温泉クンの旅日記

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内子町を歩く(1) 愛媛・内子町

2008-11-09 | ぶらり・フォト・エッセイ
  <内子町を歩く> 

 今回の四国旅で愛媛にいったらぜひ寄ってみたいと思っていたのが内子座であ
る。
 内子町は道後温泉からは四十キロ、車で一時間ほどの距離だ。



 なかなか雰囲気のある、建物だ。
 木造二階建て瓦葺の入母屋造りの建物で、敷地は302坪、 建坪は一階177坪、
二階65坪、計242坪である。
 内子座(うちこざ)は和紙、木蝋や生糸等の生産で経済的にゆとりのある時代
に、大正天皇即位を祝い、地元有志の出資により創建された。



 農閑期に歌舞伎や文楽、後に映画や落語なども演じられた。
 その後老朽化のために取り壊されるところを、町民の熱意で昭和六十年代に復元
されて、現在ではこの「木蝋と白壁の町並み」の核的な存在になっている。



 一階、舞台中央は回り舞台となっており、客席は桝席となっている。
 定員は六百五十名だそうだ。
 


 二階席は桝席にくらべれば、きっと安価だったのだろう。



 農閑期などにお客さんたちがこの客席で演技に笑ったり、感動して泣いたりした
のだろうなあ。わたしも平原綾香ばりに歌がうまければ、この舞台で満員の客を前
に歌ってみたいものである。(ま、無理無理! ないものねだりというものじゃ)
 
 天井は洒落たシャンデリアのような照明器具である。



 奈落には、昔は人力で回り舞台を動かす仕掛けがあったそうだ。いってみたが、
暗くてよくわからなかった。



手前が舞台下の奈落から役者が花道に登場してくる、すっぽんと呼ばれる舞台
装置。

 内子座は、JR内子駅から徒歩でも10分と便利である。
 今日では歌舞伎、文楽のほか、各種講演やまちづくりの会合等に活用されている
ようだ。

  ― 続く ―


  →「道後温泉本館(1)」の記事はこちら
  →「道後温泉本館(2)」の記事はこちら

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