温泉クンの旅日記

温泉巡り好き、旅好き、堂社物詣好き、物見遊山好き、老舗酒場好き、食べ歩き好き、読書好き・・・ROMでけっこうご覧あれ!

佐原の町並みを歩く(3)

2016-02-10 | 温泉エッセイ
忠敬は、佐原の養子先の伊能家の財を増やし五十歳で家督を長男に譲って隠居すると、星学暦学などを学び、五十六歳から十六年をかけて日本を歩きつくし、実測による日本地図を完成させた。彼の歩幅は「二歩で一間」という正確なものだったという。文字通りの、地味も極まれりの正に実測である。歩いた距離はざっと八千九百里(三万五千キロ)、歩数にして四千万歩だった。忠敬はあだ名で「推歩(すいほ)先生」とも呼ばれていたそうだ。推歩とは天体の運行の計算など暦学上の推算をすることで、いつも熱心に計算に打ちこんでいたそうだ . . . 本文を読む
コメント