温泉クンの旅日記

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たんげ温泉(2) 群馬・中之条

2008-04-20 | ぶらり・フォト・エッセイ
  <(2)瀬音の湯>

 チェックインして、部屋に通され仲居さんがいなくなると、倍速モードでアッと
いう間に浴衣に着替えた。
 ビニール袋をビリビリ破って取り出したタオルと、煙草セットと鍵とデジカメを
持ち、なにはともあれ温泉である。

 宿泊棟から雰囲気のある回廊を歩いて温泉棟へ向かう。
(ここも前回に来たときには屋根しかなかったな・・・)
 ずいぶん立派になったものだ。

 取り急ぎ、一番奥の総檜作りの「瀬音の湯」へ。



 カルシウム硫酸塩泉。天然源泉100%掛け流し。これはわかるが、その横に、熱交
換による温度調節をしている、入浴に適した温度に保つために加温していま
す・・・。よくわからない説明だ。まあ、いいか。



(ここだ、ここだよ。やっぱり記憶の通りだ)
 浴槽の底には大小の石がゴロゴロと敷き詰められている。



 窓がステンドグラスで眺望がないのがちょっぴり不満だが、ここの浴室が与えて
くれる安らぎは価値あるものだ。窓は朝陽がでたら綺麗だろうから、明日撮ろうと
心に決める。

 聞こえてくるのは、湯口から注がれる温泉の音だけである。



 浴槽のフチには、蟹や蝉や甲虫などの精巧な彫刻がある。



 温泉をかぶり、絶え間なくひとの手に触られてだいぶフォルムが変貌している。
いいかたを変えれば「味」がでてきた、ということか。
 これも前回きたときにはオープンしてまもなかったので、ひとつひとつ彫りが
それは綺麗なものだった。



 脱衣所から外に出たらちょっとした休み処となっていたので、椅子に座り一服す
る。



 眼の前は清冽な小川がながれ、その向こうは山が立ち上がっている。
 小川の水は宿泊棟の手前で広めの滝となって落ちこむ。宿泊棟の内湯からはその
滝がガラス越しだが一望できるようになっている。

   ― (3)に続く ―

 → たんげ温泉(1)の記事はこちら

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