<海よ、灼熱の夏をのりこえろ>
海もわたしもクーラー嫌いである。
さきほどまで牢名主のように眠りを貪っていたかと思うと、畳に移動していた。
温まると冷えた畳みにワープしている。バテバテ状態のようで可哀相だ。
なにしろ「♪海はまだ十ン(歳)だから~」をとっくに超えているからなあ。
(えっ、おいまさか、逝っちゃったのか!)
テーブルの下を覗きこんで肝を潰した。息は・・・規則的なお腹の動きで<息してる>とわかってほっと安堵する。そのエンギでもない手つきはやめろ。そっと触ると、恐ろしく無口な猫なのにびくりとして「くぅーん」と子犬のような可愛い声を洩らす。
この熱い夏・・・だいじょうぶかなあ。
心配だけしていてもしょうがない。あれしかないか。念のため、クソ暑いなかを成田不動にいって、海の息災をきっちり祈念しておいた。
ただ、海の<アンタのすべてはお見通しよ>的眼力はどっこい健在だからなんとかなるだろう。オマエの祖先は熱い砂漠にいたのだというしね。
→「春眠の海」の記事はこちら
→「海よ、重い海よ」の記事はこちら
海もわたしもクーラー嫌いである。
さきほどまで牢名主のように眠りを貪っていたかと思うと、畳に移動していた。
温まると冷えた畳みにワープしている。バテバテ状態のようで可哀相だ。
なにしろ「♪海はまだ十ン(歳)だから~」をとっくに超えているからなあ。
(えっ、おいまさか、逝っちゃったのか!)
テーブルの下を覗きこんで肝を潰した。息は・・・規則的なお腹の動きで<息してる>とわかってほっと安堵する。そのエンギでもない手つきはやめろ。そっと触ると、恐ろしく無口な猫なのにびくりとして「くぅーん」と子犬のような可愛い声を洩らす。
この熱い夏・・・だいじょうぶかなあ。
心配だけしていてもしょうがない。あれしかないか。念のため、クソ暑いなかを成田不動にいって、海の息災をきっちり祈念しておいた。
ただ、海の<アンタのすべてはお見通しよ>的眼力はどっこい健在だからなんとかなるだろう。オマエの祖先は熱い砂漠にいたのだというしね。
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