温泉クンの旅日記

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ハウステンボス温泉(2) 長崎・佐世保

2010-12-05 | 温泉エッセイ
  <ハウステンボス温泉(2)>

 たっぷり温泉にはいると、部屋に戻って煙草に火を点けて考える。
 温泉成分が濃かったせいか、身体が火照っていて水分を欲しているようだ。それもアルコールがはいっているのが好ましい。



 窓のところに歩き外を眺める。



 別荘地のはるか向こうは、大村湾だ。
 
 さて、今日は一万円以下の格安料金、B&Bであるから、夕飯はない。
 このホテルでの夕飯はさすがにわたしの財布には厳しい。
 ましてやこの時間から高い入場料を払って、ハウステンボスで食事などそんなとんでもない贅沢はできない。
佐世保駅に戻るように来るまで三十分も走れば食事できる手頃な店がみつかるだろうが、それだと、今アルコールの摂取は厳禁だし、食事中でもそうなる。
 いっそ、この素晴らしい景色を観ながら、呑んでしまうか。



 なかなかこういう外国っぽい景色を眺めながら呑む機会などないものなあ。
 よし。決めた。ザックのなかにつまみも非常食もあることだし、そうしよう。
(単に、いま呑みたいっていうだけじゃないの・・・そんな声が聞こえてくるが無視する)
 煙草を灰皿に押しつぶすように消すと、アイスペールとキーを持って、廊下の途中にある無料の氷をとりにいった。



 バスローブに着替えると、テーブルと椅子を窓の傍に寄せてグラスと氷と焼酎、ミネラルウォーター、つまみを並べる。
 テレビを点けて、ボリュームを最小にした。観るつもりはない、時計代わりだ。
 さて、宴の準備完了だ。

 オランダの町並みを再現したテーマパーク「ハウステンボス」は東京ディズニーリゾートとほぼ同じ広さを持っていて、単独のテーマパークとしては日本一の広さだ。1992年に開業したが、リピーターの獲得がうまくいかず、2003年に会社更生法の適用を申請して、いまもまだ再建途上のリゾートである。
 


 外に景色に夕暮れがすこし混ざり始めたようだ。



 高い建物は「ドムトールン」で展望室を備えており、105メートルの高さは佐世保で一番高い。
 ほどなく夕暮れが始まった。



 遠くに来ている・・・感、をすごく感じる。
 みるまに陽が落ちていく。



 完全に暗くなったら、また温泉に行くとしよう。


   ― 続く ―

  →「ハウステンボス温泉(1)」の記事はこちら

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