・・・最近、テレビに出ている外人のタレントで、漢字をネタに笑いを取っている人がいる。
彼が云っているのを聞くと、日本語は面白いと思うことがある。
例えば、「首を切る」、こうして漢字だけを見るとすごい言葉ですが、会社を止めさせることを「首を切る」と云う。
命に係わる事ではない事なのに、「首を切る」と云う。
また、お互いの関係を断つことを「手を切る」と云う。
文字通りだと、「手を切る」と云う事は、大変な行為であるが、実はそれほどのことではない。
こんな言葉の言い回しは日本だけではなく、英語を勉強していても、よく出くわす。
振り返って、私は大阪出身だが、大阪弁にも独特の言い回しがある、
その中で商売言葉に「値引く」ことを、「まける」と云う言い方がある、
売る側が損をすることから、売る側からは「負ける」と云ったらしい。
同じ、値引きの意味で、「勉強する」とも云う言い方もある、
この方が、「負ける」より、売る側が、頑張っている感があって、私は好きだった。
テレビなどで、昔の大阪弁などを耳にすると、子どもの頃や家族を、思い出して、懐かしくなる。