<高山のみたらしだんご>
高山のみたらしだんごがまたまた最高に旨い。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/30/05738396786b8332d9c28f72597eadd0.jpg)
酒飲みでも食べられる。つまみにもできる、は言い過ぎか。ラーメンとみたらし
だんごを比べると甲乙まったく付けられないわたしである。
みたらしだんごは、全国で甘いたれが主流だが、飛騨は醤油味である。どちらか
というと醤油餅といった感じだ。この匂いを嗅いだらなにしろ食べないわけにはい
かない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/ce/19c360bc9dbf334899ee4c35a9db7a3e.jpg)
ところで、いまでこそいつでも餅が食べられるが、その昔、餅を食べるといえば
正月と決まっていた。
暮れに、ちん餅とかのし餅とかを「去年は三枚で足りたが子どもも大きくなった
から今回は四枚頼んどこうか」などと両親が相談していたりしていた。
届けられた大きな四角い餅を包丁で正確に切り分けて、正月を迎え、雑煮や焼餅
にして食べた。
正月も終わりそうになってくると、残った餅や鏡餅の固くなったのを打ち叩いて
破片状にして油で揚げて塩をふっておやつにした。揚げ餅である。
俗に「餅は乞食に焼かせろ、魚は大名に焼かせろ」という。
乞食は空腹ゆえ早く食べたいとあせって何度も裏返すので、あまり焦げずにうま
く焼ける。大名はおっとりゆっくりと魚を焼くのでこちらもうまく焼ける、とい
う。
雑煮も好きだが、醤油二度付けの焼餅がなんともうまい。
わたしは餅が好きだから乞食のように焼くのだ。うまくこんがり焼き色がついた
餅に、醤油をつけて時間少なめでわりとしっかり両面を焼き、さらに醤油をつけて
軽めに両面焼きする。醤油が香ばしくしみておいしい焼餅ができあがる。
飛騨のみたらしだんごは、まさに醤油二度付けの焼餅とそっくりで、香ばしい
ことこのうえない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/54/2e2bade391a6ab4b86dbf8f6e08159eb.jpg)
だんごは米の粉を蒸してこねて造る。杵でついてからこねると餅のように粘りが
でる。使う米の粉のきめが細かいと溜まり醤油がしみこんで、さくさくした歯ごた
えだが不思議と餅の味がするのである。
ただし、だんごの製法と焼きの技からくるのだろう、店により若干の味の差がで
る。
まずは、鍛冶橋のたもとの行列のできるおばあちゃんの屋台で二、三本。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/c5/ccd7fa6138e12647f480de56e33caaf3.jpg)
次に古い町並みの中間にあるだんご屋で二、三本食べるのだ。
だんごを食べたら「手風琴」でアイスコーヒーでも飲んで、「もう一杯『やよ
い』のラーメンを食べられるだろうか」などと結構真剣に考えながら、ラーメンと
だんごで香ばしい醤油だらけになった口や舌を休ませるのである。
→ 高山ラーメンの記事はこちら
高山のみたらしだんごがまたまた最高に旨い。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/04/30/05738396786b8332d9c28f72597eadd0.jpg)
酒飲みでも食べられる。つまみにもできる、は言い過ぎか。ラーメンとみたらし
だんごを比べると甲乙まったく付けられないわたしである。
みたらしだんごは、全国で甘いたれが主流だが、飛騨は醤油味である。どちらか
というと醤油餅といった感じだ。この匂いを嗅いだらなにしろ食べないわけにはい
かない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6f/ce/19c360bc9dbf334899ee4c35a9db7a3e.jpg)
ところで、いまでこそいつでも餅が食べられるが、その昔、餅を食べるといえば
正月と決まっていた。
暮れに、ちん餅とかのし餅とかを「去年は三枚で足りたが子どもも大きくなった
から今回は四枚頼んどこうか」などと両親が相談していたりしていた。
届けられた大きな四角い餅を包丁で正確に切り分けて、正月を迎え、雑煮や焼餅
にして食べた。
正月も終わりそうになってくると、残った餅や鏡餅の固くなったのを打ち叩いて
破片状にして油で揚げて塩をふっておやつにした。揚げ餅である。
俗に「餅は乞食に焼かせろ、魚は大名に焼かせろ」という。
乞食は空腹ゆえ早く食べたいとあせって何度も裏返すので、あまり焦げずにうま
く焼ける。大名はおっとりゆっくりと魚を焼くのでこちらもうまく焼ける、とい
う。
雑煮も好きだが、醤油二度付けの焼餅がなんともうまい。
わたしは餅が好きだから乞食のように焼くのだ。うまくこんがり焼き色がついた
餅に、醤油をつけて時間少なめでわりとしっかり両面を焼き、さらに醤油をつけて
軽めに両面焼きする。醤油が香ばしくしみておいしい焼餅ができあがる。
飛騨のみたらしだんごは、まさに醤油二度付けの焼餅とそっくりで、香ばしい
ことこのうえない。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/54/2e2bade391a6ab4b86dbf8f6e08159eb.jpg)
だんごは米の粉を蒸してこねて造る。杵でついてからこねると餅のように粘りが
でる。使う米の粉のきめが細かいと溜まり醤油がしみこんで、さくさくした歯ごた
えだが不思議と餅の味がするのである。
ただし、だんごの製法と焼きの技からくるのだろう、店により若干の味の差がで
る。
まずは、鍛冶橋のたもとの行列のできるおばあちゃんの屋台で二、三本。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/43/c5/ccd7fa6138e12647f480de56e33caaf3.jpg)
次に古い町並みの中間にあるだんご屋で二、三本食べるのだ。
だんごを食べたら「手風琴」でアイスコーヒーでも飲んで、「もう一杯『やよ
い』のラーメンを食べられるだろうか」などと結構真剣に考えながら、ラーメンと
だんごで香ばしい醤油だらけになった口や舌を休ませるのである。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/71/9b/27b3bca2f8d30041601af30bc0ca791d.jpg)
→ 高山ラーメンの記事はこちら
向こうでは飛騨に行かなくても町のスーパーにもだんごやさんがあります。
月末に実家に帰るのでいっぱい食べて来ます。
仙台でもたま~にイベント会場でお店が出て食べた事があるのですが全く違う味でがっかりしてしまいます。
コメントありがとうございます。
高山にはだんごとラーメンが食べたくて行ってしまうんです。(格好悪いですけどね)
たしかに似て非なるだんごはあちこちにありますが、やっぱり飛騨高山のでないと駄目ですね。
思い出したらまた食べたくなってきました。
とにかく、癖になる食べ物であります。