大牟田・オープンシャッター・サロン茶塘

商店街の活性化を目指して、大牟田市新栄町の空き店舗を改装、サロン茶塘が開設された。茶塘や商店街のイベントを紹介します。

炭鉱労役中の恩人捜し、今日桂川町へ

2018年10月12日 04時46分54秒 | 日記
 「太平洋戦争中のフィリピンで旧日本軍の捕虜となり、福岡県桂川町の明治鉱業平山炭鉱で労役に従事した米国人の遺族が、炭坑の監督者だったとみられる『家入荒雄』という男性の行方を捜して」いらっしゃるそうです。「当時、同町に住んでいた家入さんに親切な対応を受けたといい、家族に会って謝意を伝えたい」そうなんです。「12日に同町を訪れる予定だが、有力な手掛かりはなく、日本の支援者が家入さんに関する情報提供を募ってる」とのことです。「米国人は、1985年に74歳で亡くなったウイリアム・ライトさん」です。「(捕虜となったライトさんは1944年)8月に北九州市の門司港に上陸、平山炭鉱に連行された。そこでは掘り出した石炭を運搬する車両などの溶接工を担当。ほかの炭鉱のように日常的な暴力はなく、『民間監督者のほとんどが捕虜を人間として扱った』(息子・ジェームズさんの話)という中で、家入さんに感謝の念が湧いた」そうなんです。「炭鉱で終戦を迎え、ライトさんは帰国。家族に語った捕虜体験はわずかだったが、家入さんの写真や家入さんが書いたとみられる住所と名前のメモを持ち帰り、大切に保管」されていたそうです。「(息子の)ジェームズさんは元捕虜らを対象とした外務省の招聘事業により8日に来日し、15日ごろまで滞在予定」だそうです。「戦争捕虜の調査研究をしているPOW研究会(東京)は『何とか来日中に家族の居場所が分かれば』と捜索を続けている」そうです。「情報提供は古牧さん=090(7530)4741」へ。
(下:2018年10月10日西日本新聞・四宮淳平「元捕虜 炭鉱の恩人捜し【家入荒雄さん】情報求め 米国人遺族12日桂川町へ」より)