<勝浦の朝市>
(2)
冷え切ったせいか、珍しく甘酒を買ってしまう。ふだん甘酒などまず飲まない
が、寒さに負けたのだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/fd/f228e726a28c5325d9649314468aac0e.jpg)
うーむ。かなり甘いが、身体がすこし温まる。紙コップから伝わる熱さも嬉し
い。
「あのさあ、二月の下旬にくれば『ひな祭り』だから朝市はもっと賑やかになる
よォ」
甘酒を売っているところにいた、お爺さんが教えてくれた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/05/b3c0fa4ed2a5951811a361240fe76c72.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/31/b7f4b4d81b8e1aad7a2a82d6256605be.jpg)
朝市はL字形になっており、右に曲がり細くなった路地をすこし進むと朝市の石
碑があった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/80/3d5c5e8a468a2a40fd85ad340e29d438.jpg)
商店街のある広い道に出たところで朝市は終わっていた。
時間が早いので開いている店はまだ少ない。
朝市から流れてくる客を引き入れている魚屋の横に、無造作に無数のおひなさま
が飾られていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/d3/806803875e8eb2ed948362db418b35a2.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/05/e8d6884eafe56c8aa71e62e0741a93e3.jpg)
場違いに華やかである。ひな祭りにはもっと華やかになるのだろう。
おひなさまのなかに、お盆に靴をのせて差し出している変なのがあり、接写した
がピンボケになってしまった。(スミマセン!)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/ec/4094a4b87de5fcc56a78d7fcd969c363.jpg)
おひなさまを鑑賞しながら、冷え始めた甘酒をちびちび飲みながら一服して、考
える。
・・・とくに買いたい品物はない。望んでいた温かい汁物系の朝飯もない。
さて、どうするか。きんつば・・・は買って食べよう。そうだ、たこ焼き屋がたし
かあった。なんというか選択肢はあまりないのだ。
(よし、決まった!)
きんつばの屋台にまっしぐらに向かう。1個40円とはなんとも安くてありがた
い。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/3f/40081e7af104eb62dc84ac6ab96bf706.jpg)
ハフハフいいながら食べる。甘いが熱くてまたまた生き返る。
ところで和菓子の「きんつば」とは日本刀の鍔の形からきている。しかし、これ
はどう考えても「今川焼」ではないのか。なぜ、きんつばというのだろう。なんと
も不思議である。あとで調べてみたら、新潟と福島の一部では今川焼や大判焼の
ことを「きんつば」と呼ぶことがわかり得心がいった。きっとあの夫婦のどちら
か、あるいは片方の郷里が福島か新潟なのであろう。
続いてたこ焼き屋に向かう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/2d/6d8264768d0aacba843b3e218270a77d.jpg)
一人前を買うと、店先の椅子に座ってさっそくいただく。
(こんな寒い日、トン汁鍋かなんか売れば客は喜ぶし大儲けができるのにな
あ・・・)
店を出しているひとたちは誰も思わないのだろうか。
不思議な、勝浦の寒い寒い朝市であった。
それにしても、勝浦の朝市ってこんなに寂しかったっけ。ぜひ2月下旬からの
「ひな祭り」の時期にいくことをお勧めする。また午前11時までだから9時から
10時ごろに到着するのがベストである。
→ 勝浦の朝市(1)の記事はこちら
(2)
冷え切ったせいか、珍しく甘酒を買ってしまう。ふだん甘酒などまず飲まない
が、寒さに負けたのだ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2e/fd/f228e726a28c5325d9649314468aac0e.jpg)
うーむ。かなり甘いが、身体がすこし温まる。紙コップから伝わる熱さも嬉し
い。
「あのさあ、二月の下旬にくれば『ひな祭り』だから朝市はもっと賑やかになる
よォ」
甘酒を売っているところにいた、お爺さんが教えてくれた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/3f/05/b3c0fa4ed2a5951811a361240fe76c72.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/39/31/b7f4b4d81b8e1aad7a2a82d6256605be.jpg)
朝市はL字形になっており、右に曲がり細くなった路地をすこし進むと朝市の石
碑があった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/33/80/3d5c5e8a468a2a40fd85ad340e29d438.jpg)
商店街のある広い道に出たところで朝市は終わっていた。
時間が早いので開いている店はまだ少ない。
朝市から流れてくる客を引き入れている魚屋の横に、無造作に無数のおひなさま
が飾られていた。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/d3/806803875e8eb2ed948362db418b35a2.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5d/05/e8d6884eafe56c8aa71e62e0741a93e3.jpg)
場違いに華やかである。ひな祭りにはもっと華やかになるのだろう。
おひなさまのなかに、お盆に靴をのせて差し出している変なのがあり、接写した
がピンボケになってしまった。(スミマセン!)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/09/ec/4094a4b87de5fcc56a78d7fcd969c363.jpg)
おひなさまを鑑賞しながら、冷え始めた甘酒をちびちび飲みながら一服して、考
える。
・・・とくに買いたい品物はない。望んでいた温かい汁物系の朝飯もない。
さて、どうするか。きんつば・・・は買って食べよう。そうだ、たこ焼き屋がたし
かあった。なんというか選択肢はあまりないのだ。
(よし、決まった!)
きんつばの屋台にまっしぐらに向かう。1個40円とはなんとも安くてありがた
い。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/3f/40081e7af104eb62dc84ac6ab96bf706.jpg)
ハフハフいいながら食べる。甘いが熱くてまたまた生き返る。
ところで和菓子の「きんつば」とは日本刀の鍔の形からきている。しかし、これ
はどう考えても「今川焼」ではないのか。なぜ、きんつばというのだろう。なんと
も不思議である。あとで調べてみたら、新潟と福島の一部では今川焼や大判焼の
ことを「きんつば」と呼ぶことがわかり得心がいった。きっとあの夫婦のどちら
か、あるいは片方の郷里が福島か新潟なのであろう。
続いてたこ焼き屋に向かう。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/2d/6d8264768d0aacba843b3e218270a77d.jpg)
一人前を買うと、店先の椅子に座ってさっそくいただく。
(こんな寒い日、トン汁鍋かなんか売れば客は喜ぶし大儲けができるのにな
あ・・・)
店を出しているひとたちは誰も思わないのだろうか。
不思議な、勝浦の寒い寒い朝市であった。
それにしても、勝浦の朝市ってこんなに寂しかったっけ。ぜひ2月下旬からの
「ひな祭り」の時期にいくことをお勧めする。また午前11時までだから9時から
10時ごろに到着するのがベストである。
→ 勝浦の朝市(1)の記事はこちら
勝浦以外でも、今川焼をきんつばと呼ぶのですね。
ご教示いただき、勉強になりました。
今後ともご愛顧いただきますようお願いいたします。