<角館>
みちのくの小京都である角館、武家屋敷通りである。
年間二百万人を超える観光客が訪れる名所というのに、人っ子ひとりいないとはとてつもなく珍しい一瞬である。
それも平日ではなく、早朝でもない。土曜日の午後のことだ。
じつはこれには訳があった。
二年前・・・2008年6月14日の土曜日、午前8時43分頃、岩手・宮城内陸地震が岩手県内陸南部で発生した。岩手県奥州市と宮城県栗原市において最大震度6強を観測し、両市を中心に被害が発生し拡大していったのだった。
ちょうど地震発生のとき、わたしは十和田湖畔のホテルの一階、ガラス張りのカフェで珈琲を飲んでいた。
突然、ドンという感じの強い揺れがきた。
嵌め殺しの大きなガラスがギシギシと音を立てていまにも割れそうに揺れていて、わたしはといえば眼を見開いて珈琲カップを持ったまま、凝固したように椅子から立てないでいたのだった。たしか震度は4くらいだったと思う。
まもなく東北、山形、秋田の新幹線や在来線、高速道路が不通になった。
国道を使って山越えをして、乳頭温泉に立ち寄り食事をしてから角館へたどりついたのだった。
時間がたつにつれ甚大な被害がわかり、能天気な自分の記事には地震のことを書かなかったのだった。
この一枚をみていると、複雑な感情をもってそれを思いだすのである。
→「角館をぶらり(1)」の記事はこちら
→「角館をぶらり(2)」の記事はこちら
みちのくの小京都である角館、武家屋敷通りである。
年間二百万人を超える観光客が訪れる名所というのに、人っ子ひとりいないとはとてつもなく珍しい一瞬である。
それも平日ではなく、早朝でもない。土曜日の午後のことだ。
じつはこれには訳があった。
二年前・・・2008年6月14日の土曜日、午前8時43分頃、岩手・宮城内陸地震が岩手県内陸南部で発生した。岩手県奥州市と宮城県栗原市において最大震度6強を観測し、両市を中心に被害が発生し拡大していったのだった。
ちょうど地震発生のとき、わたしは十和田湖畔のホテルの一階、ガラス張りのカフェで珈琲を飲んでいた。
突然、ドンという感じの強い揺れがきた。
嵌め殺しの大きなガラスがギシギシと音を立てていまにも割れそうに揺れていて、わたしはといえば眼を見開いて珈琲カップを持ったまま、凝固したように椅子から立てないでいたのだった。たしか震度は4くらいだったと思う。
まもなく東北、山形、秋田の新幹線や在来線、高速道路が不通になった。
国道を使って山越えをして、乳頭温泉に立ち寄り食事をしてから角館へたどりついたのだった。
時間がたつにつれ甚大な被害がわかり、能天気な自分の記事には地震のことを書かなかったのだった。
この一枚をみていると、複雑な感情をもってそれを思いだすのである。
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