<読んだ本 2016年3月>
日比谷公会堂のカフェを出て、腕時計をみると映画の開始時間まであまり時間がない。速足で新橋まで歩き、駅の地下にある「直久」のラーメンで軽い昼メシをとることにした。
久しぶりに行ったら場所が移転しており綺麗に店も改装されて値段も百円くらい高くなっていた。
でも食べてみると、もともと完成度が高水準なのがさらに進化していてかなり満足できた。チャーシューも珍しく食べてしまう。知る人ぞ知る、さすが百年を超す老舗の味だ。
新橋から<ゆりかもめ>でお台場に移動して、ロングランも四カ月に入り上映を打切る映画館が出始めた「スターウォーズ」を観たのだった。
ここ以外の館ではだいたい夜の最終回の上映時間ばかりだったのだ。
ブログにはしないがわたしは映画もけっこう観る。ちなみに、2015年で一番面白かった映画は「キングスマン」という映画だった。映画館で二度足を運んでしまったくらい。いずれBSとかで放送したら観ることをお勧めする。
今月食べたもののなかで、ふたつハマってしまったものがある。
まずは、アヒージョ。
いままで食べたアヒージョはいったいなんだったんだろうと思うくらい、海老がプリプリ、茸がシャキッとした、なんとも絶品な味わいだった。
これに似合うのは水割りなどダメで、より強い酒だ。思わずメニューをみて日本酒を注文してしまった。厳選した新鮮なオリーブオイルと鷹の爪、大蒜を使い、具材たちの下ごしらえがすべて完璧だった。
もうひとつは初めて入った居酒屋で、なんだろうと思って注文した「紅しょうがの天ぷら」。
紅しょうが嫌いなら思わずドン引く、オンリー紅しょうがの直球ズバババーン、だ。
うひょォ~、ははは、嬉しい限りである。テンションMAX!(←ホント変わってる)
ビジュアルが似てるけど「ピグモン」じゃないからね。これ、わたしの場合ですが酒のつまみにバッチリなりました。
なにしろ、お好み焼きのストレートな生地を薄くクルクル伸ばして紅ショウガだけをぱらぱら載せて焼いたシンプルなものを、ときたまおつまみにしているわたしですので。
さて、3月に読んだ本ですが今月も先月に引き続きの7冊、累計で21冊でした。
1. ◎第三の銃弾 下 スティーヴン・ハンター 扶桑社ミステリー
2.○布石 吉原裏同心十三 佐伯泰英 光文社文庫
3. ○ハバナの男たち 上 スティーヴン・ハンター 扶桑社ミステリー
4. ○ハバナの男たち 下 スティーヴン・ハンター 扶桑社ミステリー
5. ○決着 吉原裏同心十四 佐伯泰英 光文社文庫
6. ○悪徳の都 上 スティーヴン・ハンター 扶桑社ミステリー
7. ○悪徳の都 下 スティーヴン・ハンター 扶桑社ミステリー
スナイパーである主人公は常に冷静沈着である。
『彼はなにも語らず、つねに冷静で、切り札を胸に秘めつつ、いつでもなめらかに行動に移れそうなようすで、
あらゆることを平然と観察しているように見えた。あの沈着さがスナイパーに特有なものであることは、
だれでも容易に察しがついただろう。スナイパーには注意深さと、観察や忍耐の才が必要だからだ。』
スティーヴン・ハンター著「第三の銃弾」下巻 扶桑社ミステリーより
いつも能天気でのん気なネコみたいなわたしなどは、心して見習わなければなるまい。
『「黒人がこの病院にはいることは許されません。それがルールなんです」そういったのは、
この病院の夜勤婦長を務める眼鏡をかけた大柄な女性で、その顔はかたくこわばり、自分の帝国を守ろう
とするかのように胸にこぶしをあてがっていた。
「それは昨日までのことだね。いまは新しいルールになってるんだ」
「どなたがそんな決定をされましたの?」
「わたしに決まっているじゃないか」
「あなたにそんな権利はありません」
「そういう意味のないルールのせいで、わたしの妻と子を死なせるわけにはいかないし、そんなルールは
いずれだれかがやってきて、たった一日で打ち壊される運命でしかなかったんだ。これがその日で、
そのだれかはわたしというわけだ」
「保安官を呼ばなくてはいけなくなりますよ」
「だれでも好きに呼んでくれてけっこう。とにかく、この医師はわたしの妻を助けてくれることになっていて、
大事なのはその点なんだ。そこをどいてくれたら感謝するが、そうでなかったらいやおうなく
わたしがどかせることになるし、あなたもそうなるのはまったく気に入らんでしょう。さあ、これが最後だよ、
看護婦さん。そこをどいて、道をあけてくれ」』
スティーヴン・ハンター著「悪徳の都」下巻 扶桑社ミステリーより
主人公のスワガ―は、こうと決めたら梃子でも動かせん男なのだ。
→「日比谷、アーカイブカフェでサッチモ」の記事はこちら
→「読んだ本 2016年2月」の記事はこちら
日比谷公会堂のカフェを出て、腕時計をみると映画の開始時間まであまり時間がない。速足で新橋まで歩き、駅の地下にある「直久」のラーメンで軽い昼メシをとることにした。
久しぶりに行ったら場所が移転しており綺麗に店も改装されて値段も百円くらい高くなっていた。
でも食べてみると、もともと完成度が高水準なのがさらに進化していてかなり満足できた。チャーシューも珍しく食べてしまう。知る人ぞ知る、さすが百年を超す老舗の味だ。
新橋から<ゆりかもめ>でお台場に移動して、ロングランも四カ月に入り上映を打切る映画館が出始めた「スターウォーズ」を観たのだった。
ここ以外の館ではだいたい夜の最終回の上映時間ばかりだったのだ。
ブログにはしないがわたしは映画もけっこう観る。ちなみに、2015年で一番面白かった映画は「キングスマン」という映画だった。映画館で二度足を運んでしまったくらい。いずれBSとかで放送したら観ることをお勧めする。
今月食べたもののなかで、ふたつハマってしまったものがある。
まずは、アヒージョ。
いままで食べたアヒージョはいったいなんだったんだろうと思うくらい、海老がプリプリ、茸がシャキッとした、なんとも絶品な味わいだった。
これに似合うのは水割りなどダメで、より強い酒だ。思わずメニューをみて日本酒を注文してしまった。厳選した新鮮なオリーブオイルと鷹の爪、大蒜を使い、具材たちの下ごしらえがすべて完璧だった。
もうひとつは初めて入った居酒屋で、なんだろうと思って注文した「紅しょうがの天ぷら」。
紅しょうが嫌いなら思わずドン引く、オンリー紅しょうがの直球ズバババーン、だ。
うひょォ~、ははは、嬉しい限りである。テンションMAX!(←ホント変わってる)
ビジュアルが似てるけど「ピグモン」じゃないからね。これ、わたしの場合ですが酒のつまみにバッチリなりました。
なにしろ、お好み焼きのストレートな生地を薄くクルクル伸ばして紅ショウガだけをぱらぱら載せて焼いたシンプルなものを、ときたまおつまみにしているわたしですので。
さて、3月に読んだ本ですが今月も先月に引き続きの7冊、累計で21冊でした。
1. ◎第三の銃弾 下 スティーヴン・ハンター 扶桑社ミステリー
2.○布石 吉原裏同心十三 佐伯泰英 光文社文庫
3. ○ハバナの男たち 上 スティーヴン・ハンター 扶桑社ミステリー
4. ○ハバナの男たち 下 スティーヴン・ハンター 扶桑社ミステリー
5. ○決着 吉原裏同心十四 佐伯泰英 光文社文庫
6. ○悪徳の都 上 スティーヴン・ハンター 扶桑社ミステリー
7. ○悪徳の都 下 スティーヴン・ハンター 扶桑社ミステリー
スナイパーである主人公は常に冷静沈着である。
『彼はなにも語らず、つねに冷静で、切り札を胸に秘めつつ、いつでもなめらかに行動に移れそうなようすで、
あらゆることを平然と観察しているように見えた。あの沈着さがスナイパーに特有なものであることは、
だれでも容易に察しがついただろう。スナイパーには注意深さと、観察や忍耐の才が必要だからだ。』
スティーヴン・ハンター著「第三の銃弾」下巻 扶桑社ミステリーより
いつも能天気でのん気なネコみたいなわたしなどは、心して見習わなければなるまい。
『「黒人がこの病院にはいることは許されません。それがルールなんです」そういったのは、
この病院の夜勤婦長を務める眼鏡をかけた大柄な女性で、その顔はかたくこわばり、自分の帝国を守ろう
とするかのように胸にこぶしをあてがっていた。
「それは昨日までのことだね。いまは新しいルールになってるんだ」
「どなたがそんな決定をされましたの?」
「わたしに決まっているじゃないか」
「あなたにそんな権利はありません」
「そういう意味のないルールのせいで、わたしの妻と子を死なせるわけにはいかないし、そんなルールは
いずれだれかがやってきて、たった一日で打ち壊される運命でしかなかったんだ。これがその日で、
そのだれかはわたしというわけだ」
「保安官を呼ばなくてはいけなくなりますよ」
「だれでも好きに呼んでくれてけっこう。とにかく、この医師はわたしの妻を助けてくれることになっていて、
大事なのはその点なんだ。そこをどいてくれたら感謝するが、そうでなかったらいやおうなく
わたしがどかせることになるし、あなたもそうなるのはまったく気に入らんでしょう。さあ、これが最後だよ、
看護婦さん。そこをどいて、道をあけてくれ」』
スティーヴン・ハンター著「悪徳の都」下巻 扶桑社ミステリーより
主人公のスワガ―は、こうと決めたら梃子でも動かせん男なのだ。
→「日比谷、アーカイブカフェでサッチモ」の記事はこちら
→「読んだ本 2016年2月」の記事はこちら
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます