面白そうな仕事・プラントハンターを観て

2015-03-29 08:50:08 | タナカ君的日常
 昨夜のNHKスペシャルの番組「プラントハンター」の主人公・西畠清順氏。 30代前半でチョイと見すると笑顔がプロ野球のイチロー選手に似ている人物だった。 実家は言ってみれば造園業者。 そこで生まれ育った彼は家業の発展形として地球をまたにかけ、オリーブの古樹や、バオバブに似ているが刺で鎧われ、やや小振りなボトルツリー等、 大きく珍しい樹木を日本に持ち込んで、造園の素材にしているのだ。

 番組はタスマニアに出向いてのボトルツリーの選定、 搬出前の根回しならぬ根切り、 切断箇所からの腐りを防ぐ防腐処理、不安を感じつつの日本で到着を待つ間の時間、そんな場面をつないで見せてくれていたが、 彼の木登り、樹上での手挽き鋸での枝の切断作業などの場面を見て「いいな~、楽しそうだな~」、生まれ変わるなんてことは無いと想いつつも「生まれ変わったら、あんな仕事で暮らしてみたい」と想いましたよ。

 しかし、 何の迷いも無さそうにボトルツリーの巨大な根を切断したり、 葉を茂らせた枝を随分と大胆に切除したり、 移植するための必要最小条件を知り尽くしているからこそ出来るんでしょうね。 そして「俺には、そんな知識が全く無い!」と思ったり。 当初予定の船便での日本への搬入から航空便への千万円オーダーの運賃アップを伴う変更に対する決断場面をみたりすると、 「肝の小さな俺には向かない仕事」と思ったり。 << 「オイオイ、次の世でも今の性格を引き継ぐ積もりか?」と考えたり。

 結局、俺は木登りして枝を切ったり、 周辺に被害を与えない範囲で樹木を切り倒したり、そんな作業での楽しみで満足するしか無いのかも。    
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