温泉クンの旅日記

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群馬・吾妻、枯葉舞う杜のリゾート(1)

2017-12-10 | ぶらり・フォト・エッセイ
  <群馬・吾妻、枯葉舞う杜のリゾート(1)>

 真田昌幸が築城した上田城がある町を出発して、真田ゆかりの砥石城方面に向かい、真田の庄を経て鳥居峠を越える。
 吾妻川に沿った路を東に、上州の岩櫃(いわびつ)にひたすら車を走らせる。真田一族も往時は上田あるいは砥石から岩櫃まで、馬か歩きで同じルートをとったはずだ。
 路沿いの柿の木が葉をすっかり落としていて、秋の深まりが極まっていることを教えてくれる。



「コニファーいわびつ」は、こちらも真田ゆかりの岩櫃城址にほど近い小高い山の斜面に建てられたリゾートホテルである。





 敷地面積五千六百坪の大自然のなかに建ち、キャンプ場、三面の全天候型テニスコート、野球やサッカーができる天然芝グランウンド、グラウンドゴルフ場、多目的ホール、蕎麦打ち体験ができる創作館、大小会議室など多彩な施設がある。
 駐車場でトリップメータを確認すると、上田からはざっと七十キロ、二時間弱の走行であった。



 フロントのある本館建物は和室と洋室が全二十五室で、奥行きがあり、斜面を利用して昇りの階段状に三階層になっている。



 あてがわれた三階の部屋に荷物を運びこみ、身軽になると周囲を散策してみることにした。
 キャンプ場もあるので山火事などのためだろうか、火の見櫓があった。



 本館三階を出て、斜面をさらにあがったところにはログハウス区画がある。





 五、六名が利用できる広さの、バリアフリーやらペット利用できるものを含めて八棟が散在している。ログハウスまで車で来られるように道もきちんと整備されていた。

「ん!」
 ざざざぁー、という音が静寂を破って突然背後におこり、車かと思って慌てて振り返りながら舗装された道の脇に寄った。



 なんだ、と拍子抜けする。吹き抜けた風が、枝にかろうじてしがみついた無数の枯葉がむしり飛ばされた悲鳴の合唱だった。



 本館一階のほうに坂を下っていく途中、燃えるように紅葉している一角があって思わず足が止まってしまった。




  ― 続く ―


   →「紅葉の上田城(1)」の記事はこちら
   →「紅葉の上田城(2)」の記事はこちら
   →「紅葉の上田城(3)」の記事はこちら


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