温泉クンの旅日記

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松島

2010-07-04 | ぶらり・フォト・エッセイ
  <松島>

 いよいよ松島にいけば、わたしの日本三景の旅も無事に「あがり」である。
 となれば、なにはともあれ前祝いをせねばなるまい。
 途中の塩釜は寿司で有名である。宮城県は気仙沼、石巻、塩釜の寿司を「みやぎ寿司街道」として観光客増大を図っているのだ。
 塩釜の寿司屋を事前に調べてみたら、有名な数店はバカ高いとか横柄だとかの噂もあった。

 道を間違えながらも、料金が一番リーズナブルだった「大寿司」という店に辿り着いた。カウンターと小上がりだけの小体な店である。
 小上がりにあがると、迷わず、特上にぎりを頼む。代金は三千円だが、いつもラーメン、蕎麦、うどんなど安価な昼食が多いのだし、なにしろ祝いである。



 ひさしぶりの豪勢なにぎり寿司だ。
 酢のものと蜆の味噌汁、食後には手作りのデザートがついた。家族だけでやっている店だが味もサービスも良くて大満足だった。

 勘定をしながら、松島までの所要時間を訊くと三十分ほどとのことである。
 しばらく走り海沿いの道に出たら、展望台の表示があったので車を止めて登ってみた。



 松島は実は初めてではないが、中学ころの遠い昔なので初めてと変わらない。

 松島とは、松島湾の内外にある二百六十あまりの島と湾を囲む松島丘陵を含めた地域をいう。松島丘陵の東端が海に達して沈み込んで、山頂が島として残ったという。すべての島には名前がつけられているそうだ。


 
 中央広場にある日本三景碑だ。



 透かし橋を渡って五大堂へ。



 橋げたの隙間から海が見える・・・これは五大堂にいくときには足元を見て気を引き締めるために造られたという。



 吊り橋のようで、高所恐怖症のわたしは下をみるとすくんでしまう。
 堂のなかには、中央に大聖不動明王、東方降三世明王、西方大威徳明王、南方軍荼利明王、北方金剛夜叉明王の五大明王像が安置されている。三十三年に一回開扉されるという秘仏である。



 五大堂から見た出会い橋と福浦島。あの近くに車をとめたのだった。
 堂の周りには観光客が多すぎて写真がとれなかった。



 土産物屋が立ち並ぶ通りを歩くが、意外と岩手の土産物を扱っている店が多い。焼き立ての笹かまぼこを実演販売している店にいったが、休み時間なのかやっていない。

 この地方の大漁祝い唄「斎太郎節(さいたらぶし)」の歌詞に唄われている瑞巌寺だ。

   松島のサヨー 瑞巌寺ほどの 寺もないトエー
   アレワエートソーダ 大漁ダエー



 残念ながら本堂は大修理中なので、ぐるりと散策するだけですませる。
 帰りにまた笹かまぼこの店にいってみたのだが、実演販売は残念ながらしていなかった。


  →「天橋立」の記事はこちら
  →「安芸の宮島」の記事はこちら

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