意外と新しい提灯と暖簾だが、店構え全体と木の看板に書かれた「うどん」の文字がなんとも末枯れてシブい。それもその筈で大正時代の建物、昭和29年の創業である。懐かしい木の格子戸を引いて店内に入ると、入口近くの卓にお婆さんがひとりうどんをゆっくりと啜っていた。時刻はもうすぐ五時だ。ひょっとしたら、ゆっくりできるように空いている隙間の時間を狙っての入店かもしれない。厨房の女将さんに軽く会釈しながらカウンター前の卓に座り、注文は決めているのにメニューを検討するふうに店内をじっくり拝見する。椅子も木のカウンターも、卓も、あらゆるものに年季が入りまくっている。「ごぼ天うどんをください」 . . . 本文を読む
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