温泉クンの旅日記

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偕楽園(2) 茨城・水戸

2009-02-11 | ぶらり・フォト・エッセイ
  <偕楽園 (2)>

 芝前門(しばさきもん)だ。



 簡素で鄙びた感じが実にいい。偕楽園にはそんな門が多い。

 門を通り抜けると、左手に「好文亭」がある。ここだけが有料であるが、190円
と格安だ。
 まだ松の内なのだろう、門松が飾ってある。



「好文亭」の名前の由来は、晋(しん)の武帝の故事の、
  「文を好めば則ち梅開き、学を廃すれば則ち梅開かず」
 により、梅の異名を「好文木(こうぶんぼく)」といったことから命名された
そうだ。



(なんと、建物まで梅つながりだったとは。ふうむぅ・・・梅は別名「好文木」と
いうのか。なんか勉強になるなあ)

 亭につづく道端に、赤い見事な椿が咲いていた。



 二層三階の好文亭と北側の奥御殿から構成されていて、一般に全体を総称して
「好文亭」と呼ぶ。



 1945年に空襲で焼失し、1958年復元されたのだが1969年に落雷で再度焼失し、
1972年にふたたび復元された。なんでも、二度目の落雷火災は避雷針の予算要求が
認められなかった直後であったそうである。皮肉な話といえる。

 靴を脱いで備え付けのビニール袋にいれて、持ち歩いて細い順路を進む。



 板の間は冬そのものに冷え切っていて、その冷たさは靴下をなんなく通して身体
を這い上がってくる。梅まつりなど冬季にここを訪れるなら、相当厚い靴下か簡易
カイロでも用意したほうがいいだろう。





 小さめの建物かとひと目感じたが、どうして思いのほかの部屋数である。




  ― 偕楽園(3)に続く ―

  →「偕楽園(1)」の記事はこちら

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