温泉クンの旅日記

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けいちゃん 岐阜・郡上八幡

2010-07-21 | 食べある記
  <けいちゃん>


(けいちゃん・・・いったいなんだろう。どんな料理なんだろう)

 岐阜の関で高速を降り、郡上八幡に向かっていく途中に「けいちゃん」という料理名をあちこちの食堂で見かけた。サービスエリアでも、そういえば見たように思う。
 中華系では「けいちゃんラーメン」なんていうのもあった。
 想像では奄美の鶏飯(けいはん)のように鶏を使った料理で、炒めるの「チャー」が変化したものではないだろうかと考えた。それなら食べられそうだ。



 郡上八幡でとれた料金が手ごろな宿は夕食がついていなかったため、郡上八幡の新町通りにある入りやすそうな店で食べることにした。



 あった。けいちゃん・・・それと郡上焼きなんていうのもあった。
 カウンター五席くらいと、四人掛けが四卓と小上がりがやはり四人掛け、奥に座敷があってそこに十人以上が座れる意外と広い店だ。
 わたし以外には三組くらいの入りである。

 席についてメニューを見つめながら、「けいちゃん」か「郡上焼き」のどちらにしようか悩む。
 酒を呑むならここは迷わず「郡上焼き」だろうが、あとで宿に運転して帰らねばならない。あきらめてご飯ものにするか。
「けいちゃん定食をお願いします」
 あらら、言っちゃった。ひとくち食べて「こりゃダメだ」となったらどうしよう。言ってから心配になる。



 けいちゃん定食が運ばれてきた。
 メインのけいちゃんと小鉢と赤だしがついている。
 恐る恐るひとくち食べた。
 旨い・・・。鶏肉がちょうどよいひとくちサイズで、下味と香辛料が効いている。基本の味は郡上味噌である。
 鶏を使った「ホイコーロー」と思えばわかりやすい。問題なし。ご飯も赤だしも小鉢も美味しい。 
 すいていたこの店だが、一時間もしないうちに超満員になってしまった。


 あとで帰って調べたら、「鶏ちゃん」とか「鶏ちゃん焼き」ともいって、北海道の「ジンギスカン」とか「ちゃんちゃん焼き」がルーツになっているそうで、なるほどそうかと頷けるものがある。岐阜県でも一部の地域である飛騨・美濃地方、下呂・高山・郡上の郷土食だったのだが、現在は特産品としても売り出し中だそうだ。下呂のほうでは醤油味ということである。

 そうそう悩んだ「郡上焼き」・・・郡上ねぎたっぷりの、玉子を使ったふんわりしたお好み焼きだが、これは翌日のランチに試してみた。



 こちらもいい味だが、けっこうなボリュームがあった。



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