である。
聴いたCDはタネーエフ四重奏団の演奏によるものである。
第一楽章アレグロ・ペザンテ(重々しく)は、ソナタ形式で書かれている。
短く重々しい序奏のあと、歌うように悲しげな第一主題が奏でられる。
もう一つは対照的に少し明るめな第二主題が奏される。
そして第一主題が変形される短い展開部に入り、
それが終わると再現部に入り、それぞれの主題が現れ、
冒頭の序奏の部分の音型が現れたあと、最後は静かに終わる。

第二楽章アンダンテの冒頭はヴィオラ独奏により叙情的な旋律が、
独白のように奏でられ、他の楽器もやがて加わっていく。
そのあとおだやかで牧歌的な旋律が奏でられていき、
やがて徐々に盛り上がりをみせ、それを繰り返し、
再び冒頭の旋律が奏され、憂鬱な感じになるが、
中間部の牧歌的な旋律も再び現れ、最後は静かに終わる。
第三楽章ヴィヴァーチェは、軽快なリズムに乗って、
明るく無邪気な感じの旋律が奏でられる。
躍動感あふれ、勇ましい感じで音楽は進行し、
盛り上がりをみせたあと、最後は堂々とした感じで終わる。
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ニコライ・ミャスコフスキーの交響曲第6番変ホ短調作品23を聴く

2012-03-25 13:01:53 | ニコライ・ミャスコフスキーの作品
昨日はウォーキングを休みました。
途中聴いたのはミャスコフスキーの交響曲第6番変ホ短調作品23。
この交響曲は、1921年から1923年にかけて作曲された作品で、
1947年から1948年にかけて改訂が加えられている。
彼の作品の中では演奏時間が長い作品に属する。
初演は1924年5月4日モスクワでニコライ・ゴロヴァノフの指揮で行われた。
聴いたCDはエカテリンブルク市ドメスティク合唱団、
ドミトリー・リス指揮、ウラル・フィルハーモニー管弦楽団の演奏によるものである。
第一楽章ポコ・ラルガメンテ-アレグロ・フェローチェは、ソナタ形式で書かれている。
冒頭からダイナミックに始まり、次に不安でせかすような第一主題が現れる。
この第一主題の部分には軽快な旋律など様々な旋律の要素が入っている。
対照的に大らかな感じで叙情的な第二主題が現れ、これらの主題が繰りかえされたあと、
第一主題の変形から始まる展開部に入り、やがて金管楽器も加わり盛り上がる。
再現部でそれぞれの主題が奏されたあと、これらが絡み合いながら進行し、
最後は弦楽器が奏でるトレモロの中、管楽器が呼応しながら静かに終わる。

第二楽章プレスト・テネブローソは、三部形式によるスケルツォ楽章である。
木管楽器が活躍しながら、軽快に始まり徐々に盛り上がり、
荒々しくなっていき、金管楽器も加わり狂乱した感じが続く。
中間部のアンダンテ・モデラートのトリオはフルートなど木管楽器が活躍し、
静かな幻想的な音楽となり、フルートのソロが美しい。
チェレスタは「怒りの日」の聖歌を思わせる旋律を奏でていく。
その静けさも再び冒頭の部分が繰り返され、崩れていく。
最後の方で一瞬だけ中間部の一部が現れ、また荒々しくなって終わる。
第三楽章アンダンテ・アパショナートは、第一楽章の断片を思わせる
ゆったりとした旋律が弦楽器により奏でられて始まる。
それが終わると木管楽器が活躍する部分が現れ、
弦楽器と絡み合いながら、ロマンティックな旋律が奏でられていく。
そしてそのあと第二楽章を思わせる断片も出て、
チェレスタが「怒りの日」の聖歌を思わせる旋律を奏でる。
その安らかな感じは壊され、不安を思わせるような音楽になり、
それが終わると再び平和な感じの音楽になり、
チェレスタも再び響き、弦楽器がおだやかに旋律を奏で最後静かに終わる。

第四楽章アレグロ・モルト・ヴィヴァーチェは、
トランペットやホルンなど金管楽器が鳴り響き、
祝典的な明るくにぎやかな雰囲気で始まる。
そしてフランスの革命歌である『ラ・カルマニョール』や、
『アサイラ』が現れるが、それら部分が終わると、重々しい雰囲気になり、
低弦のピチカートに「怒りの日」の聖歌が現れ、繰り返される。
そして、クラリネットがロシア正教の埋葬の賛美歌を奏でる。
それまでの楽しかった雰囲気が打ち消され、沈鬱な感じになる。
しかし、弦楽器は再び冒頭の明るい旋律を奏でて繰り返し、
徐々ににぎやかな部分が戻ってくるが、再び重々しい感じになり、
「怒りの日」の聖歌の旋律と冒頭の旋律の変形されたものが絡み合っていく。
そして合唱の部分が入り、「肉体からの魂の離脱について」の詩を歌う。
この合唱が入る部分は感動的な部分であり、この部分をカットして
演奏している改訂版によるスヴェトラーノフ盤では味わえないところである。
これが終わるとクラリネットが弦楽器と絡み合いながら、
平和な感じの音楽が続き、ハープも響き、おだやかに最後終わる。
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ニコライ・ミャスコフスキーのシンフォニエッタ第2番イ長調作品68を聴く、そして上星川から鶴ヶ峰まで

2012-03-24 18:18:56 | ニコライ・ミャスコフスキーの作品
昨日は上星川駅から鶴ヶ峰駅まで歩きました。
今回とりあげるのはシンフォニエッタ第2番イ長調作品68である。
この作品は、弦楽オーケストラのために書かれ、
1945年から1946年にかけて作曲された、
聴いたCDはローランド・メリア指揮、
ダルガート弦楽アンサンブルの演奏による。
第一楽章アレグロ・モルト-アンダンテは、
勇ましい感じの旋律が奏されたあと、感傷的な旋律が奏される。
その感傷的で暗い旋律は、各楽器が引き継がれ、展開されていく。
最後劇的な盛り上がりを見せたあと終わる。

第二楽章アンダンティーノ・グラツィオーソは、
明るく舞踏的で民謡風の旋律が奏でられていく。
中間部は少し暗い感じの舞踏的な旋律である。
再び冒頭の明るい舞踏的な旋律が奏でられて終わる。
第三楽章アンダンテ・エレヴァートは、
おだやかで舞踏的な感じの旋律が奏でられていく。
流れるような旋律は美しく、最後は消えるように終わる。
第四楽章アレグロ・コン・フォーコは、
英雄的な勇ましい感じの旋律が奏されて始まる。
それとは対照的なやさしい感じの旋律が奏される。
そして再び最初のの旋律が奏され、
これらの旋律をもとにした展開が続いていく。
最後は冒頭の旋律が繰り返され、堂々とした感じで終わる。
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