温泉クンの旅日記

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足立美術館(3) 島根・安来

2016-08-10 | ぶらり・フォト・エッセイ
  <足立美術館(3)>

(喉が渇いたな・・・)





 足立美術館には茶室が二つに、庭に面した喫茶室が二つある。
(やっぱりここは一番、茶室よりは景色のいい喫茶室だろうな・・・)



 池庭に面した喫茶室「大観」と、枯山水庭に面した喫茶室「翠」のどちらにしようか。腹が減っているのなら迷わずに食事ができる「大観」だが、喫茶のみの「翠」に決めた。
 運よく窓際の席に座れた。



 どれも千円とは高いが、景色つきなのでしょうがあるまい。あまりの喉の渇きにジュースを注文した。





 窓際に座って雄大な庭園を独り占めしているようで、なんとも贅沢なひとときがゆっくり楽しめた。



 足立美術館は庭園以外、絵画などの美術品は撮影厳禁、残念ながら観賞のみである。
 北大路魯山人室には、「皆美館」に飾られていたのと同じような花器がたくさんあった。ところどころに掲げてあった魯山人の「名言集」が面白かった。



  『(略)私は世間のみなが働き過ぎると思う一人である。私は世間の人がなぜもっと遊ばないかと思っている。
  画でも字でも、茶事でも雅事でも遊んでよいことはめ世間は働いている。なんでもよいから
  自分の仕事に遊ぶ人が出てこないかと私は待望している。仕事に働く人は不幸だ。(略)』


「仕事に働く人は不幸だ」と言い切るのはとにかく凄いしきつい。いかにも芸術家らしく過激で好戦的、毒を含んだ物言いだが心に残った。


 ところで「横山大観」特別展示室では、数ある名作大作より題名が「夏乃夜」という、竹藪に梟が書かれた絵が一番気に入った。大型の鳥類で梟が特に好きなのは、猫の目が真丸になったときにそっくりだからだ。
 大観の同じ絵を気にいってその梟をシンボルマークにしてしまった商店街があるというから世の中面白い。





 それが何度か行った台東区の「佐竹商店街のシンボルマーク」がそれであったと知って驚いた。

 立派な地下道が新館に続いていて、若手作家の号数の大きい巨大な絵がたくさん展示されていた。



 新館脇には島根の土産を販売している大型店舗があり、たいていの土産をここで調達できるので便利で助かった。



  →「足立美術館(1)」の記事はこちら
  →「足立美術館(2)」の記事はこちら



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