大きなかぶ農園だより

北海道マオイの丘にある大きなかぶ農園からのお便り・・
※写真はsatosi  

アトピー性皮膚炎

2012-04-15 | 食生活
 アトピーのない子供のほうが珍しいといわれるくらい アレルギー体質の子供がふえています。
大体が生後数ヶ月後から発症して、その後は自然に治っていったものですが、今はいつまで
経っても治らない子供が多く、なかには青年期になってから発症するケースもあります。
 乳児では胸やお腹、背中の皮膚が赤くなり、ジクジクしてひっかくとかさぶたになり、ひどい
かゆみに悩まされます。乳児期になると口のまわり、まぶた、首、ひじ、膝の裏側などに
かゆみの強いブツブツが出ます。
 治療はまず、かゆみを止めることです。ステロイド系の副腎皮質ホルモン剤を使う人が
多いようですが、これは神経を麻痺させ痛みやかゆみを感じさせなくするだけです。
 かゆみや発疹の正体は、内臓に溜まった毒素です。この毒素を溜める酸性体質を改善していかないと、根本治療に
はつまがりません。
 また、異種タンパクである動物性タンパク質がからだに合わないことも大きな原因となっていますから、食べ物で治して
いくしか方法はないのです。ステロイド剤は肝臓障害などの副作用も出ることもありますので、なるべく使わないように
しましょう。
 アトピーの症状には、次の3つがあります。
同じ人でも同時に複数の症状が出ることがありますが、これは、その表皮が作られたときに食べものが関係している
からです。アトピー体質を予防したり改善する食べものや食べ方の基本関しては別に述べます。

① 患部がカサカサしてかゆいとき
  肉、卵、魚の食べすぎが原因です。
  背中やからだの右側に症状かでることが多く、かくと粉をふいたようになって皮膚が割れてきます。 (陽性)
  ● 内用手当て食  果汁や野菜ジュース、どくだみの煎じ汁などを飲みます。食事は陰性のものを多めに。
              あっさりした果物や夏野菜などもおすすめです。
  ● 外用手当て法 患部にしょうが油やどくだみ・よもぎの煎じ汁をぬります。

② 患部がジクジクしてかゆいとき
  砂糖と魚、この両方の食べすぎが原因です。
  ひざの裏、腕の内側、わきなど皮膚の柔らかいところにうみがでて、乾くと黄色くなります。 (陰性)
  ● 内用手当て食  大根おろし汁入り玄米スープやしいたけスープを飲みます。
              食事は陽性食に。塩けのきいたものがよいでしょう。
  ● 外用手当て法 表皮が水っぽいので、栗や松葉を濃く煮出した汁で締めてやります。
              よもぎの煎じ汁もおすすめです

③ 赤い発疹が出るとき
  大豆や卵、牛乳がアレルゲンとなっています
  かいても化膿しませんが、乾くと赤黒くなり、最後に白くなります
  ● 内用手当て食  大根おろし汁入り玄米スープやしいたけスープを。
              食事は中庸食にします。
  ● 外用手当て法 栗や松葉の煮汁を薄めてぬります。
              大根干葉湯、生姜湯も効果的です。大根やきゅうりの輪切りで患部をふいてもよい
                            大森一慧著「からだの自然治癒力をひきだす食事と手当て」より

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