「海藻は光合成で二酸化炭素(CO2)を吸収、枯れるとCO2を吸収したまま地中に埋没する」そうです。
「2009年の国連環境計画の報告書で、海藻が吸収する炭素を指して」、「【ブルーカーボン】と命名され」、「新たなCO2削減対策として世界的に注目されている」そうです。〜海藻はみそ汁やうどんにちょっと足したら美味しいです。髪に良い、甲状腺に必要なヨードの素になるというぐらいは知ってましたが、地球温暖化にも貢献していたんですね。
「政府は、全国の沿岸で見られる海藻が吸収する二酸化炭素(CO2)の量について、ドローンを用いた本格調査結果に乗り出す」そうです。「詳細な吸収量を算定した上で、2030年度の温室効果ガス排出量を13年度比で46%削減する政府目標に反映させたい考えだ」そうです。今後は「藻場をデータベース化して継続的にデータを更新することや、算定方法に対する科学的裏付けが課題となっており、環境省や国土交通省などが検討を急いでいる」そうです。「海外では米国とオーストラリアがCO2吸収量算定の仕組みを確立させている」とのことです。
「海藻は温暖化対策に役に立つと期待されるだけでなく、水質浄化などの効果もある」そうです。「海洋国の日本国内では、防波堤近くに藻場を整備したり、波消しブロックを海藻が住みやすい構造にしたりするといった工夫のほか、港内の人工干潟に形成された海藻の保全に取り組んでいる地域がある」そうで、「国交省はこうした事例を全国に広げたい考え」だそうです。「まず先導的な地域を募り、国は、港を管理する自治体と市民団体、NPOなどを相互に仲介する」そうです。「企業も参加し、削減しきれなかったCO2排出量を、海藻によるCO2吸収枠を買い取って埋め合わせることを想定。代金は藻場の保全などに充てる」とのことです。〜海藻に大変な役割が課せられることになりました。
(下:2023年3月8日 西日本新聞「海藻のCO2吸収 本格調査 政府 専用ドローン開発 温暖化対策に反映」より)
西日本新聞の九州食紀行〈海ごはん 山ごはん〉欄で大牟田の櫟野(いちの)地区「てんとうむし工房」の《ふなやき》が紹介されました。
「てんとうむし工房」の由来は「7人で立ち上げたので七星てんとうむし」とのことで、「『農業の楽しさや大切さを伝えたい』と農業体験や食育の活動を中心に20年」とのことです。「工房で作る自家製野菜たっぷりのお弁当や惣菜も人気」だそうです。が、この記事で紹介されたのは《ふなやき》でした。「《ふなやき》は《十銭だご》とも呼ばれ、福岡県筑後地域では昔から親しまれているおやつだ」そうです。〜そうそう、子ども時代のおやつでした!
実際に作り方が教えられます。
まず薄力粉で丸いクレープを作って、つぎに具材を挟み、4つ折して扇形にします。
今回、紹介された具材は①ちくわの薄切り、とろろ昆布、かつお節小口ネギ+お醤油をてれてれっとかける②昔ながらの黒砂糖③小豆餡と生クリームの3種です。〜①や②は懐かしい味ですね。高菜漬けやゆで卵など、ほかにもアイディアでいろいろ増えそうです。昔のおやつは甘いスウィーツだけではなかったんですね。
出来上った《ふなやき》は「ちょっとハイカラに盛り付けお茶会スタート」となります。「『ふなやきは食べるのも楽しいけど、作るのが楽しいね』と、アツアツをほうばりながらうなずき合」ったそうです。
「人と人が会って、みんなでわいわい話しながら食べる機会が減っている今こそ、子どもたちと一緒に作りたい。どこにでも行って教えますよ!」と《ふなやき》のアッピールです。〜良いですね!《ふなやき》イベント、ありそうでなかったですね。
(下:2023年3月8日 西日本新聞-九州食紀行〈海ごはん 山ごはん〉欄 森千鶴子「《ふなやき》福岡県大牟田市 今こそ、一緒に作りたい」より)
「パナソニックホールディングスが現地の企業と開発したハイテク養老タウン」が注目されています。
「中国では、日本を上回るペースで少子化高齢化が進んでいる」そうです。「全人口に占める60歳以上の高齢者の比率は昨年末で19・8%を超え、高齢者人口が4億人に達する見通し」だそうで、さらに、「昨年末に14億人超の人口が61年ぶりに減少に転じた」とのことです。
「今回の全人代や政協では、高齢者福祉を充実させるための政府の機構改革をはじめ、高齢者向けリハビリ医療施設拡充や遠隔医療の医療保険適用、介護士の待遇改善などが提案されている」そうです。
そうした中、「中国東部の江蘇省宜興(ぎこう)市では、パナソニックホールディングス(HD)が現地企業と共同開発した高齢者向け居住区が完成。この分野での日中連携に期待も高まっている」そうです。
「『高齢化問題が深刻な日本で培った20年余りの経験を中国に持ってきた』。2月下旬、豊かな自然に囲まれた居住区【雅達・松下社区】の街開き式典で中国・北東アジア総代表を務める本間哲朗パナソニックHD副社長は力を込め」話されたそうです。
【雅達・松下社区】は「中国で養老事業などを展開する雅達国際HDと〈松下〉というパナソニックHDのブランド名を冠した異例の居住区だ」とのことで、「総敷地面積は約30万平方メートルで、マンションと一戸建の全1170戸」あるそうです。「100種類の超の同社製の建材やバリアフリー設備、家電などを導入した住宅が集」まっているそうです。
「健康状態を確認できるトイレや、睡眠時のデータを基に照明や空調を人工知能(AI)が調整するシステムを設置」されているそうです。「『高齢者の安全や健康にこだわった養老タウン。睡眠時のデータなどの利用に抵抗感が薄い中国ならではで、日本ではまだここまでは実現できていない』」(同社)そうです。「地元政府関係者は『高齢者福祉の理念や技術が中国より進んでいる日本に学びたい。外資の拡大も中国経済の発展に欠かせない』と話」されたそうです。「この日の式典に出席した垂秀夫駐中国日本大使も『日中共通の課題への取り組みで、高く評価されるべきだ』と期待を」表明されたそうです。「パナソニックHDは河北省や上海市、湖北省や山東省など12カ所でも同様の事業を展開する」とのことです。〜中国の人口や経済問題はゼロコロナ策もあいまって悪化し、マンションの不良債権化が顕在しているなど、報じられています。そういう問題は大丈夫でしょうか?
(下:2023年3月7日 西日本新聞-江蘇省宜興で坂本信博「中国養老街に日本の知恵 パナ現地で共同開発 健康状態トイレで確認 睡眠データで証明調整」より)
「間伐した竹で作った【竹あかり】で矢部川を照らす催しが3月4日、福岡県みやま市瀬高町の中ノ島公園近くで始まり、河川敷が幻想的な光に包まれた」そうです。〜【竹あかり】って大牟田だけではなかった〜です。
「市民有志の実行委員会が昨年から開催」されているそうで、「竹あかりと演出を手掛ける〈ちかけんプロダクツ〉(熊本県南関町)が監修して、約200本の竹に発光ダイオード(LED)の電球を埋め込んで光のトンネルや灯籠などを組み上げた」とのことです。〜写真にもありますが、竹あかりのトンネルってきれいでしょうね!
「来場者は竹あかりを背景に撮影し、音楽や飲食を楽しんだ」そうです。〜夜店も出たのでしょうか?
(下:2023年3月5日 西日本新聞〈超短波〉欄より)
「高原性鳥インフルエンザの流行で鶏卵価格が高騰している」そうです。〜実際にショッピング・モールのレシートを見ると、3月5日10個パックで248円だったものが、3月10日には350円となっています。
「卵卸売り大手〈JA全農たまご〉(東京都)が公表する相場では、九州エリアの市場での標準取引価格(Mサイズ)は8日時点で1キロ当たり345円で、2022年3月(189円)の約1・8倍に急騰」し、「23年3月に入っても福岡市の養鶏場などでは鳥インフルエンザで採卵鶏が殺処分されており、『供給量が元に戻るのは早くても今秋以降だろう』(鶏卵業界関係者)と」のことです。〜どうして今秋以降になるのでしょうか?
「養鶏場の防疫措置が終わった後、ヒヨコの育成などで鶏卵を供給できるようになるまでは通常約半年かかるとされ、鶏卵の高騰は避けられない状況」だそうです。〜そうなんだ!卵からヒヨコが生まれて、鶏になって卵を産むようになるまでの期間が必要なんですね。
家庭の主婦だけでなく、「鶏卵を使う食品業者からは価格高騰や鶏卵不足に悲鳴が上がって」いるそうです。〜ケーキやお菓子も高くなる?ひえ~!(悲鳴です)
(下:2023年3月10日 毎日新聞-松田栄二郎「鶏卵高値 『秋以降も』 鳥インフル 昨年の1・8倍 食品業者から悲鳴」より)