Mars&Jupiter

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アバド指揮のベートーヴェンの交響曲第6番と第1番、第8番を聴く

2021-12-30 18:45:54 | ベートーヴェンの交響曲・管弦楽曲
年末に聴くベートーヴェン交響曲群を今日はアバドの指揮、
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏で聴いた。
イタリアのローマにあるサンタ・チェチーリア音楽院で、
2001年2月に演奏されたものをDVDで視聴した。
交響曲第6番ヘ長調「田園」作品68は、第一楽章から、
流れるような軽快なテンポで進んでいき、自然な感じでいい。
第四楽章の嵐の激しさもダイナミックでいいし、
終楽章の主題が高らかに歌われていくところも喜びに満ちていている。
交響曲第1番ハ長調作品21はゆったりおごそかに始まる第一楽章の冒頭、
そのあとの提示部のきびきびとした感じのコントラストがいい。
第二楽章以下も流れるように進み、第3楽章の力強さと優しさのコントラスト、
終楽章の駆け抜けていくような疾走感はいつ聴いても心地よい。
交響曲第8番ヘ長調作品93は、第一楽章は抑制が効いた冒頭で始まるが、
しかしそこにベートーヴェンの野心が見え隠れするようでいい。
第三楽章の中間部のホルンやクラリネットの響きに心を癒される感じである。
終楽章はきびきびとしたテンポで流れるように進行し、最後力強く終わる。
コメント
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