椿の実でツバキ油を作っている作業所から、「ツバキの実や、ここで拾えるといった情報を頂ければ助かります」とお願いがあっています。福岡市南区の「精神障害者就労支援事業所<フリースペースみなみ>」は「8年前から、ツバキ油を作って」あります。「「手作りの良さで顧客がついたが、ツバキの実の確保に苦労」されてるとのことです。ツバキ油の製造には「原料の拾集(しゅうしゅう)から製造、瓶詰まで七つの作業があり」、「ほぼ全工程が手作業」だそうです。「集めた種を洗って天日で干す。粉砕機や金づちで殻を割ってむき身にする。不純物を取り除いて手動の圧搾機にかけると黄金色の油が滴り落ちる。むき身1キロにつき400ミリリットル程度。これを濾過(ろか)すれば完成」といった工程だそうです。最近、小型の圧搾機もでき、性能も良くなって、自宅でも手軽に油や香料が作れると聞いたことがありますが~~。「みなみ製のツバキ油は、溶剤を使わずに搾り、香料や着色料を加えないため純度100%」だそうで、「福岡市内の障害者施設が作る商品コンテスト<ときめきセレクション>で11年に金賞を受けた」そうです。「髪や肌の手入れ用として10ミリリットル入りが500円、30ミリリットル入りが1200円(いずれも税込み)で販売」されているそうです。見たことありますか?現在、ツバキの実の拾集時期ですが、近くの椿並木を見ますと8、9月の高温・枯水で実が成熟しないまま枯れたり、台風で吹き飛ばされたりして散っています。どこも椿の実の拾集は大変かと思います。椿の殻の作品材料も手に入れるのが難しいです。ツバキの実の情報がありましたら、ぜひお知らせください。「商品の問い合わせや情報提供は<フリースペースみなみ>☎092-566-3010」にお願いします。
(下:2018年10月10日朝日新聞・宮田富士男「ツバキ油障害者の自立支え 南区の施設利用者 手作りで<黄金色>」純度100%実の拾集に苦労 『情報を』」より)
(下:2018年10月10日朝日新聞・宮田富士男「ツバキ油障害者の自立支え 南区の施設利用者 手作りで<黄金色>」純度100%実の拾集に苦労 『情報を』」より)