ジョギングはシャンパンの味

ジョギング、写真、革クラフト、木工、パンつくり、日本の古代史などを趣味にして楽しんでいます。

水面の泡沫

2018年08月09日 06時00分06秒 | エッセイ

・・・新聞のコラムにこんな話がありました。

   日本の著名な生物学者が、鴨長明の方丈記の冒頭の文章について述べている、「ゆく川の流れは絶えずして、しかも元の水にあらず。よどみに浮かぶうたかたは、かつ消えかつ結びて久しくとどまりたるためしなし」。
   私が彼の文章を読んでの感想を簡単にまとめて書くと「この文章ほど、生命の動的平衡を的確に表した文章はない」と、新聞に書いていた。

   生物学者は、方丈記の内容と異なることを感想として、書いているが、その理由は生物の細胞は物質を合成することより、分解することをを重要視しているらしいことが最近分かってきた事によるとさらに書いている。
   鴨長明は方丈記で、不思議と川面のよどみの泡の消える事を、発生することより、先に文章に書いているからだそうです。
   
   人の考えと云うのは面白い。  同じことを、見方を考えると、面白いことが世の中にこのほかにも、いろいろとありそうです。

コメント
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