Mars&Jupiter

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ダリウス・ミヨーの交響曲第6番作品343を聴く

2021-12-05 11:58:12 | 古典~現代音楽フランス編
今回取り上げるのは1892年生まれのミヨーが、
1955年に作曲した交響曲第6番作品343である。
この作品はボストン交響楽団創設75周年記念日の際に
指揮者シャルル・ミンシュの依頼を受けて作曲された。
聴いたCDの演奏はアラン・フランシス指揮、
バーゼル放送交響楽団によるものである。
第一楽章「穏やかにそして優しく」は、
弦楽器の柔らかく温かい音でゆったりと始まり、
フルートやオーボエなど木管楽器も絡んで、
平和的でのどかな感じである。
ヴァイオリン独奏などが甘美な旋律を奏で、
フランス的な部分とアメリカ的な部分がみられる。
最後は弦楽器と金管楽器の音の中、静かに終わる。
第二楽章「激しく」は、打楽器と金管楽器で力強く始まる。
弦楽器と木管楽器などで流れるように進んでいくが、
金管楽器と打楽器の荒々しい部分も入っていく。
最後は弦楽器とフルートで静かな感じとなって終わる。
第三楽章「遅くそして優しく」は、弦楽器とハープで始まる。
弦楽器は甘美な旋律を奏でていき、フルートも加わり、
ロマンティックな感じであり、アメリカ的な雰囲気があふれている。
弦楽器の優しさにあふれる旋律が中心となり、
金管楽器や木管楽器はそれをそっと支えていく。
最後は弦楽器とフルートの音で静かに終わる。
第四楽章「楽しくそしてたくましく」は、
弦楽器と金管楽器中心に生き生きとした明るい旋律で始まる。
旋律は流れるようでもあり、金管楽器も加わると力強くもある。
打楽器と金管楽器により荒々しい感じも加わっていき、
徐々に盛り上がりをみせていき、最後は力強く終わる。
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