<偕楽園 (2)>
芝前門(しばさきもん)だ。
簡素で鄙びた感じが実にいい。偕楽園にはそんな門が多い。
門を通り抜けると、左手に「好文亭」がある。ここだけが有料であるが、190円
と格安だ。
まだ松の内なのだろう、門松が飾ってある。
「好文亭」の名前の由来は、晋(しん)の武帝の故事の、
「文を好めば則ち梅開き、学を廃すれば則ち梅開かず」
により、梅の異名を「好文木(こうぶんぼく)」といったことから命名された
そうだ。
(なんと、建物まで梅つながりだったとは。ふうむぅ・・・梅は別名「好文木」と
いうのか。なんか勉強になるなあ)
亭につづく道端に、赤い見事な椿が咲いていた。
二層三階の好文亭と北側の奥御殿から構成されていて、一般に全体を総称して
「好文亭」と呼ぶ。
1945年に空襲で焼失し、1958年復元されたのだが1969年に落雷で再度焼失し、
1972年にふたたび復元された。なんでも、二度目の落雷火災は避雷針の予算要求が
認められなかった直後であったそうである。皮肉な話といえる。
靴を脱いで備え付けのビニール袋にいれて、持ち歩いて細い順路を進む。
板の間は冬そのものに冷え切っていて、その冷たさは靴下をなんなく通して身体
を這い上がってくる。梅まつりなど冬季にここを訪れるなら、相当厚い靴下か簡易
カイロでも用意したほうがいいだろう。
小さめの建物かとひと目感じたが、どうして思いのほかの部屋数である。
― 偕楽園(3)に続く ―
→「偕楽園(1)」の記事はこちら
芝前門(しばさきもん)だ。
簡素で鄙びた感じが実にいい。偕楽園にはそんな門が多い。
門を通り抜けると、左手に「好文亭」がある。ここだけが有料であるが、190円
と格安だ。
まだ松の内なのだろう、門松が飾ってある。
「好文亭」の名前の由来は、晋(しん)の武帝の故事の、
「文を好めば則ち梅開き、学を廃すれば則ち梅開かず」
により、梅の異名を「好文木(こうぶんぼく)」といったことから命名された
そうだ。
(なんと、建物まで梅つながりだったとは。ふうむぅ・・・梅は別名「好文木」と
いうのか。なんか勉強になるなあ)
亭につづく道端に、赤い見事な椿が咲いていた。
二層三階の好文亭と北側の奥御殿から構成されていて、一般に全体を総称して
「好文亭」と呼ぶ。
1945年に空襲で焼失し、1958年復元されたのだが1969年に落雷で再度焼失し、
1972年にふたたび復元された。なんでも、二度目の落雷火災は避雷針の予算要求が
認められなかった直後であったそうである。皮肉な話といえる。
靴を脱いで備え付けのビニール袋にいれて、持ち歩いて細い順路を進む。
板の間は冬そのものに冷え切っていて、その冷たさは靴下をなんなく通して身体
を這い上がってくる。梅まつりなど冬季にここを訪れるなら、相当厚い靴下か簡易
カイロでも用意したほうがいいだろう。
小さめの建物かとひと目感じたが、どうして思いのほかの部屋数である。
― 偕楽園(3)に続く ―
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