10/9(土)
決行当日の朝が来ました。
前日からホテル内のパソコンで天気予報をチェックしていましたが
降水量 1mm
これなら行けそうか? 雨が平気な人なら傘をささなくても済むくらいの量です。
リュックの中身はすべてポリ袋に入れて、いつになく素早く支度をして外に出ました。

見上げた空はこんなだし、雨もとても1mmとは思えないほどの降りになってきました。
<う~ん やっぱり無理かなあ
>
1度でも走ったことのある道なら想像がつくけど、未知の行き先はそれでなくても
不安なのにこの雨、考えれば考えるほどマイナス思考になってきます。
「無理だね こうなったら車でコースを走ってみるしかないよ」
まさに大誤算です。
いくら雨男が一緒だからってそのせいにするわけにも行きません。
予定では、このホテルに車を置いて、最小限の荷物だけ背負ってちょうど反対側
中間地点くらいの”近江舞子”の民宿まで走り、翌日瀬田の唐橋方面に向かって
再び彦根のホテルに戻るはずでした。
まあ人生、こんなこともあるさ、こうなったらあきらめが肝心
走るはずだった
道を車の中からうらめしく見ながら長浜方面に向かいました



この道を走っている自分たちを想像しながら、ここはこうだね、ああだねなんて適当なことを言いながら、
あまりの激しい雨に断念して正解だったとようやくあきらめがついた頃でした。
その間も琵琶湖はずっと視界から消えません。
日本一はわかっていてもこの辺りでは湖というより海、強い風のせいで岸に打ち寄せる波が
勘違いの原因かもしれません。
そろそろ長浜です。
長浜にも有名な”長浜城”があります。

豊臣秀吉が羽柴秀吉だった頃、浅井長政攻めの功績で信長から領土を拝し、
その地に築城した歴史上重要な城です。
現在の城は、1983年に再建され”市立長浜城歴史博物館”として公開されています。

周辺の公園も整備され、市民の憩いの場所になっているのでしょう。

琵琶湖が目の前にあると言うだけで十分です。

太閤にになる前に、ここから琵琶湖を眺めながら<いつかは天下を
>とでも
思っていたのでしょうか。
その通りになったことは周知の事実ですが

来年のNHK大河は『お江』
父浅井長政 母お市 浅井三姉妹の末娘に来年はスポットが当たります
お市の方の娘ということは、伯父は織田信長であり、姉は、あの秀吉の妻?淀殿
当然ここ長浜が舞台となることでしょうから集客力もアップ
地元も大きな期待をかけていることと思います。
そう言えば私ってこのところブームになる前にその場所に行ってますね
一昨年は龍馬伝の高知県、去年はゲゲゲの境港、そして今回は長浜・・
流行の先取り?ってわけじゃないんですけどね。 偶然にも、です。
長浜の市街に行ってみました。
大好きな古い町並みがあるそうです。









このころには小雨から完全に上がることもあって、少々後悔もしましたが
この日は町中に若い女性の振り袖姿が見られました。
着物のイベントがあったようですが、この空模様では気の毒でなりません。
彼女たちを追っかけて、ちょっとお年を召したカメラ小僧がいっぱい
被写体としては最高ですものね
商店街の一角でランチしました。

『のっぺいうどん』 のっぺい汁のうどん版?

少し体が冷えてきたので温かいおうどんはありがたかったです
店の中はこんな感じ、レトロ感あふれてますね。

長浜は全くの予定外でしたから、こんな素敵な街並みが見られて、これも雨のおかげ
“怪我の功名”かと思ったけど、正確には”災い転じて福となす”ですね。
長浜の町を後にして、サイクリングロード沿いに進みます。
そろそろ地図で言うと、一番てっぺんにさしかかります。
この雨です。


もう笑ってしまうしかないほどの大雨
「連休だから、私たち以外にも走ろうとしてた人いっぱいいるはずよね」
「でも、みんなあきらめちゃったんだね」
いいお天気ならきっとたくさんの人が走っているはず、ほんとに残念です
って、言ってるその時
いたあ~~~
1組のカップル? 果敢にもこの雨の中レインコートに大きなリュックを背負って
女性が先導です

ただ、後ろの方が危険なので、敢えて男性が後ろを走るということもありますが
「激励してやれ~」って夫が言うから、窓を開けて「がんばって~
」
男性は気付いてくれたようです。
すごいなあ
もう尊敬だよ~
根性だあ~
夫いわく「俺たち根性無しだな
」
でもね、無理
年寄が無理してどうするの
しばらくふがいなさに落ち込んで
「でもこの雨よ~ 絶対無理だって」と自分を自分で慰めながら
出かける前から、「もしも走れなかったら行ってみたい」と雨男さんが言ってた
比叡山に向かいました。
雨はますます激しくなり、奥比叡ドライブウェイは霧で前方がよく見えなかったけど
なんとか延暦寺根本中堂の
に到着
私はなんと47年ぶりの延暦寺です。


47年前、そう中学校の修学旅行でした。
この柱?の横で記念写真撮りました
もちろんモノクロ
で、今回も写してきました。
根本中堂の中で正座させられ、僧侶のお説教を聞いた日が思い出されました。
足がしびれたことしか覚えてませんけど
雨はますます激しくなり、先ほどの二人のことが気になります。
この後、今夜の宿泊先近江舞子の民宿、“舞子屋”に向かいましたが
ここでも驚きと、楽しい出会いが待っていました。
つづく
決行当日の朝が来ました。
前日からホテル内のパソコンで天気予報をチェックしていましたが
降水量 1mm

これなら行けそうか? 雨が平気な人なら傘をささなくても済むくらいの量です。
リュックの中身はすべてポリ袋に入れて、いつになく素早く支度をして外に出ました。

見上げた空はこんなだし、雨もとても1mmとは思えないほどの降りになってきました。
<う~ん やっぱり無理かなあ

1度でも走ったことのある道なら想像がつくけど、未知の行き先はそれでなくても
不安なのにこの雨、考えれば考えるほどマイナス思考になってきます。
「無理だね こうなったら車でコースを走ってみるしかないよ」
まさに大誤算です。
いくら雨男が一緒だからってそのせいにするわけにも行きません。
予定では、このホテルに車を置いて、最小限の荷物だけ背負ってちょうど反対側
中間地点くらいの”近江舞子”の民宿まで走り、翌日瀬田の唐橋方面に向かって
再び彦根のホテルに戻るはずでした。
まあ人生、こんなこともあるさ、こうなったらあきらめが肝心
走るはずだった






この道を走っている自分たちを想像しながら、ここはこうだね、ああだねなんて適当なことを言いながら、
あまりの激しい雨に断念して正解だったとようやくあきらめがついた頃でした。
その間も琵琶湖はずっと視界から消えません。
日本一はわかっていてもこの辺りでは湖というより海、強い風のせいで岸に打ち寄せる波が
勘違いの原因かもしれません。
そろそろ長浜です。
長浜にも有名な”長浜城”があります。

豊臣秀吉が羽柴秀吉だった頃、浅井長政攻めの功績で信長から領土を拝し、
その地に築城した歴史上重要な城です。
現在の城は、1983年に再建され”市立長浜城歴史博物館”として公開されています。

周辺の公園も整備され、市民の憩いの場所になっているのでしょう。

琵琶湖が目の前にあると言うだけで十分です。

太閤にになる前に、ここから琵琶湖を眺めながら<いつかは天下を

思っていたのでしょうか。
その通りになったことは周知の事実ですが

来年のNHK大河は『お江』
父浅井長政 母お市 浅井三姉妹の末娘に来年はスポットが当たります

お市の方の娘ということは、伯父は織田信長であり、姉は、あの秀吉の妻?淀殿
当然ここ長浜が舞台となることでしょうから集客力もアップ

地元も大きな期待をかけていることと思います。
そう言えば私ってこのところブームになる前にその場所に行ってますね

一昨年は龍馬伝の高知県、去年はゲゲゲの境港、そして今回は長浜・・
流行の先取り?ってわけじゃないんですけどね。 偶然にも、です。
長浜の市街に行ってみました。
大好きな古い町並みがあるそうです。









このころには小雨から完全に上がることもあって、少々後悔もしましたが
この日は町中に若い女性の振り袖姿が見られました。
着物のイベントがあったようですが、この空模様では気の毒でなりません。
彼女たちを追っかけて、ちょっとお年を召したカメラ小僧がいっぱい
被写体としては最高ですものね

商店街の一角でランチしました。

『のっぺいうどん』 のっぺい汁のうどん版?

少し体が冷えてきたので温かいおうどんはありがたかったです

店の中はこんな感じ、レトロ感あふれてますね。

長浜は全くの予定外でしたから、こんな素敵な街並みが見られて、これも雨のおかげ
“怪我の功名”かと思ったけど、正確には”災い転じて福となす”ですね。
長浜の町を後にして、サイクリングロード沿いに進みます。
そろそろ地図で言うと、一番てっぺんにさしかかります。
この雨です。


もう笑ってしまうしかないほどの大雨

「連休だから、私たち以外にも走ろうとしてた人いっぱいいるはずよね」
「でも、みんなあきらめちゃったんだね」
いいお天気ならきっとたくさんの人が走っているはず、ほんとに残念です

って、言ってるその時
いたあ~~~

1組のカップル? 果敢にもこの雨の中レインコートに大きなリュックを背負って
女性が先導です


ただ、後ろの方が危険なので、敢えて男性が後ろを走るということもありますが
「激励してやれ~」って夫が言うから、窓を開けて「がんばって~

男性は気付いてくれたようです。
すごいなあ



夫いわく「俺たち根性無しだな

でもね、無理
年寄が無理してどうするの
しばらくふがいなさに落ち込んで

「でもこの雨よ~ 絶対無理だって」と自分を自分で慰めながら
出かける前から、「もしも走れなかったら行ってみたい」と雨男さんが言ってた
比叡山に向かいました。
雨はますます激しくなり、奥比叡ドライブウェイは霧で前方がよく見えなかったけど
なんとか延暦寺根本中堂の

私はなんと47年ぶりの延暦寺です。


47年前、そう中学校の修学旅行でした。
この柱?の横で記念写真撮りました

で、今回も写してきました。
根本中堂の中で正座させられ、僧侶のお説教を聞いた日が思い出されました。
足がしびれたことしか覚えてませんけど

雨はますます激しくなり、先ほどの二人のことが気になります。
この後、今夜の宿泊先近江舞子の民宿、“舞子屋”に向かいましたが
ここでも驚きと、楽しい出会いが待っていました。
つづく