大牟田・オープンシャッター・サロン茶塘

商店街の活性化を目指して、大牟田市新栄町の空き店舗を改装、サロン茶塘が開設された。茶塘や商店街のイベントを紹介します。

タンクの汚染水(福島第1原発)、浄化後も放出基準値超え

2018年10月17日 05時47分24秒 | 日記
 「東京電力は(9月)28日、福島第1原発のタンクにたまる汚染水について、浄化したはずの約89万トンのうち、8割超に当たる約75万トンが放射性物質の放出基準値を上回っていたことを明らかにし」ました。「一部のタンクの汚染水から、ストロンチウム90が基準値の約2万倍にあたる1リットルあたり約60万ベクレルの濃度で検出されて」いたのです。「ストロンチウム90は半減期が約29年と長く、人体では骨にたまりやす性質がある」そうで怖いです。「基準値を超えた原因について、東電は、2013年度に起きたALPS(多核種除去設備)の不具合で、高濃度の汚染水が処理しきれずに混入したことや、放射性物質を取り除く吸着材の交換が遅れたことなどを挙げている」とのことです。「今後、吸着材の交換時期を見直すなど対応を検討する」そうですが、「今後も基準超えの放射性物質が検出される可能性は否定できないと認めた」とのことです。更に問題と思われるのは「東電は、こうした測定値をホームページで公表していたが、積極的には説明してこなかった」ことです。こうした事態は汚染タンクの汚染を海に放出したいとのことで「経産省が8月末に開いた住民向けの公聴会がきっけかけ」で問題になりました。「公聴会直前の報道や住民側の指摘がなければ、今回の汚染水の分析結果は埋もれたままだったかもしれない」との事です。海は世界につながっています。同じようにホームページは世界に開かれた窓です。世界に対して説明責任も生まれます。もっとさかのぼれば「『(汚染水)はコントロールされている』とし、東京五輪に向け問題を矮小化してきた経済産業省の責任も重い」と新聞は指摘されています。東京五輪の黒い影にならないよう願います。
(下:2018年9月29日朝日新聞・小川裕介、石塚広志「汚染水浄化後も基準超え 福島第一 タンク内の8割超」<解説>欄・編集委員・大月規義、川原千夏子「汚染水基準超 遅れた公表 東電、処理法見直し必要」より)