大牟田・オープンシャッター・サロン茶塘

商店街の活性化を目指して、大牟田市新栄町の空き店舗を改装、サロン茶塘が開設された。茶塘や商店街のイベントを紹介します。

分解されるプラスチックとは?

2018年12月06日 05時38分24秒 | 日記
  プラスチックごみが大きな社会問題になっていますが、「 植物を原料とし、土にかえるプラスチック」=「生分解性プラスチック」というのがあるそうです。この「生分解性プラスチックは堆肥に入れると、微生物によって、水と二酸化炭素に分解され」るそうです。新聞で注目されているのは「生分解性プラスチックの一種」である《ポリ乳酸》で、「トウモロコシなどのでんぷんを原料」としています。「そのポリ乳酸を食器などに加工する技術」が開発されていたのです。開発されたのは「技術コンサルタントの小松道男さん(55)」で「政府主催の<ものづくり日本大賞>で、ことしの最高賞に選ばれた」方だそうです。すごい⤴⤴
実は「ポリ乳酸は、目新しい素材ではな」く、その「最大の課題は、加工の難しさ」にありました。「普通のプラスチックが冷えると徐々に固まるのに対し、食器に使いたいポリ乳酸は、一定の温度で一気に縮」み、「金型にくっつきやすく、加工が難しかった」そうで、研究を重ね「新しい加工方法を編み出」されたのです。
「日米欧などで38の特許を取得」され、「乳児用食器セットiiwan(イイワン)」として販売されているそうです。「ポリ乳酸の残る課題にはコストや耐熱性がある」そうで、研究開発は続きます。小松道男さんは「新たなパートナー企業を探」されていて、「技術の生かし方を、一緒に考えてくれるとうれしい」と話されています。「分解されると水と二酸化炭素になる」なら、水がない砂漠の緑化に活かせないでしょうか?
(下:2018年12月1日朝日新聞-小泉弘樹 「プラごみ解決へ新技術 土にかえる素材 器に加工」より)